詳細 - JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

事業名
いわて BDF 利用拡大プロジェクト
コンソーシアム名
いわて BDF 利用拡大コンソーシアム 2012
コンソーシアム
幹事団体
(岩手県地球温暖化防止活動推進センター)
NPO 法人環境パートナーシップいわて
http://www.aiina.jp/environment/
主な取組分野
BDF 利用
主たる実施場所
岩手県内
廃食油の回収量の増大はそのままBDFの増産に等しく、またBDF利用を冬期間の製造およ
び利用形態を変えることで、通年の利用に道筋をつけ、使用量を増やす事で需要を喚起
し、これらのサイクル全体の規模を拡大することで、温室効果ガスの削減を行うことが
できた。コンソーシアムの活動が2年目を迎え、震災以降集まらなかった廃食油回収が
ほぼ2倍以上に増えてきた。(二戸地域、盛岡地域をはじめ全県的な傾向)
①事業推進委員会
本事業の円滑なる遂行に向けて、事業を最大限効果的に実施をするために、現場におけ
る課題を共有し、外部有識者からの活動への助言と指導を得る場として、事業推進委員
会を設置した。3回の委員会は盛岡市のアイーナ会議室において開催された。特に冬場
のBDF製造に関する情報収集と検討委員会での提言や意見を踏まえて、調査や事業所の
ヒアリングを行い、取組みを報告書としてまとめ、配布した。 (いわてバイオディー
ゼル燃料ガイドブック(案))
②モデル地区での実施
また、モデル地区を盛岡広域に定め、BDF製造を目的とした廃食油の回収を主にいわて
生協、公民館などを通じて呼びかけ実施した。モデル地区とした盛岡地区の家庭からの
廃食油の回収量の合計は、1,986 Lとなった。他地域および家庭以外からの回収を合わ
せると、5,336 Lとなり、目標を大きく上回った。これは、冬場に家庭での天ぷらの機
実施事業内容
会が増えることと、廃食油回収が浸透してきた結果とみることができ、今後この傾向は
衰えることなく、漸増すると思われる。ここから生成できたBDFは、2,607 L となった。
(うちモデル地区からの回収によるBDF製造は1,787Lと推計)
③ 寒冷地でのBDF調合
岩手県におけるBDF利用の最大の課題は、冬期間BDFが粘度が上がり固まりやすくなる事
から利用がストップし、廃食油の回収も製造も止まってしまうことであるが、冬期間の
製造に立ち会い、製品の品質を高めることと添加剤の利用により粘度を下げることで、
ディーゼル車両における利用を試みるなど、安定した利用に向けた取組みを行った。
流動点降下剤(商品名エコ・プルーバー)・酸化防止剤調合および試験に関しては、い
わて生協の協力のもと、冬期に休止しているBDF製造施設を利用して行った。マイナス
25度の冷凍庫での試験は、結晶化が進み失敗したが、マイナス6度以下がつづいた厳寒
期に屋外のトラック荷台に設置したタンク内のBDFは、全く問題がなかった。これらの
経験を踏まえてBDF製造所においてBDFを製造し、従来型のディーゼルエンジンのトラッ
ク3台で運転を継続し、問題なく走行することが確認できた。
④ BDF実践交流会およびBDF交流フォーラムの開催
これらの経過および成果を、県内の製造事業者向けに実践の報告を主としたBDF実践交
流会と、BDF利用者や一般県民および地球温暖化防止活動推進員への情報提供を兼ねて、
BDF交流フォーラムを開催し、参加事業所における夏冬での利用形態を変えることでデ
ィーゼル車両燃料に加えボイラーや発電機など通年での継続的な利用を提起した。(54
名参加)製造及び利用に関する経験と知見に基づき、各現場で断念していた冬場の利用
に大きく道を開くこととなった。