練習問題 8 の解答 練習 8.1 つぎの (1) いて の中に当てはまる言葉を入れよ. 2 母集団が N (0, σ ) の分布を持つとき,そこから得られた大きさ n の無作為標本 (X1 , . . . , Xn ) につ X= は自由度 の n Y = は自由度 n−1 n 1 1 ∑ 2 2 2 (X + · · · + X ) = X 1 n σ2 σ 2 j=1 j カイ二乗 分布に従う.さらに n ) 1 ( 1 ∑ 2 2 ¯ ¯ ¯ 2 (X − X) + · · · + (X − X) = (Xj − X) 1 n σ2 σ 2 j=1 の ¯ は標本平均 分布に従う.ただし,X カイ二乗 ∑ ¯ = X1 + · · · + Xn = 1 X Xj n n j=1 n である. (2) X が N (0, 1) に従い,Y が X と独立で自由度 ν のカイ 2 乗分布に従うとき, X √ Y ν ν の ティー 分布に従う. 2 母集団が N (µ, σ ) の分布を持つとき,そこから得られた大きさ n の無作為標本 (X1 , . . . , Xn ) に は自由度 (3) ついて ¯ −µ X √ 2 Un n は自由度 n−1 の 分布に従う.ただし,Un2 は不偏標本分散で ティー ∑ ) 1 ( ¯ 2 + · · · + (Xn − X) ¯ 2 = 1 ¯ 2 (X1 − X) (Xj − X) n−1 n − 1 j=1 n Un2 = である. (4) X が自由度 A のカイ 2 乗分布, Y は X と独立な自由度 B のカイ 2 乗分布に従うとき, X A Y B は自由度 ( A , エフ )の B 分布に従う. 練習 8.2 推定する母数を θ とする.母集団の分布に従う確率変数が離散的な値をとるときは,尤度関数 L(θ) としては無作為標本 X1 , . . . , Xn に対してその実現するパラメータ θ に対する確率となる.たとえば, (0 - 1) 分布の母集団から無作為標本をとった場合に母平均 θ を最尤法で推定する場合,標本 X1 , . . . , Xn が実現する確率は X1 + · · · + Xn = n ∑ Xj j=1 がちょうど Xj 達のうち 1 となったものの個数であることに注意すると L(θ) = θ ∑n j=1 Xj (1 − θ)n− と書ける.対数尤度関数 l(θ) = log L(θ) について l(θ) = (ア) ∑n j=1 Xj だから, l(θ) を最大にする θ の値 θˆ は θˆ = (イ) となる.θˆ が最尤推定量を与える. (ア)の答 n ∑ j=1 Xj log θ + (n − n ∑ Xj ) log(1 − θ) j=1 ¯= (イ)の答 X 1 n ∑n j=1 Xj
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