仕様書(PDF:255KB)

習志野市特定保健指導(積極的支援)業務委託仕様書
1.業務名
習志野市特定保健指導(積極的支援)業務委託
2.業務目的
高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)第24条に基づき、
糖尿病等の生活習慣病を予防するため、対象者自らがメタボリックシンドローム
(内臓脂肪症候群)の要因になっている生活習慣の課題に気づき、改善することに
よって、その該当者や予備群を減少させること及び健康的な生活を維持できるよう
に支援する特定保健指導を実施する。
3.担当課
習志野市 保健福祉部 健康支援課
4.契約期間
契約締結の日 ~
平成29年3月31日
5.関係法令
高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)
6.委託基準
特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準(平成19年厚生労働省令第
157号)及び同基準に基づく「特定保健指導の外部委託に関する基準」で定めら
れている実施基準を満たしていること。
7.対象者及び実施予定者数(推計)
習志野市国民健康保険被保険者で平成27・28年度特定健康診査等を受診した
結果により積極的支援対象者と判定された者のうち、平成28年度中に初回面接が
可能な者
積極的支援
対象者数
170人
※委託事業における評価面接の実施目標は20%を目指す。
※特定保健指導対象者数には、その他の法令の健診結果受領者(人間ドック等)
を含む。
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8.業務内容及び業務手順
高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)第24条を根拠と
し、「特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準」(平成19年厚生労働
省)・「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」(平成25年4
月厚生労働省保険局)及び「標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)」
(平成
25年4月厚生労働省健康局)に沿って特定保健指導を実施する。
(1)市から対象者データを受領
月に1回、市から対象者のデータを受け取り、対象者管理台帳を作成する。
(2)階層化
業務を実施するため、
「特定健康診査及び特定保健指導の実施に関する基準」
(平
成19年厚生労働省)に則って階層化を行い、対象者を確認する。
※階層化により対象者に疑義が生じた場合には、市へ照会を行うこと。
(3)参加者募集・申込み受付・利用勧奨
・受託者は市と協議の上、特定保健指導案内チラシを作成する。
・対象者へ案内チラシを郵送し、利用勧奨を行う。
※初回案内通知分のみ市の封筒を使用する。
(初回以外は、受託者で用意する。
)
・自ら申し込みのない対象者についても、電話または手紙による利用勧奨を行う。
※利用につながらない場合にも、生活習慣改善のためにできる限りの指導を行
う。
・健康診査後、服薬を開始したため特定保健指導を利用しない対象者がいた場合は、
市に報告する。
(4)対象者との日程調整
面接等の日程調整・割振り等については、市が定めた会場・日時で行い、利用者
と調整を行う。
(5)支援期間・頻度
初回面接の実施は契約締結日~翌年3月
実施期間は6か月とし、対象者には初回に面接による支援を行い、3か月以上の
継続的な支援を行った後、初回の面接による支援を行った日から起算して6か月後
に評価を行う。
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対象者が取り組みを継続しやすいよう最低月1回以上は連絡を取り、厚生労働省
が作成した「標準的な健診・保健指導プログラム(改定版)」に規定のある180
ポイント以上の支援ができるプログラムを用意する。
(6)実施形態
個別面接を原則3回実施する。
①初回面接による支援
個別面接にて行う。
※生活習慣と健診結果の関係への理解を深めるため、これまでの生活習慣の
振り返りを行う。また、栄養・運動等の生活習慣改善に有効であり、実践
可能な行動目標及び評価時期を決める。
②継続的支援、中間評価
中間評価は初回面接時から2か月後に個別面接にて行う。
継続支援は電話または手紙等で行う。
※継続支援中に、対象者から特定保健指導の内容について相談があった場合
は、適宜相談に応じること。
③6か月後の評価
初回面接実施から6か月を経過してから個別面接にて行う。
※行動目標の達成状況及び身体状況や生活習慣の変化についての評価を行
う。あわせて、市と協議の上作成した特定保健指導への満足度を含むアン
ケートを実施する。
※受託者は面接実施の際には、身分証の提示をする。
(7)特定保健指導中断者への継続勧奨
受託者は、特定保健指導を中断している者(実施予定日に利用がなく、代替日の
設定がない、あるいは代替日も欠席するなどの状態で最終利用日から2か月を経過
した者)に対して、電話、FAX、手紙等にて勧奨を行う。
(8)未利用者・中途脱落者の報告
①利用申し込みをしたまま、特定保健指導の利用に至らない者に対しては状況把握
を行い、特定保健指導の利用に向けた調整を行う。
②資格喪失・自己都合などで利用中断する者がいた場合は、市に報告を行う。
③継続支援中に連絡がとれなくなった場合、2か月が経過した時点で対象者に脱落
