計測工学 第 1 回 今回: ・授業ガイダンス ・SI について ・工学単位系

計測工学 第 1 回
今回:
・授業ガイダンス
・SI について
・工学単位系
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「計測工学」第 1 回
1.1 本講義に関する注意点(大木担当分のみ)
●担当およびテキスト
●担当およびテキスト
・前半(1〜8 回) 大木:特定の教科書は使用しない(配布プリント+スクリーンを用いた説明)
→スクリーン上の記述および説明に集中し,漏らさず配布プリントの空白欄に書き写すこと
→間に合わなかった場合:web でアップロードされる「講義ファイル」より補完しておく
→大木研究室 HP(http://mohki.eng.niigata-u.ac.jp/)の“授業関連”のページ
→web ファイル(pdf 形式)は「印刷不可」の設定になっているので注意
・後半(9〜15 回) 坪井先生:シラバス記載の「計測工学(鈴木亮輔他著,朝倉書店)」を使用
→忘れず生協にて購入しておく
●授業進行
0-10min:小テスト(前回分内容の復習,ノート持込不可,毎週実施)
10-85min:講義
85-90min:ミニッツペーパー(その回の講義内容に関する意見・感想・質問の記入)
→ 毎回必ず関数電卓もしくはスマホの電卓アプリ(関数も使えるもの)を持参すること.
・講義後:復習・予習(みんなの意見・感想,小テスト解答を web で公開).
→「参考問題」は掲載せず:自発的学習が必要とされる!
●成績評価
・試験結果 80%(中間+定期),小テスト等 20%
●座席
・長机の両端のみに着席(間を空ける)
・列の最後尾:小テストの回収を行う←不正行為対策(解答のみ前にまわしても受理しない)
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「計測工学」第 1 回
●出席(大木担当回)
・小テスト+ミニッツペーパーの両方が揃っている者をその回の出席者とする.
・2/3 以上の出席が無いと定期試験が受けられないときがある→6 回以上休むとアウト!
●前半授業予定(シラバス掲載内容と若干変更あり)
第 1 回(10/2):ガイダンス,SI について,工学単位系
第 2 回(10/9):測定の不確かさとその評価(1)
第 3 回(10/16):測定の不確かさとその評価(2)
第 4 回(10/23):測定の不確かさとその評価(3)
第 5 回(10/30):測定の不確かさとその評価(4)
第 6 回(11/6):測定値の相関と回帰
第 7 回(11/13):時系列データの処理
第 8 回(11/20):中間試験(1〜7 回の内容から)
[第 9 回〜第 15 回:坪井先生講義→定期試験]
1.2 「計測工学」を学ぶ意義
●学科カリキュラム内での「計測工学」の位
置付け
→
→
図 1.1 学科カリキュラム(専門系科目)
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「計測工学」第 1 回
●「はかる」=「量を定める」=「定量」
・
例
・必要な事柄:
①
②
③
④
1.3 SI について
●SI 基本単位:
基本単位:
・長さ m:299,792,458 分の 1 秒の間に光が真空中を伝わる行程の長さ(時間の定義前提).
・質量 kg:国際キログラム原器の質量.
・時間 s:セシウム(133Cs)原子の,基底状態の 2 つの超微細準位間の遷移に対応する放射の
9,192,631,770 周期の継続時間.
→
●SI 組立単位・接頭語
組立単位・接頭語
・SI 組立単位:SI 基本単位の組み合わせにより構成される単位
・kg の“k”は接頭語と見なさない
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「計測工学」第 1 回
表 1.2 SI 接頭語
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図 1.2 SI の構成
表 1.1 固有の名称を持つ組立単位(一例)
・例題:旧来の密度の表記「g/cm3」を SI 基本単位で表せ.
1.4 工学(重力)
工学(重力)単位系
(重力)単位系:
単位系:
・地球上の物体における質量と重量の関係
工学単位
SI
・質量
・重量(力)
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「計測工学」第 1 回
・厳密には重力加速度 g は場所によって変化する:
・体重 60kgf の人間が月に行くと?
地球上: 体重 60kgf ・ ・ ・ 質量
,約
N
質量
,約
N
月面:
・例題:20°C の大気の圧力を水銀柱で測ると 715.0mm であった.これは何 hPa に相当するか.
(水銀の密度 ρ = 13.55g/cm3,重力加速度 g = 9.806m/s2)
学籍番号:
氏名:
提出日:
第 1 回講義に関する意見・感想・質問
・授業進行速度に関して
・小テストの難易度に関して
・理解が困難だった箇所に関して ・その他,授業全般に関して
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・授業内容の理解に関して
「計測工学」第 1 回
1.5 第 1 回講義に関する意見・感想・質問のまとめ
●意見・感想
意見・感想
・今期もよろしくお願いします,これからも頑張ります,後期も頑張ります:11←頑張りましょう!
・特に無し:11
・工学単位系について忘れていたので復習が必要,単位がいろいろ出てきて混乱した,単位変換に慣れた
い,基本のところなのでしっかり覚えたい:8
・単位の確認が出来たのでよかった,前期の復習のような内容だったため入りやすかった,今日の内容に
はついていけた気がする,丁寧な授業で良かった,いつも通り分かりやすかった:7
・バイエルンのシャツがとても良い,バイエルン僕は大好き:5←ありがとうございます,去年ミュンヘンに出
張する機会があったのですがろくに観光する時間も取れなかったので,何とかバイエルンのショップに行
って自分へのお土産として買ってきたんです.
・前期と進め方や評価の仕方が同様なので大丈夫だと思う,前期の授業と同じ形式でやりやすかった:3
・毎回の小テストを頑張る,前期は小テストを少し怠ってしまったので少しでも点を取れるように頑張る,毎
週復習して小テストでいい点数を取りたい:3
・参考問題が掲載されないので自発的に復習していきたい:2←早速,今回のポイントを言うのを忘れていま
した・・・「力・応力の単位,工学単位と SI の変換」です.
・水銀の例題がパズルみたいで解けると達成感があった,水銀の問題が難しかった:2←考え方を整理して
いけばそれほど難しい問題ではないんですけどね.
・以下一人ずつ:
2 学期に入って全体の授業のレベルが上がってこれから気を引き締めていきたい,1 秒の定義がよく分か
らなかったので後で理解する←原子は,特定の周波数の電磁波を吸収し励起する性質があるので,セシ
ウム 133 原子が励起する周波数の電磁波が 91 億 9263 万 1770 回振動するのにかかる時間(=この電
磁波の 91 億 9263 万 1770 周期の継続時間)を 1 秒と定めています.
●質問
・光度とは光の強さか?←「光源から出る光の量」を表す単位です.
・期末試験は坪井先生の授業範囲のみか?←そうです.
・前期同様,テストでのプリントの持ち込みは可能か?←中間試験に関してはその通りです.ただし,期末
試験は坪井先生担当なので,やり方は異なります(坪井先生から説明があると思います).
・バイエルン好きなのか,どの選手が好きか?←ヨーロッパのクラブチームに関してはさすがにそこまで完
全にフォローしていません・・・勿論バイエルンは好きな方のチームですが,特定の贔屓の選手はいませ
ん(というかそこまで詳しくない).
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