7. 板カム従動節のカム回転中心からの上下方向変位 x と角度 θ の関係

7. 板カム従動節のカム回転中心からの上下方向変位 x と角度 θ の関係を測定したところ次
式で表された。
x = asin (θ ) + b
ここで、a = 3 cm、b = 6 cmである。以下の設問に答えなさい。
(1) 変位、速度と加速度の角度変化をカム線図に記入しなさい。
(2) この板カムの基礎円直径はいくらか答えなさい。
cm
6
cm/s
6
4
4
2
2
速度
変位
(3) 従動節の最大変位量はいくらか答えなさい。
0
-2
-2
-4
-4
-6
0
30
60
cm/s 2
6
90
角度
120
150
180
deg
-6
0
30
60
90
角度
120
150
180
deg
2
カム線図には基礎円分の長さは記入せず、
基礎円を基準とした変位量のみを記入す
ることに注意する。
0
(1) v = a cos (θ ), α = −asin (θ )
4
加速度
0
-2
( 2 ) b − a = 6 − 3 = 3 cm
-4
( 3) a = 3 cm
-6
0
30
60
90
角度
120
150
180
deg
8. カムの圧力角を小さくするためには、カム形状と従動節配置をどうしたら良いか答えな
さい。
カム形状はできるだけ直径を大きくし、曲率を下げるようにする。また、従動節の
運動中心軸はできるだけカム回転中心に近い位置に配置する。