ニュースレター - 楽して儲かる農業みーつけた

20
Vol.
1
1
43
ry
anua
J
16
役に立つ情報満載!
ニュースレター
月号
静岡農業技術支援協同組合 発行
<楽して儲かる栽培>
[年頭の予測]
経済は大減速に向かう!温暖化は激しくなる!
野菜は恒常的に高値になる!
これは最大のチャンスになる!
<玄米アミノ酸活用法>
冬場は日照不足が頭痛のタネ!
玄米アミノ酸酵素液の葉面散布で日照不足を解消!
<楽して儲かる農業講座>
六次産業化に大型の補助金をつけている
理由とは何なのか・
・
・?
農産物の価値観が大きく変化する!
<シリーズ「栽培の基本」>
病害の出発点は「購入苗」にあるという現実が
理解できるだろうか・
・
・?
<玄米アミノ酸微生物農法>
玄米アミノ酸微生物農法で成功するまでの
紆余曲折と心配事はどうすればいいのか・
・
・
<目からウロコ情報>
日照不足の時に光合成を活発にすれば
収量不足が解消できる!
<玄米アミノ酸Q&A>
ニーム酵素液は、露地栽培で
害虫防除が本当に可能なのでしょうか。
経済は大減速に向かう!温暖化は激しくなる!
昨年は一年を通して野菜は高値
を出すことはむずかしいのである。
理 解せずして農 業 をやっても 利 益
も、大変な影響があるのだ。それを
のである 。私 達の農 業にも 生 活に
しか思えないと思う。そうではない
身 近 なことではないので他 人 事に
大不作である。このように言っても
界の米 蔵タイでは雨 期の遅れから
を越える極暑日が何日もあった。世
た。インドでは ℃に迫る日が何日
の観 測 史 上 、各 国に最 高 記 録が出
は深 刻 な 状 態にある。昨 年は気 温
てはいけないのである。地 球 温 暖 化
人 間は食べることな くしては生き
済 問 題も最 後は食 糧 問 題になる。
はさらに激化しそうなのである。経
必 ず 食 糧 問 題がある。それが今 年
気候問題と政治問題の背景には
食 糧 不 足 に なっ
いという 。極 端 な
ミ 市 すら 立 たな
度 の 大 旱 魃 。ヤ
鮮は100年に一
増している。北 朝
ない 貧 困 層 が 急
話だが、世界では食べることもでき
は誰 も 持っていない。これは日 本の
やって 質 を 高 め ら れ るのか 。答え
ている 。この異 常気象の中でど う
という時代ではない。質が求められ
時代錯誤である。食糧があればいい
ばいいと思うかもしれないが、
それは
る。食糧というと人間が食べられれ
食 糧 生 産の問 題が深 刻 化しつつあ
野菜は安くならなかった。日本では
域、必ずどこかの地域が減産となり
旱 魃で作 物がよく 育たなかった地
照 不 足で品 質が急 低 下した地 域 、
る。大雨で収穫が激減した地域、日
ば理解できる。住宅バブル、
インフラ
うと答えはノーである。中国を見れ
消費力はこれからも成長するかとい
拡大②環境汚染③急速な高齢化。
大 き な 問 題が三つある 。① 貧 富 の
地 球 温 暖 化である。経 済 発 展には
制的に進展させてきた。その結果が
びる。これを各国ともに競争して強
が成長し、
その金でさらに消費が伸
する。生産が増強され流通し、企業
経済発展は旺盛な消費力で成長
ある。
問 題になることを 抑えてきたので
とでお金が回り、豊かさを得て社会
解 決してきた。景 気 を 良 く するこ
層の問題をお金で、
つまり経済力で
政 治 問 題になる 。これまでは貧 困
て 移 動 する 。感 染 症 も 多 発 する 。
民が急 増 する。難 民は国 境 を 越え
暴動が発生する。戦争が起こる。難
けない。食べられない人が増えると
人 間は食べなければ生 きてはい
も 地 震 も 活 発になる。自 然 災 害が
象はさらに激化していく。火山活動
とするだろう 。そうすると異 常 気
なる。それでも経済を発展させよう
東 南アジアの経 済は立ちゆかなく
く なる。中 国の経 済が減 速したら
い。人 間が生きていける土 地ではな
資金がいる。経済発展どころではな
これを処 理するためには莫 大な
も続いた。
ヨーロッパの北部でも ℃
残ったのは環境汚染だけである。
だった。大雨や日照不足、旱魃の地
ている。
バブル、株バブルはすべて崩壊した。
野菜は恒常的に高値になる!これは最大のチャンスになる!
