IS-LMモデル(1) IS

2014/9/28
IS-LMモデル(1)
9月30日
IS-LMモデルとは
45度線分析
…財市場の均衡を分析
 IS-LMモデル
…財市場・
の同時均衡(一般均衡)を分析

貨幣市場の導入
…
の分析が可能なモデル


ただし、物価は
を仮定している
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財市場と貨幣市場

経済全体は以下の2つの部門からなる
財市場(IS)
…企業が財を生産し、家計消費・

に需要される

貨幣市場(LM)
…家計、
が貨幣(と債券)を需要する



⇒両市場は
の調節によって同時均衡する
分析のステップ
①財市場、貨幣市場の均衡を分析
⇒各部門での
の関係を導く
(IS曲線・LM曲線)

②両市場の同時均衡を分析
⇒均衡国民所得の決定を分析


③経済政策の効果を分析
⇒金融・財政政策が
に国民所得を変化させるか分析
を通じて、どのよう
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財市場(IS)

総供給:
𝑌𝑠 = 𝑌
…国民所得(Y)と等しい

総需要:
…この中で投資Iは
デルと同じ)

の影響を受ける(その他は45度線モ
財市場の均衡式:
𝑌 = 𝐶+𝐼+𝐺
企業の投資決定
設備投資(建物、機械など)
⇒収入(
)を生む

投資の効果
…設備投資の費用と収入から投資の

設備投資の資金
…金融市場から調達(
⇒利子が課される
が得られる

)
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投資プロジェクトの実行条件
企業の目的:収益の最大化
⇒利払いを引いた
を最大化する


純収入が増加する条件
企業:
多くの投資プロジェクトの候補から実行するものを選択
⇒利子率が低いと比較的収益の低いプロジェクトも実行可能

内部収益率の計算
投資が1回だけ収入を生むケース:
投資額I、収入Rに対し

を満たす𝜌が内部収益率
一般的なケースでは
𝑅1
𝑅2
𝑅𝑛
I=
+
+
⋯
+
1+𝜌
1+𝜌 2
1+𝜌 𝑛
を満たす𝜌になる。
 これで設備投資の収益率と利子率と比べることが可能になる

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投資関数
一般的な利子率とプロジェクトの関係
少
高
利子率
↔ 実行可能なプロジェクト数
多
低
 ここから投資関数
が得られる
 グラフでの表現

IS曲線
Yと利子率𝑖の関係
…財市場の均衡式に


を代入する
Y=C+I 𝑖 +𝐺
グラフではこの関係を以下のように表すことができる

これを IS 曲線 と呼ぶ
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