平成25年度 千葉県立野田看護専門学校一般入学試験問題 解 剖 生 理 問題 1 から 10 の 設問① と 設問② に適切な語句を解答欄に記入しなさい。また 設問③は ( )から適切な語句を1つ選び、解答欄に記入しなさい。 1.筋組織の模式図を示す。 図に示す筋肉名を 設問① に記しなさい。 この筋肉はミオシンフィラメントとアクチンフィ ラメントが規則正しく配列しているため、顕微鏡下 で 設問② が観察できる。またこの筋肉の収縮は 設問③(交感神経、自律神経、体性運動神経、体性 知覚神経)によって支配されている。 縦断面 横断面 2.細胞内小器官の模式図を示す。 図中①と②の名称をそれぞれ 設問① と 設問② に記しな さい。 ①の小器官は細胞が必要とする 設問③(酵素、酸素、ブドウ糖、 エネルギー)を産生している。 3.血液の血球成分で約 5,000~8,000 個/μl 存在する る。顆粒球の一種である 設問② 設問① は顆粒球と無顆粒球に分類され は細菌を貪食する食作用が顕著である。一方無顆粒球の 設問③(B 細胞、T 細胞、単球、リンパ球)は血管外に出るとマクロファージとなり細菌を貪 食する食作用と免疫作用に関係する。 4.血糖値を下げるホルモンに の 設問① がある。このホルモンは膵臓中に存在する 設問②島 設問③(A(α)細胞、B(β)細胞、C(γ)細胞、D(δ)細胞)から分泌される。 1 5.心臓の断面の模式図を下に示す。 図中①の名称を 設問① に記しなさい。この①は 設問② を多 く含む血液が肺から戻ってくる部位である。 心臓は歩調取り電位により規則正しく拍動しているが、 設問③ (運動神経、交感神経、副神経、迷走神経)を刺激すると心拍の抑制 が生じる。 6.スパイログラム(肺気量分画)を示す。 図中①の肺気量区分名を 設問① に記しなさい。 呼吸により肺胞で酸素と二酸化炭素のガス交換が行 われるが、口腔や気管の部分ではガス交換ができない。 このような空間を 設問② といい、その容積は約 150 ~180ml である。 また呼吸は 設問③(視床、視床下部、小脳、脳幹) の呼吸中枢により制御されている。 7.小腸は 設問① 、空腸、回腸とに分けられる。①には総胆管と膵管が開口する 設問②乳 頭が存在し膵液や胆汁の分泌が生じる。膵液には三大栄養素を消化する消化酵素が含まれて いるが、胃液にはタンパク質を消化する 設問③(カルボキシペプチダーゼ、キモトリプシ ン、トリプシン、ペプシン)が含まれている。 8.腎臓で尿を生成する機能単位をネフロンという。ネフロンは二つの部分から構成されており その一つの 設問① は血液をろ過し原尿を作っている。もう一方の尿細管・集合管は水、 Na+ならびにブドウ糖などの 設問② と不要物質の分泌という機能を行っている。血圧が低 下するとろ過量が減少するため、腎臓から血圧を上昇させるホルモンである 設問③(アド レナリン、アルドステロン、エリスロポエチン、レニン)が分泌される。 9.ニューロンの軸索の働き(機能)は活動電位の 設問① である。またニューロンとニューロン の接合部を 設問② といい、伝達物質により興奮を一方向に伝達している。伝達物質は多 種存在するが、神経線維と骨格筋の接合部(神経‐筋接合部)の伝達物質は 設問③(アセチル コリン、アドレナリン、ドーパミン、ノルアドレナリン)である。 10.ヒトの体温は 37℃前後であるが、生理的日周変動がある。目覚めた直後(早朝)の体温は一日 で最も低い。この体温を 設問① という。体温を調節している中枢は 設問② に存在す る。安静時、熱の産生が最も多い臓器は 設問③(骨格筋、肝臓、心臓、肺)である。 2
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