年頭の
予測
域 差がもの凄 く 激しかったのであ
35
50
2
値 上 が り す る 。特に肥 料 、農 薬は
穫が減ってくる。生産資材はすべて
上がりする。野 菜 も 異 常 気 象で収
が値上がりする。牛乳やチーズも値
る。特に穀物が穫れなくなる。肉類
多 くなる。世 界の作 物 収 穫 量は減
%∼ %も減収している。ところ
が5 0 0 万 円 に 近 く なっている 。
は減り続けている。現在は平均年収
きく出てくる。サラリーマンの給 料
国際的な変化の影響は日本にも大
局 地の戦 争はさらに多 く なる。
れば安いのである。
から 野 菜 は 高いのである 。多 く な
ないか ら で あ る 。収 穫 量が少 ない
米アミノ酸 酵 素 液 だ け で は 足 り
かし、乳酸菌もみがらぼかしと玄
他の農法よりは対応力は高い。し
と思うかもしれない。
農法なら対応できるじゃないの・
・
・
そ れ な ら 玄 米 アミノ酸 微 生 物
るために売れなくなる。現在の中近
高 くなる。貧 困 層が急 速に拡 大す
くるようになる。
ようなアンバランスが至る所に出て
が学費は %もアップしている。この
ば異常気象でも通年以上の量と質
策が必要なのである。それが出来れ
が多く出てくることになる。
ある。暴力で何とかしようという人
も 、実は貧 富の格 差の問 題 なので
なる。現在、農業はこのような気候
降り続いたかと 思 うと 急に高 温に
と 急に猛 暑 日になる。寒 くて 雪が
ある。大雨で低温が続いたかと思う
わけである。その気候も極端なので
気 候の変 動はさらに大きくなる
チャンスがきたと言えるのである。
優 秀 な 生 産 者にとってはもの凄い
の流れから見ても言えるのである。
になる。それは国際的な政治、経済
ある。どこでもひっぱりダコ。超人気
に自然になってしまうということで
が確保できる。イコール大変な利益
のどこでも対 応が出 来ていない。食
このことから今年のテーマは明白
行農法は土を硬くして酸素をなく
なのである。どうすれば気候変動に
米はともかくとして野 菜が安 く
してしまうために最初から論外。有
糧なんて増産しようと思えばいつで
なるというのは考えにくい。輸 入し
機農法は雨が多くなると病気が多
対応した栽培ができるかということ
ても 高いのである 。外 国 も 状 況は
発するため、
これもダメ。
一般的な栽
もできると思い込んでいる。甘くみ
変 わら ないからだ 。しかし 生 産 者
培の方法では対応できないというこ
である。そこに尽きるのである。慣
は 収 穫 量 が 激 減 し ている の で あ
とになる。
ているのである。
ろうか。日 本だけでなく 世 界 各 国
に対応できるようになっているのだ
ないので あ る 。それを補 強する対
東の紛争の種になっているIS問題
25
30
る。気 候 変 動への対 策 が で き てい
3
20
玄米アミノ酸活用法
冬場は日照不足が頭痛のタネ!
光 合 成 が 良 く な る と 、お も し ろ
い よ う に 生 産 性 が 上 が る 。花は
さらにおもしろい。花が大きく な
り、色が出て葉色が鮮やかになる。
冬 場でも 高 値で売れる商 品が作
れる。葉面散布の代金なんて、
まっ
が良 くなる。葉 肉が厚 くなる。日
分の浸 透が良くなる。葉の色つや
液を葉面散布する。そうすると水
れを補うために玄米アミノ酸酵素
弱 く なることが原 因している。こ
いなどである。すべては光 合 成が
色が悪い、成長が遅い、収量が出な
ラブルが出てくる。うどん粉病、着
冬場は日照不足でいろいろなト
成長しなくなり花芽の数も減る。
する力が落ちる。イチゴは果 実が
樹勢は急速に鈍くなる。光合成を
ういう状態になると室温が下がり
地 力がないという 状 態である。こ
に外気温の影響を受けてしまう。
浅 く 、酸 素が不 足しているとすぐ
なのが地 温なのである。作 土 層が
管 理も重 要であるが、さらに重 要
に注 意をしていると思う 。室 温の
前 月 号にも 書いたが、
こういう 場
のは玄 米アミノ酸 酵 素 液である。
どん粉 病になる。これを改 善する
上 手 に で き な く な る 。それでう
ある 。日 照 不 足 に な る と 呼 吸 が
ことがある。それは植 物の呼 吸で
した 花 卉 栽 培 には 共 通 している
類 とイチゴ、そしてバラを 始めと
冬は日照が少ない。施設の果 菜
液で補強
② 日 照 不 足 を 玄 米アミノ酸 酵 素
根である。立ち姿はあまり気にす
出 来が決 定 する。そのポイントが
半 作!とにかく苗 作りで出 来 、不
栽培の始まりは育苗である。苗
育 苗は根の張 り が 大 切!根の
③そろそろ育苗の準備が始まる
玄米アミノ酸酵素液の葉面散布で日照不足を解消!
