Column 最近の節税対策の傾向[PDF:726KB]

Column
最近の節税対策の傾向
平成27年1月1日以降、相続税の課税が強化され、
の路線価に持分を乗じて算出します。建物の評価額
非課税となる基礎控除が縮小されることになりました
は、専有部分と共用部分を按分計算した面積である
(p.6参照)。課税強化を前に、相続税の節税を考え
建物持分の固定資産税評価額となります。
生前贈与を活用した生命保険活用とタワーマンショ
タワーマンションは、路線価の高い好立地であっ
ンの購入が注目されています。
ても、土地上部の空間を最大限に活用することで、
生前贈与を活用した生命保険加入とは、年間110
1戸あたりの土地の持分が少なくなるため、土地の
万円の非課税枠の範囲内で、子や孫に現金を贈与し、
相続税評価額の絶対額は小さくなります。
子や孫がその現金で父母や祖父母を被保険者とし自
さらに、建物の固定資産税評価額は、面積のみを
らを保険金受取人とする保険の保険料を支払うとい
基準に評価されるので、高層階の方が高い販売価格
う手法で、被相続人の財産を減らし、生命保険金に
だったとしても、眺望などの付加価値は評価額に反
対する課税を子や孫に係る所得税の一時所得とす
映され ず通常の取引価格に比べてかなり抑えられ
ることで、生命保険金の税引後の手取額の増大をは
た評価額となるため、人気の高い高層階の方が節税
かるというものです。受取人を指定することで、
「争
効果は高くなります。
族」を未然に防ぐ効果も期待できます。
この他にも、様々な対応策がありますので、実際
一方のタワーマンションですが、マンションの相
に検討される際には専門家などにも相談しながら慎
続税評価額は、土地の敷地持分と建物持分にわけて
重に検討されることをお勧めします。
評価します。土地の評価額は、マンション敷地全体