いよいよ感染症の要注意時期に突入

B.J.A Column
いよいよ感染症の要注意時期に突入 !!
2015 年 11 月も半ばとなり、ノロウィルスの感染者数が跳ね上がる時期となっています。
加えて今年は、乳幼児や高齢者で重症化することもある「RS ウイルス」の流行が拡大し
ており、1 週間の感染者数が同時期で過去最悪となっているようです。
さらに困ったことに、今年のノロウィルスは変異型 ( 新型 ) の GⅡ.17 というタイプで、
この新型のノロウイルスに対する迅速診断検査キットの検出感度が低く、感染予防の遅
れにつながる恐れがあるということが分かってきました。厚生労働省は都道府県に対し、
二次感染の拡大防止といった対策の周知を図るよう通知しています。これを受けて、手
洗いを促すステッカーを作成して教育施設に配布する自治体も出てきており、注意喚起
に懸命となっています。
この「検出感度が低い」ということは各種施設や医療機関で使われている迅速診断検査
キットで測定しても反応が出にくい傾向がある・・・ということで、
「ああ、ノロじゃなかったみたいだ・・・」と安心していたら、またたく間に感染拡大を
引き起こしてしまう危険性が高いということに他なりません。
やはり、発生してから慌てて対処するのではなく、日ごろからの防御体制の構築が重要
だなぁ~と改めて感じる今日この頃です。
B.J.A Column