照不足でも光合成は活発になる。
花 卉 類は花が小 さく 見 栄 えがし
合は2 0 0 0 倍ではなく 倍 率 を
たく問 題にならないくらいに品 質
日照不足を補うことができるので
なくなる。
①室温よりも地温を上げる工夫
ることができる。
し地温を上げてくれる。玄米アミ
本当に凄い。根圏に酸素を作り出
酸のぼかしである。微生物の力は
地 温 を 上 げ るには玄 米アミノ
調になり樹勢も維持できる。散布
もつかなくなる。植 物の生 理も順
うになる。そうするとうどん粉 病
て使用する。呼吸が楽にできるよ
5 0 0 倍∼1 0 0 0 倍 ま で 上 げ
る。苗 作 りには一年のう ちの
酸ぼかしと天然ミネラル鉱石であ
ることである。それには玄米アミノ
ダメなのである。とにかく 根 を 作
方がいい。チッソを効かせすぎては
る必要はない。大きいよりも小さい
張りには天然ミネラル鉱石
がアップする。
ある。玄米アミノ酸酵素液の葉面
が大切
ノ酸のぼかしをドンドン入れるこ
量 が 少 な け れば回 数は3日に1
散布は特に冬場に大きな差をつけ
冬 場の施 設 栽 培は室 温を目 安
とである。室温が少しぐら
%
にしている。 ℃を下 回ると植 物
しいものである。
の力 を 入 れ るつも り で やって ほ
特 に ウ リ 科のキュウ リ な ど は
回でもいい。
℃を下 回らないよう
く落ちなくて済む。
い下がっても 樹 勢はまった
る。普 段は
の活動が急速に弱くなるからであ
15
18
80
4
六次産業化に大型の補助金をつけている理由とは何なのか・
・
・?
か方 法はないのである。関 税の引
た。経済を成長させるには、それし
TPPの問題は最終合意になっ
商品化して外国に売るという構想
出されたのが六 次 産 業 化である。
れているのである。そのために打ち
まったのである。構 造 改 革が迫ら
を作らなくてはいけない。
フランス
ンドを作るには、日 本 認 定の基 準
つのかということである。日本ブラ
その時にどうやって競争力を持
農産物の価値観が大きく変化する!
き下 げ。外 国から安い野 菜や米が
のワインやイタリアのチーズにはそ
目 標にしている。その中で
である。2020年には 兆円を
心配されているだろう。そのために
下の農 業 従 事 者を現 在の
万人
代以
もの、
という認証が必要になってく
じ。国が認めた品 質 保 証がされた
れがある 。イタリアのパスタも 同
ではヘルシーなパスタとして大ヒッ
日 本の糸コンニャクは、
イタリア
る。農 協は戦 後の食 糧 供 給という
農 業 だけが旧 態 のまま なので あ
意 味もある。日 本の産 業の中では
のである。生産性を上げろという
価 値 で 勝 負 を し ろ とい う 意 味 な
外国と勝負するのではなく、
付加
その意 味とは何だろうか。安 さ で
けて六次 産 業 化 を 推 進している。
国の農 産 物は入って
は別にして、
いずれ外
はない。早いか遅いか
ある。守っていて守り切れるもので
道がないと 言えば、それはそうで
りではな く 攻めである。これしか
う積極的な考え方なのである。守
を作って、高く外国に売りたいとい
う 経 済 的 な 考えではなく 、
いい物
る。農 産 物が安 く 入ってくるとい
の 若 返り をしたい計 画 なので あ
依 然 として 、農 薬 と 化 学 肥 料 で
れるということなのである。旧 態
ヒット。つまり 、おいしい野 菜は売
で あ る 。これが思いもかけずに大
タ イに空 輸 し て 売 り 始 め たの
店 した 。つ く ば で 作った 野 菜 を
ど う したのかと 言 う とタイに 出
二号 店を出したら大 失 敗 、それで
売っている直 売 所である。水 戸に
村 市 場 ﹂というのがある。品 質で
茨 城 県つく ば 市に﹁ み ず ほ の
とである。玄米アミノ酸微生物農
る。価 値の高いものを生 産するこ
なるには、
それしか道がないのであ
ことだろうと思う。農 家が豊かに
政策をさらに積極的に促進させる
うわけではない。たぶん政府はこの
