米国MLPマ ーケット情報( 2 0 1 5 年1 月1 9 日~2 0 1 5 年1 月2 3 日) ≪ご参考資料≫ 2015年1月28日 野村アセットマネジメント 米国MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)市場概況 アレリアンMLP指数 トータル リターン指数 価格指数 米国株(S&P500) 予想配当 利回り トータル リターン指数 予想配当 利回り 米国REIT トータル リターン指数 予想配当 利回り 米10年国債 利回り WTI 原油先物 ( ドル/ バレル) ヘンリーハブ 天然ガス先物 ( ドル/ 百万 BTU) 2014年12月31日 459.40 1,637.25 6.01% 3,769.44 1.94% 14,247.97 3.58% 2.17% 53.27 2.89 2015年1月16日 438.56 1,564.17 6.49% 3,699.79 2.10% 15,243.24 3.43% 1.84% 48.69 3.13 2015年1月23日 451.60 1,610.67 6.29% 3,759.76 2.07% 15,371.98 3.41% 1.80% 45.59 2.99 前週比 3.0% 3.0% -0.20% 1.6% 0.8% -0.02% -0.04% -6.4% -4.5% 年初来 -1.7% -1.6% 0.28% -0.3% 0.13% 7.9% -0.17% -0.37% -14.4% 3.4% 前年比 -2.6% 3.1% 0.19% 14.5% -0.01% 33.8% -0.37% -0.98% -53.2% -36.9% (2009年末=100) -0.03% トータルリターン指数(配当込み) 260 8% 240 7% MLP 220 MLP 6% 米国REIT 200 MLP・S&P500・米国REITの配当利回りと長期金利 5% 180 米国REIT 4% 160 3% 140 S&P500 120 2% 1% 100 80 10/1/1 11/1/1 12/1/1 13/1/1 14/1/1 15/1/1 0% 10/1/1 米10年国債利回り 11/1/1 12/1/1 13/1/1 S&P500 14/1/1 15/1/1 (注)データ期間:2010年1月1日~2015年1月23日(日次)、トータルリターン指数は米ドルベース、配当利回りは課税前、 MLP=Alerian MLP Index、米国REIT=FTSE All NAREIT Equity REITs Index (出所)ブルームバーグ ≪アレリアンMLP指数構成銘柄(全50銘柄)の週間騰落率ランキング(1月19日~1月23日)≫ 上昇率上位5銘柄 業種 時価総額 ( 1 0 0 万ドル) 週間騰落率 (%) 下落率上位5銘柄 業種 時価総額 ( 1 0 0 万ドル) 週間騰落率 (%) 1 Phillips 66 Partners LP 石油輸送 5,553 12.4 EV Energy Partners LP 探査・生産 641 -10.2 2 Valero Energy Partners LP 石油輸送 2,590 12.4 Crestwood Midstream Partners LP 集積・処理 2,863 -5.1 3 Martin Midstream Partners LP その他 1,084 12.1 Teekay Offshore Partners LP 船舶輸送 1,830 -4.9 4 BreitBurn Energy Partners LP 探査・生産 1,070 10.9 Teekay LNG Partners LP 船舶輸送 3,150 -3.6 5 Memorial Production Partners LP 探査・生産 1,428 集積・処理 7,748 -1.9 9.9 Enable Midstream Partners LP (出所)ブルームバーグ (注)時価総額は1月23日時点。 -上記は、個別銘柄の将来の価格上昇、下落を示唆、保証するものではなく、また、個別銘柄の推奨等を示唆するものではありません。- ≪先週の米国MLP市場の動き≫ 先週のアレリアンMLP指数(トータルリターン)は前週末比+3.0%と上昇に転じました。WTI原油先物価格(期近物)は1月 23日には1バレル=45.59ドルまで下落したものの、主要MLPによる2014年第4四半期の配当が公表される中で、安定した 増配基調が維持されたことがMLPへの投資家の信認回復に繋がったと考えられます。 先週は主要MLP12銘柄の2014年第4四半期配当が公表され、増配率の中央値は前期比+3.5%、前年比+16.7%と底 堅い結果となりました。今後、主要MLPによる2014年第4四半期の決算発表が始まることから、増配決定を裏付けた業績 動向や、原油価格急落を受けた2015年のMLPの事業見通しなどに注目が集まります。 一方、足元でのMLP市況の下落を受けて、MLPには割安感が生まれていると考えられます。米10年国債利回りが一段と 低下する中、MLPの予想配当利回りは6.29%と高水準にあり、利回り面での投資妙味が増しています。また、MLPは米国株 との比較でも割安に評価されており、今後の配当成長によりMLPが再評価される余地が高まると期待されます。 当資料は、参考情報の提供を目的としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメントの情報を基に、野村アセットマネジメントが作成したご参考資料です。投資勧誘を目的とした 資料ではありません。当資料は市場全般の推奨や証券市場等の動向の上昇または下落を示唆するものではありません。