気圧と体調不良や喘息などの関連について

☆気圧と体調不良や喘息などの関連について☆
大気圧が下がると毛細血管が膨張するそうです。
そのせいで頭重感や偏頭痛、眩暈といったいわゆるお天気病とか低気圧病と呼
ばれる症状が起こるのではないかと言われています。
喘息の場合は気管支の血管膨張と炎症が関係しているのかもしれませんし、あ
るいはヒスタミンの影響かもしれません。
一般的には症状に合わせた薬を飲むといった対処療法で改善するのが最も迅速
で効果的と思います。
また、低気圧とは大気中の酸素が薄くなっている状態なので酸素を吸入すると
か、体を冷やして血管の拡張を抑える、などといったことでもある程度緩和で
きるかもしれません。
これらの症状には交感・副交感の両神経が大きく関係していると考えられるの
で普段から自律神経を鍛えるような日常生活を心掛けることで気圧の変化に対
する過剰な反応が緩和されることも考えられます。
脳の条件付けということも考えられると思います。
交感神経・副交感神経を司っている自律神経というのが、そもそも条件付けで
左右されることが多い。
全ての病気は心身相関しています。これは私が言っているのではありません。
有名なアメリカや日本の名医が言っています。
新潟大学教授の阿保徹先生は、
「晴れの日は盲腸が多い」と著作の中で言ってお
られます。先生は免疫学の権威で、気圧が高いと白血球の中の好中球が活発に
なり、免疫作用が強まって体内の活性酸素が増えるのだそうです。その結果、
盲腸などが発症しやすくなるのだとか。
ちなみに低気圧では好中球が減って、体内の活性酸素が減少し、元気がなくな
るということです。
でもこのことが逆に寿命を延ばし、気圧の低い長野県や沖縄県で長寿の人が多
いことの原因の一つと考えられるとのことです。
気圧が下がると、リウマチや関節痛など、神経系の痛みが出てくるのはこうい
った理由があるのです。