る。糸コンニャクなら何でもいいとい
だって 国 産 の 有 機 栽 培に限 られ
はいけないのである。コンニャク芋
はない。おいしくて、安 全でなくて
野 菜 なら何でもいいというわけで
ブームになっている。でも日本産の
から 万人に倍増させて生産人口
ト を し ている 。和 食 は 世 界 で も
意 味では大きな 役 割があった。と
く るようにな る 。そ
作 ればいいやというのではダメな
忘れてしまったのである。強い既得
ドップリと漬かってしまい、改 革を
ころが、補 助 金 というぬるま 湯に
れは 避 けられないこ
権だけが残ってしまった。
となのである。
法なら、
それができるのである。
産 業 化である。もの凄い予 算 をつ
るのである。
10
22 40
のである。
40
政府がやっていることがある。六次
入ってきて、
やっていけなくなると
農業講座
国際競争力をまったく失ってし
5
楽して儲かる
シリーズ
﹁栽培の基本﹂
ている 。生 産 者
きな問 題が隠れ
実はこの所に大
ことはしたくない﹂となる。それでい
る培 土が販 売されている。
﹁ 面 倒な
しかも、すでに肥 料が配 合されてい
播きをする。培 土の必 要 性がない。
を 使 う 場 合の多 くは畑に直 接 、直
産者は苗で購入するからである。種
る生産者は非常に少ない。多くの生
いい。その大切な培土を自家配合す
は、培土によって決まると言っても
夫 に 元 気 に 育 つこ と が で き る か
生 育のベースになるものである。丈
根本に関係することである。培土は
は理 由がある。その理 由は、栽 培の
という話を前回したと思う。それに
らいである。それが苗になると1本
で購入すると100粒300円ぐ
ると、さらに問 題が大きくなる。種
これがポットに入っている苗にな
ある。
ト な ど 、やっている 暇 は ないの で
に 病 原 菌 がいる か ど う かのテス
当 然 、湿 度 も 必 要である 。そ の 中
肥 料 を 入れて 出 来 上がりである 。
度 を 揃えて
︵ といっても 機 械 ︶化 成
かけていたら利 益なんて出ない。粒
裕はあるのだろうか。そんな手間を
の中で 質のいい培 土 なんて 作 る 余
頭 を 抱えるよう な 価 格である。そ
いる。どうすれば利益が出るのかと
培 土は厳しい価 格 競 争に晒されて
い。ホームセンターで販売されている
このように言 うと 驚 くかもしれな
い。病害が含まれていることがある﹂
﹁ 自家の培土に挑戦してみよう ﹂ ﹁ 培 土は完 全に消 毒 されていな
なってしまうのである。裸苗の場合
うなロスを考えると自然に高い苗に
物にならないために捨てる。このよ
るという事実である。もちろん売り
に問題は、そこで病気が発生してい
たものがどれくらい作れるか。さら
発 芽 率 で あ る 。それから苗に適し
題があるということである。まず
ということである。苗を作るにも問
3円のものが300円になるのか、
それが一概に高いとは言えない。なぜ
もちろん手間はかかっているので、
手 間がかかる・
・
・﹂農 業 栽 培 で もっ
確 実 なのではないだろうか。
﹁ でも
を作り、種を播き、苗を育てた方が
それなら自分で自家配合の培土
なことである。
途中でどうにかするというのは無理
から問 題を含んでいるわけだから、
て育てることになるのである。初め
問 題のある苗 を 植 えて 、苦 労 をし
するすべは何もない。結 果としては
キリがない・
・
・﹂そうだとしても確認
いのである。
﹁ そんな 心 配 をしたら
でも、病 気を含んでいるかもしれな
一見、元気で丈夫そうに見える苗
ある。加湿害である。
なるだろうか。病 気 は 出 て 当 然 で
れて、水も多めにやる。するとどう
ある。培 土に化 成 肥 料 を 多めに入
化成肥料を多めに使うのが一般的で
根 に は 力 を 入 れ ない。そのために
な る よ う に地 上 部に力 を 入 れ る 。
病害の出発点は
﹁購入苗﹂
にあるという現実が理解できるだろうか・
・
・?
