2015年2月 17 日 北綱島特別支援学校 保健室 立春を過ぎ暦の上では春になりました。まだまだ厳しい寒さは続いてい ますが、梅の花が開き、日中の日差しの暖かさにも少しずつ春を感じる日 が増えてきました。今月の朝の歌は、3 月の卒業式で歌われる『絆』。どこ のクラスからも毎朝練習の声が聞こえ、ここでも春が近づいているのだな と感じます。過ごしやすい季節になるまであと少し。元気に寒さを乗り切 れるよう、ともに頑張っていきたいと思います。 11 日から東京でも花粉の飛散が観測されたという ニュースがありました。今年の東京のスギ花粉のピー ク時期の予測は、3 月上旬から中旬です。 花粉症のある人は、症状の出てくる前の段階から対 処した方が、症状がひどくなりません。また花粉症で はない人も、大量の花粉にさらされることで、この先花粉症を発症することもあります。特にご家族が 花粉症などのアレルギー症状を持っていると、子どもにもそのような症状が出てくる可能性があります。 花粉症の人もそうでない人も、花粉との接触をなるべく避け、家の中に花粉を持ち込まないように工 夫することが大切ですね。 相性が悪いとバチッとくる! セーターなどを脱ぐとき「バチッ」とくる「静電気」。ケガをするほどの刺激はないけれども、でき れば予防したいですよね。 静電気は乾燥した空気で起きやすい現象ですが、衣服の場合は組み合わせによって防ぐこともできま す。衣服の繊維には、素材によってプラスを帯びやすいものと、マイナスを帯びやすいものがあり、プ ラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材の衣類を組み合わせると、静電気を発生しやす くなります。つまり下の図の中で距離が遠いものの組み合わせほど、静電気が起きやすくなるのです。 ナイロン地やウール地の衣服の場合は、アクリルやポリエステルと相性が悪いようです。重ね着をす るときはできるだけ同じ素材でできている衣類、またはできるだけ近い衣類の組み合わせを選べば、静 電気の発生を防止することが出来ますよ。 肌は乾燥するとバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすく、傷がつきやすい状態になります。 また寒いと体は冷え、血行が悪くなります。そうすると、肌の細胞も元気がなくなり、傷がついてもな かなか修復がしづらい状態になるのです。だから冬は肌荒れがしやすくなるのですね。 クリームで保湿! 肌の乾燥を防ぐためには、ハンドクリームやフェイスクリームな どをこまめにぬって、ひびやあかぎれなどから皮膚を守りましょう。 特に鼻水やよだれで汚れがちな顔は、乾燥も重なると肌荒れがひど くなってしまいやすいので、要注意です。 また唇は皮膚がうすいので特に乾燥しやすく、口角なども切れやすくなります。ワセリンやリップク リームなどでこまめに保護しましょう。 体の中から…パワーアップ! 肌の乾燥は体の中の水分が足りなくても起こります。汗をかかない季節でも水分補給はま めに行いましょう。また肌の健康には、ビタミン A、B2、B6、C、E が有効です。栄養 バランスも考えながら、毎日の食事に取り入れてみてください。
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