正会員及び賛助会員に関する規程の改定概要について

正会員及び賛助会員に関する規程の改定概要について
1.改定主旨
現在、本協会の正会員としての地位の継続と正会員への新規加盟については、本協会の
機関別認証評価の結果を踏まえ、決定しています。
一方において、認証評価機関が複数設置されている状況の中で、定期的に本協会の大学
評価(認証評価)を受けることが難しい正会員が見受けられること、また、正会員に重大
な問題が生じた場合に本協会が対応すべき措置を講じる必要性などに鑑み、このたび、以
下の方針に基づき、会員規程(「公益財団法人大学基準協会正会員及び賛助会員に関する規
程」)を改定いたしました。
2.改定方針

すでに正会員である大学については、永続的に正会員資格を認めること

新たに正会員に加盟する大学は、大学評価を受けること
(これに伴って、これまで実施してきた正会員資格判定審査を廃止すること)

大学評価において不適合と判定されるなど、正会員に重大な問題が起こった場合、
当該大学の正会員資格の取り扱いについて検討を行うこと
3.改定内容
(1)会員資格の明確化
今回、会員制度の見直しに当たり、正会員及び賛助会員の資格を明文化いたしました。
【第2条、第 12 条】
(2)会員制度の整備
会員制度の質を担保する観点から、正会員に重大な問題が起こったと判断される場合、
当該大学の正会員資格の取り扱いについて、以下のような対応を行ことといたしました。
 処分を伴う審議(別紙A参照)
<定款・規程違反>【第7~10 条】
・違反の程度が軽微なものであり、特に問題がないと判断する場合「資格継続」
・改められるものであり、改めるまでは「資格停止」
・改めない、または問題が重大なものであれば直ちに「除名・資格喪失」
<大学基準協会の名誉・信頼毀損>【第7~10 条】
・問題が軽微なものであり、特に大きな問題がないと判断する場合「資格継続」
・問題が重大なものでなければ「資格停止」
・致命的な類のものであれば「除名・資格喪失」
1
 処分を伴わない審議【第6条、第8~10 条】
<機関別認証評価において不適合になった場合(別紙B-①参照)>
・すでに改善に向けた取組みが行われており、その実効性が認められる場合「資格継
続」
・適合するための相応の対応が取れられるまでは「資格留保」
・適合するための対応を取る意思がなければ「除名・資格喪失」
<大幅な変更(大学の統合のみが対象)
(別紙B-②参照)>
・正会員大学が母体となる統合であり、それぞれの大学の理念・目的、組織統合の整
合性が図られていると判断できる場合(新たな組織となる部分が2分の1以下(収
容定員を目安として確認))、原則として「資格継続」
・正会員大学が母体となる統合であり、今後の状況を確認する必要があると判断する
場合(新たな組織となる部分が2分の1以上)、
「資格留保」
⇒ 2年後に状況報告(理念・目的、定員管理、教員組織、内部質保証体制、財務)
を求め、その結果をもとに改めて「資格継続」又は「資格喪失」とするかを判
断する。
・非正会員大学が母体となる統合の場合、「資格喪失」
⇒ 大学評価を受け、改めて正会員として加盟登録することを求める。
以上
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A.処分を伴う審議
定款・規程違反、大学基準協会の名誉・信用毀損が明らかに
なったとき、その他正当な事由があると認められたとき
理
状況が明らかであ
り、委員会における
審議を必要としない
場合
事
会
委員会における審議が必要と判断した場合
諮
当該正会員に対して、正会
員資格に関わる審議を行
うことを通知し、事実関係
にかかる説明等の弁明の
機会を設ける。
問
正会員資格判定委員会
<審議結果をとりまとめる>
・事実関係を確認し、問題とされるべき事項の存否・程度等を
検討・評価
・その他、正会員としての資格を継続する意思があるか、是正に
向けた取組みを行う意思があり、当該年度内に状況報告を行う
意思があるかを確認。
答
理
問題が組織全体に関わるも
のではない。または、すでに
是正に向けた取組みが行わ
れており、その実効性が認め
られる。
