ダウンロード - KURAFT

平成二十六年一月号
月間活動報告書
月間活動報告書
KURAFT
二〇一四
目次
ご挨拶 ........................................................... 二
活動報告 ........................................................ 三
活動経過 ........................................................ 四
活動場所 ........................................................ 九
ご挨拶
春寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご支援を賜り、
厚く御礼申し上げます。
この度は KURAFT の 1 月の活動報告と 2 月の活動予定につきまして報告させて頂きます。
1 月は車両設計に打ち込み、大型部品からネジ 1 本まで設計していき、メンバー一団とな
って協力しあい、進めていっております。
後期授業も終了し、2 月から春期休業に入りました。これから車両製作にむけて車両設計
に取り掛かってまいります。スポンサー様、関係者の皆様、今後も車両完成に向けご支援、
ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いします。
二
活動報告
OZ MOTORS 株式会社オズコーポレーション様
コンバージョン EV 事業、ECO 事業、技術支援事業、ショップ事業(自動車電装・弱電気
器販売・旋工/修理/改善)
、レンタカー(カーシェア)事業を行っている OZ MOTORS 株式
会社オズコーポレーション様に部品輸入代理として支援していただいております。
また、定期的に電気関係の設計・製作の相談をさせていただいております。
第 12 回全日本学生フォーミュラ大会エントリー完了
1 月 9 日に全日本学生フォーミュラ大会エントリーを致しました。第 12 回大会 EV クラス
エントリーチームも発表され、いよいよ、正式の参戦となり、メンバー一同、意識を高め
て、設計に取り組んで参ります。
EV クラス
E1 静岡理工大
日本
E2 東北大学
日本
E3 神奈川工科大学
日本
E4 Harbin Institute of Technology at Weihai
中国
E5 神奈川大学
日本
E6 トヨタ名古屋自動車大学校
日本
E7 九州工業大学
日本
E8 Chulalongkorn University
タイ
三
活動経過
電気班(担当:原田)
オズコーポレーション様に協力をしていただきモーター、コントローラの選定を行いま
した。現在候補としてモーターはYASA、コントローラはsevconのものを考えております。
また、設計諸元決定していきました。使用することが考えられるモーター、バッテリーの
仕様をふまえて設計シートを再考していきます。
電装については回路に必要な部品、機構の洗い出しをし、設計を行いました。回路は低電
圧回路(LV 回路)、高電圧回路(HV 回路)、シャットダウン回路に分けられ、シャットダウン
回路についてはレギュレーションp. 103の回路をそのまま使用します。
設計諸元
車両質量M
300
kg
空気抵抗係数Cd
0.24
前面投影面積A
1.8
ころがり抵抗係数𝜇
0.01
タイヤ動半径
0.535
m
回転部の等価慣性質量Mi
15
kg
発進加速
0.5
G
最高速度(車速)
140
km/h
航続距離
50
km
減速機ギア比
3
最大トルク
281
Nm
最高出力
16.4
kW
最高回転速度
2082
rpm
車速V
40
km/h
航続距離
50
km
バッテリー容量
5.1
kWh
m2
モーター諸元
バッテリー諸元
四
サスペンション班(サスペンション担当:川島、ブレーキ担当:罍)
サスペンション
サスペンション形状を決定し,アップライト及びサスペンションアームの製
作準備のため,各アームの取り付け位置,ジオメトリー設定を行いました.
車体のロール(バンプ・リバンプ),ステアリング操舵時のジオメトリー変化
を抑えつつ,車体ロール時のタイヤ接地面向上を図るため,フレーム取り付け
側を狭く,アップライト取り付け側を広く設定しました。
また,キングピン軸のキャスター角,キングピン角を設定することでステア
リング操舵時のアライメント変化を抑え,ステアリングフィーリングの向上を
図りました。
-30
2
2
toe[deg]
1
camber[deg]
0
-10
10
30
-1
-2
-3
steer[deg]
図1
対地キャンバー変化 [deg]
alignment[deg]
3
1.5
1
0.5
-30
0
-10
-0.5
-1.5
ホイールストローク [mm]
(b)リア
図 3 サスペンションアーム取り付けピボット位置
五
10
-1
図2
(a)フロント
フロント
リア
30
ブレーキ
ブレーキの前後重量配分から理想制動力曲線を算出し、前輪と後輪が同時にロックす
る点(減速度比)を 1G とし、これを満たすように各種ブレーキ部品の計算、選定を行い
ました。
各部品については、設計の負担を軽減するため、前後のローター径、ピストン径、マ
スターシリンダー系などを同一のものとし、ブレーキのペダルに設置したバーの比で踏
力配分を変えることで目標の数値を出すようにしました。
また、車両は EV でありクラッチ操作が不要なため、ブレーキ操作に集中できると考
え、ペダル比を 2 とし、クイックなフィーリングを目指しました。
3000
後輪実制動力Br[N]
2500
2000
1500
1000
500
0
0
500
1000
1500
2000
前輪実制動力Bf[N]
図 4 前後制動力配分
六
2500
3000
フレーム班
七
動力伝達班(担当:高橋)
企業からの支援を想定している,ドライブシャフト,デファレンシャルギアと購入予定
のスプロケットの CAD 化し,フレームとアッセンブリを行いました.ドライブシャフトと
デファレンシャルギアの位置関係を把握でき,大体の寸法が決定できたため企業への支援
をお願いする予定です.また,想定されるモーター出力から減速比を 1/3 とし,スプロケッ
トの丁数は前 15,後ろ 45 と決定しました.
図 5. ドライブシャフト,デファレンシャルギア,リアスプロケット
八
活動場所
活動場所
神奈川大学機械力学研究室
(山崎研究室)
23 号館 502 室
〒221-8686
神奈川県横浜市六角橋 3-27-1
部品保管場所
車庫(正門前)
製作場所
神奈川大学機械工作センター
九