当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて 作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料中の記載事項は、全て当資料作成時以前のものであり、事前の連絡なしに変更される ことがあります。当資料中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。 1/3 米国MLPマ ーケット情報( 2 0 1 5 年1 月1 9 日~2 0 1 5 年1 月2 3 日) ≪ご参考資料≫ 野村アセットマネジメント 2015年1月28日 ≪MLP関連トピック≫ 主要MLPの2014年第4四半期の配当動向とバリュエーション 主要MLPは2014年第4四半期も安定増配を維持 年明け以降、MLPによる2014年第4四半期の配当公表が 図1:1月20~23日に公表されたMLPの配当実績 公表日 銘柄 ティッ カー 続いています。先週は主要MLP12銘柄の配当が公表され、 一株当たり配当 (ドル) 2014年4四半期 前期比 前年比 1月20日 MPLX LP MPLX 0.383 7.0% 1月20日 EnLink Midstream Partners LP ENLK 0.375 1.4% 4.2% 当を公表したMLP12銘柄の増配率の中央値は、前期比で 1月21日 Phillips 66 Partners LP PSXP 0.340 7.3% 51.2% +3.5%、前年比では+16.7%でした(図1)。 1月21日 Targa Resources Partners LP NGLS 0.810 1.6% 8.4% 1月21日 MarkWest Energy Partners LP MWE 0.900 1.1% 4.7% 1月22日 Western Gas Partners LP WES 0.700 3.7% 16.7% 軒並み安定した増配基調の継続が示されました。先週、配 2014年10月頃からの原油価格の急落を受けて、一時は MLPによる配当動向への投資家の懸念が高まったものの、 22.4% 1月22日 Western Gas Equity Partners LP WGP 0.313 7.3% 35.1% 足元で中流セクターを中心に着実な増配実績を積み上げて 1月22日 Summit Midstream Partners LP SMLP 0.560 3.7% 16.7% いることが、MLP市場での投資家の信認回復に寄与している 1月22日 Crestwood Midstream Partners LP CMLP 0.410 0.0% 0.0% と考えられます。今後、主要MLPによる2014年第4四半期の 1月22日 Crestwood Equity Partners LP CEQP 0.138 0.0% 0.0% 1月22日 Rose Rock Midstream LP RRMS 0.620 7.8% 33.3% 1月23日 QEP Midstream Partners LP QEPM 0.310 3.3% 19.2% 中央値 3.5% 16.7% 決算発表が始まることから、業績動向や原油価格急落を受 けた2015年のMLPの事業見通しなどが注目されます。 配当利回り上昇を受けてMLPの投資妙味が増す (出所)各社公表資料、ブルームバーグ 図2:MLPの予想配当利回りの推移 (アレリアンMLP指数ベース) 一方、2014年9月以降のMLP市況の下落を受けて、配当 7.5% 利回り水準の面でMLPには割安感が生まれていると考えられ 2011年以降の平均値=6.12% ます。MLPの予想配当利回りは2014年には一時5%台前半 7.0% へ低下が進んだものの、2015年1月23日時点で6.29%へ上 6.5% 昇しています(図2)。また、米10年国債利回りが1.80%(1月 6.29% 23日)まで低下しており、相対的な利回り水準の面でもMLPの 6.0% 投資妙味が増しているとみられます。 5.5% 米国株との比較でも、MLPには再評価の余地 また、MLPのバリュエーション評価の特徴として、キャッシュフ ロー(EBITDAなど)と株価の関係を比較することが一般的です。 この背景には、①一般企業とは異なり、MLPは利益に加えて 5.0% 11年1月 減価償却費も配当原資として採用していること(減価償却費 は会計上は費用であるものの、実際の現金支出を伴わず企 業内部に留保される資金)、②大規模な設備投資を必要とす るエネルギー・セクターではキャッシュフローの中での減価償 却費の構成割合が大きいこと、などが挙げられます。 実際、株価EBITDA倍率の面で、米国株とMLPのバリュエー 12 13年1月 14年1月 15年1月 図3:MLPと米国株のバリュエーション比較 (株価EBITDA倍率) 割高 S&P500指数 アレリアンMLP指数 10 9.5倍 9 8.7倍 8 7 6 5 MLP(8.7倍)が割安に評価されています(図3)。今後は、中 4 ば、MLPが再評価される余地が高まると期待されます。 (倍) 11 ション比較をしてみると、足元では米国株(9.5倍)に対して 流セクターを中心にMLPの安定的な配当成長が維持されれ 12年1月 (出所)ブルームバーグ (期間)2011年1月1日~2015年1月23日 割安 3 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (年) (出所)ブルームバーグ (期間)2003年1月1日~2015年1月23日 (注)EBITDA=税引き前利益+減価償却費+利払い 株価EBITDA倍率=株価÷過去12ヵ月の一株当たりEBITDA 当資料は、参考情報の提供を目的としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメントの情報を基に、野村アセットマネジメントが作成したご参考資料です。