資格継続
当該正会員に書類提出を
求め、必要に応じて、ヒア
リング、実地調査等を行
う。
申
事
会
当該年度以内に状況報告を行
う意思があり、問題の是正が
見込まれる。また、資格を継
続する意思がある。
・問題が及ぼす影響が多大で
あり、状況の是正が見込めな
い。
・今後、本協会に対して状況
報告を行う意思がない。
・資格を継続する意思がない。
除
資格停止
名
資格喪失
4月
7月
8月
9月
11 月
12 月
1月
2月
★審議の流れ★
①状況報告書の提出
②委員会開催(確認等)
③所見⇒報告書(原案)の
作成
④委員会開催(ヒアリング
実施、最終検討)
⑤報告書(案)の完成、通
知
⑥大学からの意見申立
⑦結果(最終案)の確定
⑧理事会に報告
当該年度以内に状況報告、
又は大学評価を受ける
正会員資格判定委員会
★改善状況の確認点★
・問題の是正に向けた取組み状況
の実効性
理
事
この間に、再度、大学評価を
受けている場合は、その結果
を参考に検討を行う。
当該年度以内に状況報告が
なされなかった場合もこれ
に含める
会
除
資格停止の解除
名
資格喪失
B-①
処分を伴わない審議 (機関別認証評価(他の認証評価機関におけるものも含む)において、基準に
適合していないと判断された場合)
機関別認証評価において不適合
異議申立手
続き終了後
理
事
会
当該正会員に対して、不適合の結
果を送付するタイミングと合わ
せ、正会員資格に関わる審議を行
うことを通知する。
当該大学に対する審議を行うこと
を決定する
諮
問
正会員資格判定委員会
<審議結果をとりまとめる ★確認点★>
①正会員の資格を継続する意思があるか。
②2年度以内に、大学評価、追評価または改善報告を行う意思があ
るか。
③評価結果をもとに不適合と判断された状況を確認する(問題の及
ぼす影響、改善への取組み状況)
答
理
すでに改善に向けた取組み
が行われており、その実効
性が認められる。
当該正会員に書類提出を求め、必
要に応じて、ヒアリング、実地調
査等を行う。
申
事
会
改善への取組みが不十分で
あるが、今後、正会員とし
て、資格を継続する意思が
ある。
・すでに問題が及ぼす影響が多大
であり、改善が見込めない。
・今後、本協会の正会員として、
資格を継続する意思がない。
また、2年度以内に改善報
告を行う意思がある。
資格継続
資格喪失
2 年度以内
資格留保
正会員資格判定委員会
当該大学から
改善報告書の提出
改善報告書をもとに審議を行
う。
報
大学評価、または
追評価を受けてい
る場合は、当該評
価結果を参考にす
る
参考
理
2年度以内に改善報告
がなされなかった場合
も資格喪失となる
告
事
会
資格留保の解除
資格喪失
B-②
処分を伴わない審議(正会員が他大学と統合した場合)
正会員大学が統合を行った場合
変更届
受領後
理
事
諮
会
問
当該正会員に書類提出を求
め、必要に応じて、ヒアリ
ング、実地調査等を行う。
正会員資格判定委員会
正会員大学が母
体となる統合で
あり、当該大学
の一部(収容定
員の半分以下)
を改編するよう
な組織変更と判
断する場合
当該正会員に対して、不適
合 の結 果を 送付 する タ イ
ミングと合わせ、正会員資
格 に関 わる 審議 を行 う こ
とを通知する。
正会員大学が母体となる統合であり、組織の大部
分(収容定員の半分以上)が変更になると判断さ
れる場合
答
申
理
事
正会員+正会員の統合であ
り、それぞれの大学の理念・
目的、組織統合の整合性が図
られていると判断できる場
合
非正会員大学が母体となる
統合である場合
会
正会員+非正会員の統合で
あり、今後の状況を確認す
る必要があると判断する
場合
(判断の目安:2分の1以上
が新しい組織となる)
資格喪失
資格継続
資格留保
2年後
当該大学から
状況報告書の提出
改めて大学評価を受け、正
会員として加盟登録するこ
とを求める。
正会員資格判定委員会
状況報告書をもとに審議を行う。
(定員管理、教員組織、内部質保証
体制、財務状況)
大学評価、または追評価
を受けている場合は、当
該評価結果を参考にする
報
理
事
告
会
資格留保の解除
資格喪失