2-20 バイオディーゼル燃料製造用グラフト触媒

環境関連
No. 2-20
バイオディーゼル燃料製造用グラフト触媒
廃食油からバイオディーゼル燃料(BDF)を作ることのできる新しいタイプの固体触媒『グラフ
ト触媒』を開発しました。グラフト触媒は、短時間で効率的にBDFを作ることができ、さらに、
BDF製造工程の簡略化や廃棄物の低減が可能な環境にやさしいBDF製造方法を提供します。
技術の特徴
B
D
F
廃触媒 廃水
グラフト触媒法
布状(繊維状)触媒
触媒が反応溶液に
溶けないので、
取り扱い性が良い。
工程の簡略化・廃棄物の低減が可能
・ 中和・洗浄工程が不要。
・ 洗浄廃水(アルカリ廃水)の発生量が『ゼロ』。
ポンプ
3
2.5倍
BDF
0
グラフト
触媒
樹脂
触媒
触媒活性が高い
固体樹脂触媒の
2倍以上の触媒活性。
再生処理
アルコール
連続製造が可能
グラフト触媒をカラムに
充填することにより、
BDFの連続製造が可能。
従来技術との比較
1 BDF製造工程の簡略化が可能
2 アルカリ廃水が発生しない
3 触媒の再利用が可能
研究のステージ
試作検討段階
触媒活性 低
:
ポンプ
BDF製造
グラフト触媒
1
グラフト触媒
廃食油
触媒活性 高
:
2
グラフト触媒
触媒活性比 [-]
脱水
200 µm
µm
200
洗浄
食
油
中和
転換反応
アルカリ触媒法
(現行技術) 廃
触媒の再利用
再生処理により触媒の
繰り返し利用が可能。
利用分野
1 バイオディーゼル燃料の製造
2 廃食油の資源化
知財関連情報
特許第5167110号
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