認定通知を郵送し、市にもその旨連絡を入れる。脱落認定通知から2週間以内に
対象者から再開依頼がない場合は脱落・終了と確定し、市に通知する。
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(9)利用者からの問い合わせ対応
利用者からの問い合わせについては、フリーダイヤル等連絡の取りやすい体制を
整える。
9.特定保健指導にともなう案内チラシ、教材等について
以下のものについて、受託者で作成する。なお、作成にあたっては市と事前に協
議を行う。また各1部を市へ提出する。
①案内チラシ
②特定保健指導に使用する教材(支援計画表等)
③中断者への勧奨時の手紙
④脱落認定通知
⑤特定保健指導後のアンケート
⑥支援計画及び個人記録様式
⑦対象者管理台帳
10.支援計画及び個人記録の作成
(1)支援計画の作成
利用者が行動計画の実践を継続するために必要な介入・支援等の記録を利用者
個々に作成し、必要に応じて利用者へ配付する。
(2)個人記録の作成
厚生労働省が作成した「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引
き」に示されている「特定保健指導支援計画及び実施報告書」の内容を含む個人記
録を作成・保管する。
11.支援計画及び実績報告
特定保健指導実施後、翌月10日までに下記のものを提出する。
①特定保健指導支援計画及び実施報告書
②特定保健指導支援計画及び実施報告データ
③対象者管理台帳データ
④指導経過の中で特定保健指導対象外となった者のデータ(服薬開始、資格喪失、
自己都合等)
※特定保健指導支援計画及び実施報告データは、厚生労働省の定める電子的標準様
式に基づく電子データ(XML形式)として作成し、作成した電子データを格納
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したファイルを収録した電子媒体(CD-R)によって提出する。
電子データの使用については、「特定健診・特定保健指導の手引き」に従って作
成すること。
12.データの引き渡し等について
(1)対象者データの引き渡しは自動暗号化機能付USBメモリにより行うものとする。
(2)その他、そのものだけでは個人が特定される恐れがない資料等はメール又は紙に
て行うものとする。メールで行う場合は必ずパスワード処理を行うものとする。
13.苦情・事故等への対応
事故等の責任及び損害賠償等は、受託者に帰属する。また、受託者は、苦情・事
故対応マニュアルを備え、万が一、事故やトラブルが生じた時には、適切な措置を
講じるとともに、直ちに市へ報告をする。
14.支払方法
初回面接実施後に統一単価の6割、6か月後の評価面接実施後に4割を支払う。
積極的支援1件当たりの統一単価(利用勧奨の費用も含む)で支払う。
中間評価以降の資格喪失により継続支援が不可能となった場合、統一単価の4割
の1/2を支払う。
15.契約
契約は、単年度ごとの単価契約とする。契約締結日以降から平成29年3月までに
初回面接を実施し、平成29年4月以降に特定保健指導継続中の者については、平成
29年度随意契約とする。この場合の単価は、平成28年度の単価とする。
※平成28年度予算が、平成28年3月31日までに習志野市議会で可決されな
かった場合、当該契約は履行しないこととする。
平成29年度予算が、平成29年3月31日までに習志野市議会で可決されな
かった場合、平成29年度は契約しないこととする。
16. モニタリング及び情報提供への協力
事業内容の確認・事業評価のため、市が適宜モニタリングを実施する場合は、速
やかに応じること。
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17.個人情報の取り扱い
この業務委託による事務を処理するための個人情報の取り扱いについては、別記
「個人情報取扱特記事項」、
「習志野市契約における暴力団排除措置に関する特約」、
その他関連法令等の遵守を徹底すること。
18.特記事項
(1)特定保健指導の実施は、保健師・管理栄養士がこれを行うものとする。
また、受託者は特定保健指導実施者に対し、必要な研修会を実施すること。
(2)やむを得ない事情がない限り、特定保健指導における面接と評価は同じ者が担当
する。
(3)受託者の再委託は禁止する。
(4)市との連絡・調整に当たっては、市と十分に調整し、特定保健指導の質の向上に
努めること。
(5)特定保健指導の実施にあたっては、各回支援時に被保険者証により習志野市国民
健康保険の資格の有無を確認すること。ただし、面接に依らない方法で支援を行
う場合であって、受託者で被保険者証の確認ができない場合は、利用者への資格
確認は、確認日時を記載した事跡を残し、口頭もしくは文書で行うことを可とす
る。
資格確認を行わずに実施した者が無資格者であった場合は、受託者の責任・負担
とし、この分の費用は支払わないこととする。
19.成果品の管理及び帰属
成果品の管理および帰属は市とする。また、受注者が成果品を公表することについ
ては一切これを認めない。
20.その他
(1)実施に当たっての詳細な内容や本仕様書に定めていない事項については、別途、
市と協議するとともに、業務の遂行にあたって疑義が生じた場合は、必ず市の指
示を受けて実施すること。
(2)定期的に市と進捗状況や特に注意が必要なケースについての報告、プログラム内
容等についての意見交換を行い、実施率の向上に努めること。市の要求があった時
は、業務時及び業務完了時の立会い検査に応じること。
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