第 17 回日本在宅医学会大会 シンポジウムテーマ 開催日 シンポジスト 日本サイコオンコロジー学会合同シンポジウム「在宅におけるがん患者・家族の 精神心理的苦痛とその支援を考える」 2015 年 4 月 25 日(土) ふりがな 講師情報 抄録集・ホームページ掲載用原稿 ご芳名 ご所属 部署 姓 時間 17:00-18:30 ふじさわ 藤澤 収容人数 名 350 名 だいすけ 大介 慶應義塾大学医学部 精神神経科/緩和ケアチーム 役職 専任講師 演題名(80 字以内) 在宅医療における認知行動療法の可能性 ご略歴(300 字以内) 慶應義塾大学医学部卒業。 国立がん研究センター東病院精神腫瘍科、Massachusetts General Hospital 精神腫瘍・行動科学部門などを 経て現職。 講演概要(1000 字以内) 認知行動療法とは、うつ病の治療に当初開発された精神療法(カウンセリング)ですが、現在では、うつ、 不安、睡眠、疼痛を含むさまざまな病態に利用されています。 がん患者さんに対しては、うつ・不安などの精神症状と、疼痛・呼吸苦・倦怠感など身体症状の両方の改 善に役立つことがわかっています(Buchanan DR, et al. JCO 23(3), 591-598, 2005.、能野、藤澤.認知療 法研究 5(2), 157-165, 2012) 。 認知行動療法の介入のポイントは、患者さんの状態を、身体-気分-認知-行動の 4 つの領域とそのつな がりという視点から理解し、主に認知(考え方)や行動に働きかけることによって、気分の状態(うつや不 安)や身体症状を結果的に改善することを目指します。 この講演では、認知行動療法の概略を、専門家でない人にもわかる簡略な形で解説し、在宅医療における 応用の可能性について提案します。
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