から は まった く
2 0 0 円∼3 0 0 円にもなる。1
と も お も し ろいのは﹁ 苗 作 り ﹂な
いの だ ろ う か 。
見 え ないのであ
も事情に変わりはない。
の で あ る 。人 間でもそうだけれど
粒3円の種が1本300円の苗に
苗を作る場合は見栄えが良く
る。
なるのである。
6
がある。
満ちている。ここに心をこめる意 味
苗に生長していくプロセスは神秘に
同じなのである。種から芽を出し、
苦しいことの方が多くなる。植物も
楽しい。成長して素直でなくなると
も、赤ちゃんを育てる時がもっとも
のである。勢いよくガーッと与えた
方である。これが、もの凄く重 要な
のである。さらにある。水 分の与え
れは人 任せにしていい仕 事ではない
れているといっても過言ではない。こ
かどうかは、
この時 点で決 定づけら
られる。もっと言えば収量が取れる
上がる。
の張りが良 く なる 。茎が太 く 立 ち
い。芽 出しが揃 う 。生 長が揃 う 。根
ないのでコスト的にも負担にならな
与える。与える水 分の量が多 くは
らどう なると 思 うか。相 手は芽 を
出そうとしている種である。もちろ
ん水分過多になる。
少ない水分で植物は育つというこ
とも 、
このプロセスを 手がけること
で理解できるようになる。
手をかける意味がある。だからこ
ある。温 度 管 理と湿 度 管 理はしな
やすい。もちろん、育苗室は必要で
農法をやれば、失敗なく発芽させ
いる。
一番 楽しいことも忘れている。
しである。
一番 大 切なことを忘れて
培 土と育 苗については灯 台 下 暗
き、新葉が出て、
というリズムをくり
生 長 点が伸びて新 芽が出て花が咲
じことをくり返すだけなのである。
命力などである。これはその後も同
の色 と 形 などである。生 長 点の生
やすいのである。水 分は玄 米アミノ
ても良くなる。グッドな環境が作り
かしを投入すれば、微生物性はと
くない。そこに乳酸菌もみがらぼ
いけない。育苗土の量というのは多
も良 くなるように注 意しなくては
培の楽しさを苗 作りで発 見してほ
る。
コスト的にもメリットはある。栽
れば1 本 3 円の原 価で済むのであ
自 分で種から芽 出しをして苗を作
益が出ない一番 大きな原 因である。
が多 くなっている。農 業 をやって利
Email: [email protected]
FAX: 054-237-4021
TEL: 054-237-3333
静岡農業技術支援協同組合 理事長 神保信一
幸いにして玄米アミノ酸微生物
そ、
ここに手をかける。心をこめるに
ここさえ、
しっかりできるようになれ
%で あ る 。
返すだけなのである。そのリズムは
しいと切に願うものである。
最 近では稲の苗でさえ購 入する方
ば栽 培はむずかしくないのである。
℃∼
%∼
く て はい け ない 。温 度 は
℃ 、湿 度 は
は別の意 味もある。植 物が育ってい
く原点を観察できるのである。根の
20
%を 切ると 乾 燥になる。風 通し
80
酸酵素液を100倍希釈ぐらいで
張り、立ち上がりの茎の太さ、子 葉
70
種 か ら 芽 を 出 す と き に 決 定 づけ
7
60 25
玄米アミノ酸微生物農法についてのお問い合わせ!
玄米アミノ酸乳酸菌もみがらぼかしがうまく作れない。栽培上でトラブルが出る。原因が
分からない。利益が出せない。農業経営者育成塾についてもっと知りたい。静岡農業技術
支援協同組合についてもっと知りたい。販売先の拡大で
「ツナグ」
についてもっと知りた
い。以上の件について、お気軽にご相談してください。
玄米アミノ酸微生物農法で成功するまでの
いくつかのステップ
実現するためには、
が 、そ れ を 現 場 で
来 てい る 。と こ ろ
法 は シンプルに 出
しい。確かに玄米アミノ酸微生物農
やりとりで済むものと思っているら
である。多くの方は簡単なメールの
りいきなりというわけにはいかないの
微生物農法を実現させるには、
やは
ぞれに違う。その中で玄米アミノ酸
けである。しかも土壌の状態もそれ
がある。それが人それぞれに違うわ
うのがある。基礎的な知識というの
いうのがある。農業の経験年数とい
してくる人はそれぞれに考え方と
てみたいと思う方である。問合せを
ん玄 米アミノ酸 微 生 物 農 法をやっ
問 合せが実に多くやってくる。たぶ
静岡農業技術支援協同組合には
