名古屋市工業研究所 次世代工業製品開発に対応した広帯域周波数における材料特性・製品評価技術 低域からテラヘルツまでの電磁波を用いた透磁率・誘電率評価の信頼性向上と関連評価技術の開発 技術分野分類 5106:計測工学 技術キーワード D:計測システム 産 業 分 類 L-74:技術サービス業 最近の電子デバイス等の工業製品には、直流からミリ波、テラヘルツ波にわ たる広帯域の精確度の高い材料特性及び関連部品としての信頼性が求められ 概 要 る。我々は、数 MHz からミリ波・テラヘルツ波帯域までの材料特性及び製品 の信頼性に関する周波数特性を精度良く計測するための研究を行っている。 内 容 従来技術・ ミリ波・テラヘルツ波の利用は通信への応用が主流であるが、分子性固体・ 競合技術 液体の振動や回転等を利用した材料特性計測技術への応用は少なく、更にミリ との比較 波・テラヘルツ波の利用は紫外線や X 線の利用よりも安全性に優れ、この帯 (優位性) 域での技術開発により得られる知見は計り知れない。 一般に MHz からミリ波帯域の周波数域の測定は、帯域によって適合する複 本技術の 有用性 数種の測定器で補完する。そこで計測可能な領域がオーバーラップする帯域で の比較検証を組み合わせることで、広帯域な周波数スペクトルとして信頼性の 高いデータが提供できる。本技術開発により、電磁波を用いた評価技術でこれ まで未開発だった帯域での分光分析技術を確立できる可能性が高められる。 95 (図・表・写真等) 透過率 (%) C6H13O 関連情報 サーモトロピック液晶材料 4-cyano-4'-hexaloxybiphenyl (6OCB) 90 CN 固体相 ネマティック液晶相 6OCB のミリ波(94GHz) 等方性 液体相 透過率(冷却時での各相にお 85 けるポイント温度での結果) 送信アンテナ 80 試料 受信アンテナ 75 0 20 40 60 Temperature (℃) 80 100 入射波 透過波 誘電体、磁性体、高分子有機材料、低分子有機材料(液晶)、セラミックス 適用可能製品 技術 氏名 シーズ 所属・役職 保有者 技術 窓口 シーズ TEL/FAX 照会先 e-mail ■知 的 財 産 ■試作品状況 材料等各種工業材料、高速伝送路等高周波デバイス(電波域の材料・製品評価) 小田 究 1)、宮田康史 2)、竹内 満 3) 名古屋市工業研究所 システム技術部電子技術研究室 1) 研究員、2)主任研究員、3)室長 名古屋市工業研究所 支援総括室 052-661-3161 / 052-654-6788 [email protected] 特開 2006-323669 無 提示可 路面状態検出用電波反射体およびその形成方法 提供可 作成日 2012 年 11 月 2 日 中部イノベ―ション創出共同体 産業技術の芽
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