研究タイトル:食用油を用いたバイオディーゼル燃料 (BDF)の合成と各種

所属: 鶴岡工業高等専門学校 教育研究技術支援センター
研究タイトル:
食用油を用いたバイオディーゼル燃料
(BDF)の合成と各種測定
氏名:
米澤 文吾 / YONEZAWA Bungo
E-mail:
[email protected]
職名:
技術職員
学位:
学士(工学)
所属学会・協会:
キーワード:
バイオディーゼル燃料、粉砕、機器分析
技術相談
提供可能技術:
・アルカリ触媒法による BDF 合成及び評価方法
・固体試料の粉砕及び粒径分布
・分析機器による各種分析依頼
研究内容:
廃食用油を有効利用したバイオディーゼル燃料(BDF)の合成、各種測定
■動植物油、廃油などを原料とした BDF は、カーボンニュートラルかつ再生可能なバイオマスを原料としているまた BDF はデ
ィーゼル軽油と代替可能な燃料であることから、石油使用量の低減と二酸化炭素の増加防止にも繋がり、環境対策に有効な
ことから循環型社会の形成に寄与できる。本研究では、鶴岡高専の学生寮や家庭から排出される廃油を用いた BDF 合成に
関して以下に示す項目を行っている。
◇氷点下でも凝固しない合成法、製造プロセス(洗浄工程)の短縮化
◇連続使用が可能な固体触媒による合成法
◇流木炭や触媒を用いた廃油の精製
◇NMR やガスクロマトグラフを用いた BDF の純度測定
市販サラダ油、学生寮廃油(左)を原料とした BDF(右)
■遊星ボールミル(高エネルギー粉砕)装置を用いた研究
◇元素ドーピングによる光触媒の装飾化
◇固体試料の微粉砕化及び計測
【レーザー回折式及び篩による粒度分布測定、比表面積測定】
遊星ボールミル装置(左)を用いた紫外光応答触媒(中)を
原料とする可視光応答触媒(右)の合成
■各種分析装置を用いた測定が可能
◇試料や材料表面における組成分析と構造観察【XPS、SEM】
◇熱分析装置【TG-DTA、DSC】
◇その他各種分析【NMR、XRD、ガスクロマトグラフ】
(左)レーザー回折式粒度分布測定装置
(右) X線光電子分光装置(XPS)
提供可能な設備・機器:
名称・型番(メーカー)
レーザー回折式粒度分布測定装置(SHIMADZU SALD-3100)
X線光電子分光装置(SHIMADZU ESCA-3200)
比表面積測定装置(SHIMADZU フローソーブⅢ2305)
ガスクロマトグラフ装置(Agilent 7820)
走査型電子顕微鏡(TOPCON ABT-32)
核磁気共鳴装置(日本電子 ECX-400)
示差走査熱量計(SHIMADZU DSC-50)
遊星ボールミル装置(伊藤製作所 LP-PO4)
示差熱・熱重量同時測定装置(SHIMADZU DTG-60)