ほどやられていないと
だった。周囲の人はそれ
事に育ったトウモロコシ
である 。そ れまでは 見
色に焼 けてしまったの
た。トウモロコシは熱さのために黄
きかない。気 温の高い日が数 日 続い
周囲がしているから心配だと言って
必要ないと教えた。ところが本人は
を 避けるために必 要だが、
マルチは
るのが一般的である。トンネルは寒さ
はトンネルを張り、
マルチをして育て
異変が起きた。早生のトウモロコシ
調に育った。ところが4 月になって
でも 聞いてくる。トウモロコシは順
法で始めた。初めてなものだから何
シの栽 培を玄 米アミノ酸 微 生 物 農
験ナシ。1 月から早 生のトウモロコ
を経営している方である。農業は経
にTさんという方がいる。建設会社
具 体 的な例を上 げよう。山 梨 県
た。
調 で 喜 んでいる という 電 話 があっ
の後 、とてもいい実がなり収 穫も順
よと言われて、
ひと安 心である。そ
に話 を 聞 き 、ナスは全 部 そ う なる
実しかつけない時である。近所の人
大 騒 ぎである。まだ幼 木で未 熟 な
培 をした。ある時 、病 気になったと
トマトの台 木に接 木したナスの栽
らえるだろうか。その後 、Tさんは
うのはどれだけ大 変か理 解しても
からそうである。これを教えるとい
かしいとも思っていない。経験がない
戦 、と思ったけれども 、本 人はむず
方がいき なりむ ずかしい早 生に挑
には戻らなかった。農 業 経 験のない
ども遅かった。少しは復活したが元
あ る 。すぐにマルチをはずしたけれ
温 が 低 い た め に 焼 け に く いの で
4 ℃∼5 ℃も 違 う 。化 成の畑は地
ら ぼ か し を 使 え ば 、土 の 温 度 は
玄 米アミノ酸の乳 酸 菌 も み が
なり最 上 級にチャレンジしているの
たいと思っているが、未経験者がいき
ばす 激 論である。私 も 優しく 教え
間に私とのやり取りは口角 泡を飛
果が出るまでになった。しかし、
その
もめげずにやり続けたからこそ、結
る 。というよりも 、Tさんが失 敗に
玄米アミノ酸微生物農法なのであ
経験。それでも結果を出せるのが
ンジしているのである。しかも未
かなり厳しい条件で栽培にチャレ
わると稲作をやるというのである。
ている。冬はトウモロコシ。それが終
Tさんは稲田を転 作して栽 培し
紆余曲折と心配事はどうすればいいのか・
・
・
を 踏 ま な く てはい
私に言うのである。
玄米アミノ酸
微生物農法
けないのである。
8
である。
の大変さを少し、理解してほしいの
るのかも 教えなくてはいけない。こ
に振りまわされる。なぜ間 違ってい
る。初めてのものだから周囲の意見
向を示さなくてはいけないのであ
ではないのである。相手に正しい方
である。優しくやっていられる状 況
半の葉はまったく 大 丈 夫 なのであ
﹁ 病 気ではないのか・
・
・﹂ところが大
て電 話が来た。写 真も送ってきた。
じってきたのである。あわてふためい
した頃にチラホラと 枯れた葉がま
終了して二回目になり、
ニラが成長
でいた。ところが一回目の刈り取りが
ら、大変に良いものが出来たと喜ん
ら成功するまでやらなくては、成
大 変 なのであるが、や る と 決 め た
ないだ ろ う か 。答えるこちら側 も
げ 出 し て し ま う 方 も 多 いの で は
聞 か ず 上 手 くいか ないか ら と 投
ことが出 来るだろうと 思 う 。何 も
やHさんは成 功 するまでやりきる
が問 合せを何 度もしてくるTさん
凄く大変なのである。たぶんである
ミノ酸 微 生 物 農 法をしたいと決心
い。あ な た 様 な の で あ る 。玄 米 ア
が・
・
・。高収入を得るのは私ではな
を 決 め て や れ ばいい だ け な の だ
は夢と終わる。と言っても1年間腹
る。それが整備されなければ高収入
する 人の技 術レベルと 言 うのがあ
でも 、栽 培 する土 壌の状 態や栽 培
玄米アミノ酸微生物農法は単純
やり通さなくては高収入はない。や
る。実にイキイキとして元気がいい。
メールだけで質問してくる方には
ると決め、根 気よくやれば思ってい
したら、何があっても物にするまで
い。この場 合 は 土 壌の前 歴 という
聞いてみただけという 方 もいる。こ
功は手に入らない 。
のがある。乳酸菌もみがらぼかしを
