数学B 4STEP(53 ~ 61) ⑥ ベクトルと図形 [改4SB問53]位置ベクトルの関係から3点が一直線上の証明など [改4SB問56]ベクトルの分解の性質から係数決定 [改4SB問58]三角形の辺の分点が一直線上の証明,線分比 OA=-2a,OB=4a,OC=2a +4b,OD=6a +2b,OE=-2a -6b であるとき,次 a' 0,b' 0,aTb とする。次の等式を満たす実数 s,t の値を求めよ。 △ABC において,辺 BC を 2:1 に外分する点を P, のことを証明せよ。ただし,a' 0,b' 0,aTb とする。 (1) 2a + sb = ta - b (2) sa + 0 3 -2t1 b =0 (1) 3 点 O,A,B は一直線上にある。 (2) ACSBD (3) c = a -2b,d =2a +3b のとき sc + td =4a +13b 辺 AB を 1:2 に内分する点を Q,辺 CA の中点を Q R とするとき,3 点 P,Q,R は一直線上にあること (2) AC=OC-OA= 02a +4b1 - 0-2a1 =40a + b1 (2) a' 0,b' 0,aTb から s =0,3-2t =0 よって s =0,t = 3 2 P 1 解説 AB= b,AC= cとすると BD=OD-OB= 06a +2b1 -4a =20a + b1 (3) sc + td = s0a -2b1 + t02a +3b1 = 0 s +2t1 a + 0 -2s +3t1 b a' 0,b' 0,aTb から AC ' 0,BD ' 0 よって,与えられた等式から 0 s +2t1 a + 0 -2s +3t1 b =4a +13b -AB + 2AC AP= =-b +2c 2-1 また AC=2BD よって ACSBD a' 0,b' 0,aTb から s +2t =4,-2s +3t =13 AQ= (3) (2) から BD=20a + b1 ゆえに s =-2,t =3 BE=OE-OB= 0-2a -6b1 -4a =-60a + b1 △ABC の辺 AB,BC,CA を 2:1 に内分する点を,それぞれ A 1,B 1,C 1 とする。更 v a' 0,b' 0,aTb の条件から,直線 AB の存在が認められる。 3 点 0 1,x1 ,0 x,01 ,0 -1,61 が一直線上にあるように x の値を定めよ。 2 2 AB= b 3 3 A0 1,x1 ,B0 x,01 ,C0 -1,61 とする。 AB 1 = AB + 2AC b + 2c = 3 2+1 3 点 A,B,C が一直線上にあるとき, AB= kAC (k は実数) …… ① とおける。 ゆえに x -1=-2k …… ②, -x = k0 6 - x1 …… ③ x-1 2 8 9 8 9 AA 2 = AA 1 + 2AB 1 1 2 b + 2c = b +2 ・ 3 3 2+1 3 = 4b + 4c 9 これを ③ に代入して整理すると x -5x +6=0 2 A B1 1 C ゆえに P (1) 3 点 P,Q,C は一直線上にあることを証明せよ。 (2) PQ:QC を求めよ。 Q B (1) BP= 1 1 BA= a 3 3 BQ= 1 1 1 BD= 0BA +BC1 = 0a + c1 4 4 4 よって PQ=BQ-BP= b + 4c 4b + 4c 1 1 =- b =- AB 3 3 9 9 A 2B 2 ' 0,AB ' 0 であるから A 2B 2SAB D 点を P,対角線 BD を 1:3 に内分する点を Q とする。 解説 b + 4c 9 A 2B 2 = AB 2 - AA 2 = 平行四辺形 ABCD において,辺 AB を 2:1 に内分する 2 また,BA= a,BC= c とする。 A2 すなわち A 2B 2SAB 2 B2 1 B ここで AB= 0 x -1, - x1 ,AC= 0 -2,6 - x1 よって,① から 0 x -1, - x1 = k0 -2,6 - x1 9 [改4SB問59]平行四辺形の辺の分点と2点が一直線上,線分比 C1 A1 1 1 AC 1 = AC= c 3 3 = 1 b 3 1 2 AB 1 + 2AC 1 1 b + 2c 1 = +2 ・ c AB 2 = 3 3 2+1 3 解説 P C A AA 1 = よって [改4SB問55]3点(1,x),(x,0),(-1,6)が一直線上にあるxの値 B ゆえに QP=4QR したがって,3 点 P,Q,R は一直線上にある。 AB= b,AC= c とおくと よって AP=-2AB ゆえに,点 P は直線 AB 上にある。 R また QR:QP=1:4 解説 AP=OP-OA= 03a -2b1 - a =2a -2b =-20b - a1 QP=AP-AQ= 0-b +2c1 - 8 このとき,A 2B 2SAB であることを示せ。 解説 AB=OB-OA= b - a, A 2 1 1 c- b 2 3 4 1 1 =- b +2c =4 - b + c 3 3 2 に,△A 1B 1C 1 の辺 A 1B 1,B 1C 1 を 2:1 に内分する点を,それぞれ A 2,B 2 とする。 OA= a,OB= b,OP=3a -2b であるとき,点 P は直線 AB 上にあることを証明せよ。 ただし,a' 0,b' 0,aTb とする。 