投資勧誘を目的とした 資料ではありません。当資料は市場全般の推奨や証券市場等の動向の上昇または下落を示唆するものではありません。当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて 作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料中の記載事項は、全て当資料作成時以前のものであり、事前の連絡なしに変更される ことがあります。当資料中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。 2/3 米国MLPマ ーケット情報((2013年5月3日~2013年5月10日) 2 0 1 5 年1 月1 9 日~2 0 1 5 年1 月2 3 日)≪ご参考資料≫ ≪ご参考資料≫ 週間マーケット情報 2015年1月28日 2013年5月13日 野村アセットマネジメント 【野村アセットマネジメントからのお知らせ】 ■投資信託に係るリスクについて 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とし 投資元本が保証されていないため、当該資産の市場における取引価格の変動や 為替の変動等により投資一単位当たりの価格が変動します。したがって投資家の 皆様のご投資された金額を下回り損失が生じることがあります。なお、投資信託は 預貯金と異なります。また、投資信託は、個別の投資信託毎に投資対象資産の種 類や投資制限、取引市場、投資対象国等が異なることから、リスクの内容や性質 が異なりますので、ご投資に当たっては投資信託説明書(交付目論見書)や契約締 結前交付書面をよくご覧下さい。 ■投資信託に係る費用について 2015年1月現在 ご購入時手数料 《上限4.32%(税込み)》 投資家が投資信託のご購入のお申込みをする際に負担する費用です。販売 会社が販売に係る費用として受け取ります。手数料率等については、投資信 託の販売会社に確認する必要があります。 投資信託によっては、換金時(および償還時)に「ご換金時手数料」等がかか る場合もあります。 運用管理費用(信託報酬) 《上限2.1816%(税込み)》 投資家がその投資信託を保有する期間に応じてかかる費用です。委託会社 は運用に対する報酬として、受託会社は信託財産の保管・管理の費用として、 販売会社は収益分配金や償還金の取扱事務費用や運用報告書の発送費用 等として、それぞれ按分して受け取ります。 *一部のファンドについては、運用実績に応じて報酬が別途かかる場合があ ります。 *ファンド・オブ・ファンズの場合は、一部を除き、ファンドが投資対象とする投 資信託証券の信託報酬等が別途かかります。 信託財産留保額 《上限0.5%》 投資家が投資信託をご換金する際等に負担します。投資家の換金等によって 信託財産内で発生するコストをその投資家自身が負担する趣旨で設けられて います。 その他の費用 上記の他に、「組入有価証券等の売買の際に発生する売買委託手数料」、 「ファンドに関する租税」、「監査費用」、「外国での資産の保管等に要する諸費 用」等、保有する期間等に応じてご負担いただく費用があります。運用状況等 により変動するため、事前に料率、上限額等を示すことができません。 上記の費用の合計額については、投資家の皆様がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表 示することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、野村ア セットマネジメントが運用するすべての公募投資信託のうち、投資家の皆様にご負担いただく、それぞれの費用における最高の料 率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、事前 によく投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面をご覧下さい。 投資信託のお申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、 ご自身でご判断下さい。 商号:野村アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第373号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 当資料は、参考情報の提供を目的としてレッグ・メイソン・アセット・マネジメントの情報を基に、野村アセットマネジメントが作成したご参考資料です。投資勧誘を目的とした 資料ではありません。当資料は市場全般の推奨や証券市場等の動向の上昇または下落を示唆するものではありません。当資料は信頼できると考えられる情報に基づいて 作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。当資料中の記載事項は、全て当資料作成時以前のものであり、事前の連絡なしに変更される ことがあります。当資料中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。 3/3
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