る以上の結果が出せるのが、玄米ア
が一番早いということか・
・
・。
れまでは恥 と 思っても 直 接 聞 くの
ミノ酸 微 生 物 農 法 なのである。そ
れでは成功をするわけもない。
無欠なものになるはずもない。
投入したからと言っていきなり完全
葉 先も立っている。病 気なわけがな
もう一つ例を上げよう。福島県喜
多方市でニラを栽培しているHさん
玄米アミノ酸微生物農法の今年
という女 性の方がいる。この方は経
験者である。以前話題になった木村
からこそ 可 能 なのである。しかし、
のテーマは﹁高収入﹂である。異常
本 人はなぜそうなるのか心 配で
それが簡 単に手に入 ると 思ったら
さんの自然栽培にガッカリして玄米
ある 。熱 心に電 話 をして 聞いて く
仕方がないのである。ここを理解し
大間違いである。
気象に強く、
シンプルな栽培方法だ
る 。その度に丁 寧 な 対 応 をしてい
てもらって納得してもらうのがもの
アミノ酸微生物農法を始めた方で
た 。ぼかし を 作りニラ を 栽 培 した
9
目からウロコ情報
る。
葉 面 散 布する時 間 帯は、冬 場は
早 朝よりも 少し気 温が上がった
時くらいがいい。気孔が開きやすいか
らである。2日に一回でもいいのであ
のだろうか。光 合 成の仕 組みが理
どないのが現状である。なぜない
進 さ せ る 資 材 というのはほと ん
いる方もいるだろう 。光 合 成 を 促
う。
ステビアなどの糖質分をやって
を 薄めて使っている方 もいるだろ
めに何をやっているだろうか。養液
に落ちる。光 合 成を促 進させるた
弱くなるのである。呼吸量が大幅
り日照も不足してくる。光合成が
1 月に入ると 寒さも 厳しく な
量が落ちているということは代 謝
ると回 復がむずかしくなる。呼 吸
くしてしまうのである。
一度そうな
る1 月に、さらに気 孔の穴を小さ
うのである。光合成が弱くなってい
が光 合 成するどころか弱ってしま
詰 ま ら せ て し ま う の で あ る 。葉
大 切 な 気 孔 を 開 くので は な く 、
ば硝 酸も含んでいる。その硝 酸は
なるだろうか。チッソを含んでいれ
アなどの糖 分を散 布したら、どう
そこへ、液 肥を散 布したり、
ステビ
じで体 温 調 節をするからである。
る数 少ない資 材なのである。玄 米
を開いて代謝を上げることのでき
が遊離していて浸透性がいい。気孔
と チッソ分は0 で あ る 。アミノ酸
玄 米アミノ酸 酵 素 液はも と も
数少ないのである。
とがで き る 資 材 は
い。冬場にそんなこ
なくてはいけな
開いて 代 謝 を 上 げ
だ。光 合 成 を 上 げ る に は 気 孔 を
ることが、さらに大きな 原 因 なの
もある。それよりも光 合 成が落ち
れはチッソの効きが悪 くなること
なのである。気 孔 を 痛 め て は 元 も
なる傾 向がある方はここも注 意 点
気の原因にもなるのだ。うどん粉に
ぎると 葉が柔 らかく 弱 く なる 。病
けすぎて葉の気 孔が水 分を含みす
とぬれる程度で充分なのである。か
けすぎである。葉の表 面がしっとり
しずくがたれ落ちるほどかけてはか
効 果があるからと言って、葉から
る。
解できていないからである 。
しないということだから、分解でき
アミノ酸 酵 素 液 を 葉 面 散 布す る
と光で澱 粉
を 作っていく 。ここまでは誰で も
ないのである。
そこから水分を吸収する。人間で
か。植物は葉の裏側に気孔があり、
たら光合成は活発になるのだろう
る。植 物の生 理からして当 然であ
を葉に与えたらさらに気孔はしま
水分は冬だから冷たい。冷たいもの
それなら、
ただの水分はどうか。
ケチったとしても 、収 量は落 とさ
た証拠なのである。暖房代を少し
呼吸量が増えて代謝が活発になっ
て く る と よ く 言 わ れ る 。植 物の
と、葉がいきいきして葉先が立っ
ら良い結果が出るというわけではな
症しやすい状態になる。多く与えた
ている方は、
さらにうどん粉病を発
養剤などをうすめて葉面散布をし
子もない。逆効果になってしまう。
言えば皮膚である。
る。
気温が高ければ気孔は開くし、
低ければ気孔はしまる。人間と同
寒くなると生産量が落ちる。そ
いのである。
光 合 成は水 分と
知っている。それなら水 分 を 与え
日照不足の時に光合成を活発にすれば
収量不足が解消できる!