1 1 1 =- b + c 3 2 [改4SB問57]三角形内に作った三角形と辺の平行(ベクトル利用) [改4SB問54]OA=a,OB=b,OP=3a-2b⇒Pは直線AB上にある の証明 Q 1 1 1 1 AB= b, AR= AC= c 3 3 2 2 よって QR=AR-AQ= よって BE=-3BD ゆえに,3 点 B,D,E は一直線上にある。 これを解いて x =2,3 C 2 (1) a' 0,b' 0,aTb から 2= t,s =-1 よって s =-1,t =2 (1) OB=4a =-2OA よって,3 点 O,A,B は一直線上にある。 ② から k =- R B 解説 解説 A 2 を証明し,QR:QP を求めよ。 (3) 3 点 B,D,E は一直線上にある。 1 1 1 1 1 a + c1 - a =- a + c 40 3 12 4 PC=BC-BP= c - 1 1 1 a =4 - a + c 3 12 4 8 9 ゆえに PC=4PQ …… ① したがって,3 点 P,Q,C は一直線上にある。 (2) ① から PQ:PC=1:4 よって PQ:QC=1:3 C [改4SB問60]三角形の交点の位置ベクトル(ベクトルの相等利用) △ABC において,辺 AB を 1:2 に内分する点を D, [改4SB問61]三角形の分点のベクトル表示,線分比 △OAB において,辺 OB の中点を M,辺 AB を 1:2 A 辺 AC を 3:1 に内分する点を E とし,線分 CD,BE D の交点を P とする。AB= b,AC= c とするとき,AP 3 2 線分 CM と線分 BD の交点を P とする。 D OA= a,OB= b とするとき,次の問いに答えよ。 2 を b,c を用いて表せ。 O に内分する点を C,辺 OA を 2:3 に内分する点を D, 1 P E 1 C B M 3 (1) OP を a,b を用いて表せ。 P (2) 直線 OP と辺 AB の交点を Q とするとき, Q AQ:QB を求めよ。 A 1 C B 2 解説 BP:PE= s:0 1 - s1 ,CP:PD= t:0 1 - t1 とすると AP= 0 1 - s1 AB+ sAE= 0 1 - s1 b + AP= tAD+ 0 1 - t1 AC= A 3 sc …… ① 4 (1) CP : PM= s : 0 1 - s1 ,BP : PD= t : 0 1 - t1 とすると D 1 tb + 0 1 - t1 c …… ② 3 2 ①,② から 3 1- t s 3 1 0 1 - s1 b + sc = tb + 0 1 - t1 c 4 3 P B 1 3 b' 0,c' 0,bTc であるから 1- s = t, s =1- t 3 4 これを解いて s = 8 1 ,t = 9 3 8 よって,① から AP= 1 - 解説 1 1- s E 1 C t OP= 0 1 - s1 OC+sOM= 0 1 - s1 ・ 8 3 8 1 2 b+ ・ c= b + c 9 4 9 9 3 9 D = s t P Q A 2 1 - s1 2+s 2 0 a+ b = ta + 0 1 - t1 b 3 6 5 よって,② から OP= 2 2 5 5 2 4 ・ a + 1 - b = a + b …… ③ 5 9 9 9 9 8 9 ゆえに,点 P は線分 BE を 8:1 に内分する点であるから 9 C 2 5 ,t = 3 9 (2) OQ= kOP 0 k は実数1 とすると,③ から OQ= 3 c 4 1 2 1 - s1 2 2+s a' 0,b' 0,aTb であるから 0 = t, =1- t 5 3 6 これを解いて s = b +8・ 2 4 ka + kb …… ④ 9 9 また,AQ:QB= u:0 1 - u1 とすると OQ= 0 1 - u1 a + ub …… ⑤ 1 2 = b + c 9 3 2 4 ④,⑤ から ka + kb = 0 1 - u1 a + ub 9 9 2 4 a' 0,b' 0,aTb であるから k=1- u, k= u 9 9 これを解いて u = 2 3 ,k= 3 2 したがって AQ:QB=2:1 u 次の項目「ベクトル方程式」で学習する以下のことを用いてもよい。 点 P 0p1 が 2 点 A 0a1 ,B 0b1 を通る直線上にある C p = sa + tb,s + t =1 t (2) OQ= kOP (k は実数) とすると,③ から 2 4 2 4 8 9 a+ 9 b9= 9 ka+ 9 kb OQ= k 2 4 Q は辺 AB 上にあるから k+ k =1 9 9 よって k= M 3 2 ta + 0 1 - t1 b …… ② 5 EC 1 AD 1 BP 1 1 = , = であるから が成り立つ。 ・ ・ =1 CA 4 DB 2 PE 4 2 BP =8 PE 1- s 1- t OP= tOD+ 0 1 - t1 OB BP EC AD =1 ¦ABE と直線 CD にメネラウスの定理を適用すると ・ ・ PE CA DB AB + 8AE = AP= 8+1 O 2 2 1 - s1 2+s = 0 a+ b …… ① 3 6 ①,② から t メネラウスの定理を用いる。 すなわち 2a + b s + b 3 2 3 2 ゆえに OQ= 2 3 4 3 a + 2b 1・a + 2b = ・ a+ ・ b= 3 2+1 9 2 9 2 よって AQ:QB=2:1 B
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