References: IO/14/CFN/10607/FMR “Magnetic Diagnostics Flux Loops Cable Assemblies” (磁気計測用フラックスループケーブル・アセンブリへの技術支援) IO 締め切り 2014 年 8 月 18 日(月)17 時現地時間、国内締め切り 2014 年 8 月 18 日(月)24 時日本時間 ○ 概要 ITER 機構(IO)は、磁気計測用フラックスループケーブルのアセンブリへの技術支援を頂く専門の委託業者を 外部の企業・機関から募集します。このため、適切と思われる企業・機関の推薦を参加極に求めます。各極か ら推薦された企業・機関を ITER 機構が審査し、外部委託契約を結ぶ候補企業・機関を選定して入札を行い、契 約する企業・機関を選定します。 ○ 背景 ITER 機構(IO)は、この ITER プロジェクトと言うユニークなプロジェクトを推進するために各分野の最高の人 材を世界中から求めています。ITER の目的は、核融合炉に求められる条件/規模の下でプラズマを閉じ込め、そ の挙動を研究することにあります。 ITER は、その性能を監視するために多岐にわたる計測システムが必要です。磁気計測用フラックスループ (MDFL)がその一つです。MDFL(約 260 の端末を有する無機材絶縁(MI)ケーブルから構成される)は真空容器 (VV)壁に取付けられて磁場成分の変化を測定します。 ○業務範囲 ITER 計測部門では、MDFL 専用の端末付 MI ケーブル・アセンブリの製作を請負う専門業者を募集します。 受注契約には MI ケーブルの製作と ITER の最終設計業務への支援業務が含まれます。MI ケーブルの製作には 以下が含まれます。 ・単一の銅合金コア ・アルミナ(酸化アルミニウム)絶縁 ・316LN, 316LN ITER 級 又は 316L ステンレス鋼製シース MIケーブルの端末はハーメチックシールでシールし、ヘリウム最大リーク率:2.7x 10-10 Pa m3/sを実証する ことが必須条件です。端末の外形形状はITER機構からサプライヤに供給されます。 MDFLは閉じ込め障壁の一部ではありませんが、ITER装置の作動に不可欠であるため、関連する全ての活動は厳 格な品質保証プロセスの対象となります(原子力設備機器で要求される品質クラスに応じる)。 業務範囲には、以下に明記した活動を含む、試験が実施可能であることが不可欠です。 ・金属とセラミックの高温真空ロウ付け ・TIG溶接/マイクロTIG溶接/電子ビーム溶接 ・機械加工(フライス加工、切断、穴あけ、放電加工等)、オーステナイト系ステンレス鋼 ・材質のクオリフィケーション ・機械部品の常設組立て ・ITER機構が提供するCATIA概念モデルを使っての設計(3D、2D CADモデル) (ただしサプライヤはこのCATIAソフト以外の3D CADパッケージをしても問題ありません) ・2D図面、技術文書(例:製作工程、試験成績書、材質証明書、WPS, WPQR等)の作成 ・非破壊検査(NDT)、検査(例:X線撮影、真空リーク試験、アウトガス試験等) ○2段階式事前審査 ITER機構では、事前審査を2段階に分けて実施する予定です。: 1. 事前審査:ここでは、候補者の技術的力量(技術経験、専門能力、財務能力)を評価します。 2. 技術的事前審査:以下に示した、サンプルを提出して頂きます。 ・端末付MIケーブルアセンブリを10組(外径1.9㎜のもの5組と外径3.0㎜のもの5組) ・端末処理がされていないMIケーブルを2本(外径1.9㎜のものと外径3.0㎜のものそれぞれ1本) ・関連する品質保証書(試験証明書、材料証明書、X線写真、他) ・端末設計の2D図面もしくは3D CADモデル 提出されたサンプルはITER機構が想定される動作条件(温度の影響、放射の影響)の下で試験します。 サンプルの製作には4か月、試験には1か月を想定しています。 ○契約期間 契約が実際に施行されるのは、2015年の第2四半期から期間は12か月を予定しています。 ○ 入札スケジュール(推定) 暫定スケジュールは以下の通りです。 国内機関からのノミネーション〆切 2014 年 8 月 8 日 事前審査応募書類提出(第一段階) 2014 年 9 月 事前審査結果発表(第一段階) 2014 年 10 月 事前審査候補者からのサンプル提出(第二段階) 2015 年 3 月 事前審査結果発表(第二段階) 、サンプル試験結果発表 2015 年 3 月、4 月 応札書類〆切 2015 年 4 月 契約締結 2015 年 5 月 業務開始時期 2015 年 6 月 ○経験 候補者は以下に挙げる経験を実証できることが求められます。 ・無機絶縁ケーブル/無機絶縁ケーブルの密閉型端末の製作と試験を最近直接かかわった経験 ・原子力施設で使用する無機絶縁ケーブルの供給した重要な経験 ・品質管理システムと手順の確立 ○その他 ITER 機構の調達に関する詳しい情報は以下の URL から確認することができます。 http://www.iter.org/org/team/adm/proc/generalinfo 以上
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