10
ずに 収 穫 で き る ということで あ
CO2
10
玄米アミノ酸
しっかり
お答えし
ます
ニーム酵 素 液 を 農 薬のよ
ら ないこと が 重 要にな り ます 。完
対策としてはチッソ酸化物を作
そのあとニーム酵素液を使うとし
うに考えておられるとした
チッソ酸 化 物に寄ってきます 。化 成
たら、高い効果が得られるでしょう。
全に醗酵した肥料を使うように
肥料を多く使っていると寄ってくる
どんな場 合でも効 果の出せる害 虫
ら、それは違います。害 虫 が 出 て く
を自作で使用していましたが、
玄米アミノ酸酵素液並びに他の
ということになるでしょう 。また有
駆 除というのは存在しないというこ
心掛けることが第一です。
葉 面 散 布 剤に切 り 替 え 思 考 中 です 。
ニーム酵素液で作物の害虫
機 肥 料でも 分 解 する 過 程でチッソ
とを忘れないようにしてください。
質
待ってます
問
が起こってきます 。
どんどん質問してくださいね∼!
薬を使ったとしても同じようなこと
てくることになります。ですから農
死んだとしても 、新しい害 虫が寄っ
のような状 態になると、
一度 害 虫が
酸化物を作り出してしまいます。こ
除に本当に効果が有りますでしょうか。
沖縄県 O様より
予防が可能と説明されておりますが、
露地での作物の病虫害防
る 原 因 というのが 必 ず あ り ます 。
害虫駆除というのはあり得ません!
どんな場合でも効果の出せる
ニーム酵素液は、露地栽培で
害虫防除が本当に可能なのでしょうか。
が本当に可能か日々模索中であります。
おりますが、農 薬 散 布を出 来る限り減らし、野 菜 栽 培 すること
私は、
現在沖縄県石垣島で、
専業農家︵野菜専門︶を長年して
す。
病 害 虫 対 策でのニーム酵 素 液について、
お伺いしたいと思いま
QA
&
以前は、
島本微生物のバイエム酵素で黒砂糖バイエムコーソ液肥
A
!
あなたの
︻楽して儲かる農業︼
の実現のために、疑問
に思ったこと、これは困ったなど、どんどん質問送っ
てください。待ってま∼す。
11
Q
代表理事
神 保 信一
結果がイマイチという方。
迷わず電話かFAX下さい。
ご挨拶
今 年のテーマは
玄 米アミノ酸 微 生 物 農 法で﹁ 高 収 入 ﹂の実 現です 。
℃で安定していますが、
これ
明けましておめでとうございます。2016年が幕を明けました。昨年6月の地球の平均気温が 度上昇しました。
有史以来の最高気温だそうです。氷河も溶けて海水の塩分も薄くなっています。海水は
が1度上昇するだけで、サンゴ虫が大量に死滅し漁業に大きな影響が出ると言われています。8億人の食糧が失わ
れるそうです 。
これは漁業に限りません。穀物でも野菜でも異常気象は深刻な打撃が出ます。栽培がそれだけ困難なものになると
いうことです。収穫の総量が減少すれば自然に価格は高騰します。今年も安値になることはないでしょう。それは総体
的な収穫量が減るからです。もちろん品質も低下します。品物が悪くて価格が高いという不作の状態になるのです 。
この時に品質が良くて収穫量があったらどうなるでしょうか。自然に高収入になっていきます。玄米アミノ酸微生物農
法は異常気象に強いことが昨年証明されました。今年のテーマは﹁高収入﹂です。是非、
これを実現したいのです。温暖
化はさらに激しくなり最高気温も世界の各地で更新されることでしょう。温暖化が進行することでどんな影響が出て
くるのか。誰も具体的に経験した方はいないのです。何が起こるのか、
予測はあっても現実的な体験はないのです。想像以
上かもしれません。玄米アミノ酸微生物農法が異常気象に強いと言っても油断は許されないのです。気を引き締めて事
にあたらねばなりません。また周囲に困っている方も数多く出てくるでしょう。助けを求めてきたら助けなくてはいけ
ません。人間は社会の中で生きているわけですから、自分だけ幸福というのはあり 得ないのです。社会が豊かになって
自分も幸福になれるのです 。世界の政治も経済も、混乱の具合が激しくなると思います。貧富の差が大きくなってい
るからです。
農業が持つ社会的な役割は小さいものではありません。とても大切な仕事です。それが多くの方に理解されるように
今年もお手伝いをしていきたいと考えています 。
静岡農業技術支援協同組合
〒422-8034 静岡県静岡市駿河区高松2-15-26
TEL.054-237-3333 FAX.054-237-4021
24時間
FAX受付中
静岡農業技術支援協同組合
0.88
あなた様の今年のご多幸を心よりお祈り申し上げます。輝かしい一年になりますことを祈願しております。お体を大
切にしてください。
TEL
0120-870-441
FAX
0120-870-442
〈受付時間 月∼金(9:00∼18:00)土・日・祝・年末年始(休業)〉
27