ニュースレター - 楽して儲かる農業みーつけた

Vol.1
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4
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2
April
6
01
役に立つ情報満載!
ニュースレター
月号
静岡農業技術支援協同組合 発行
〈楽して儲かる栽培〉
野菜の高値には明確な原因がある!
豊作貧乏は過去の話になった・
・
・?
<玄米アミノ酸活用法>
玄米アミノ酸米ぬかぼかしに
天然ミネラル鉱石は最強の組み合わせになる!
<楽して儲かる農業講座>
恐るべし!
「女性パワー」が農業を変える!
<シリーズ「栽培の基本」>
なぜ「畝」は立てるのか・
・
・?
「定植」をするとは
どういうことなのか・
・
・?プロの技術がある!
<玄米アミノ酸微生物農法>
収量と品質は「葉」で決まる!
「葉」を超元気にできる資材とは・
・
・?
<目からウロコ情報>
50年後に世界の耕地面積の半分は
!
異常気象は予測ができる
「塩類集積」
で収穫不能になる
!!
対策をすれば高利益に直結する
<玄米アミノ酸Q&A>
ネギの葉にしまりがなく出荷できなくなりました!
病気なのでしょうか。
野菜のレタス、
キャベツも同じ。それ
など果菜の高値が続いている。巻き
野菜が高い。ナス、
キュウリ、
トマト
は 大 幅 に 減 るのか 。その理 由が想
面 積は変 わ ら ないのに、な ぜ 収 量
り手はつく 。特に畑はである。耕 地
小 規 模で離 農しても 、すぐに借
大量の雨が降る。雨で土が軟らかく
る。これは誰でも知っている。そこへ
る 。化 成 肥 料を使えば土は硬 くな
の栽 培 は 大 き な 痛 手 を 受 け てい
れていないのである。特に慣行農法
野菜の高値には明確な原因がある!
豊作貧乏は過去の話になった・
・
・?
に 引 き ず ら れる よ う にカボチャ、
像つくだろうか。だいたい予 想がつ
敗 し た という ことである。理由は
それが造 成 後一年の話ではない。
ジャガ芋 、
サツマ芋などの根 菜も高
価 格が高い理 由は単 純 なのだ 。
二つある。畑 地 を 造 成 す る と き の
何 年 経 過 し た ら 回 復 す るのか 分
なるかというと、
そうではない。土は
品 薄 で あ る 。市 場に生 産 物が集ま
失 敗 、大 型 機 械 導 入 に よ る 失 敗 。
か ら ないので あ る 。大 規 模 化して
くとしたら、
かなりのレベルである。
らない。その理由も単純だ。生産量
失 敗の原 因となったのは大 量の雨
作業効率を上げれば利益が出ると
い。店頭の価格が高いだけではない。
が 少 ないので あ る 。生 産 者の収 量
である。造成は3月、4月に集中す
考えたのは、
まったくの間違いだった
硬 くなっているだけではないのであ
が 少 ない の で あ
る。予 算の関 係である。雨が多い。
ということになる。土が死んでは元
農業の大規模化は確実に進行し
る 。ここから 少し
無 理 をして造 成 をする。水 分があ
も子もないのである。ということは
市 場 の 卸 売 り 価 格 も 高 いの で あ
難しくなる。なぜ
るのに土 を 返したらどう なるだろ
どういうことになるのか。大規模造
る。細かく小さくなっている。しかも
生産量が少ないの
うか。
いつまでも 乾かないことにな
成の野菜団地は今年も収穫は見込
ドロ状になりやすい。これが乾 く
ている。大規模化は稲作では成功し
か。耕地面積は変
る。酸素欠乏。そこに肥料を入れた
めないことになる。野 菜の高値はこ
と、
さらにカチンカチンになる。どう
る。すでに昨年の一月から、
この傾向
わらない。生 産 人
ら腐る。根も張れない。さらに大規
れが一番 大きな原 因である。しかし
やって根を張ることができるという
保水力がない。
口は減ったとして
模化したら大型機械で土を上か
それだけではない。小規模生産も穫
た。ところ が 野 菜の大 規 模 化は失
も、減るのは小 規
ら強く圧縮する。土は完全に死ぬ。
に変化はない。
模だけである。
2
月 、片 方は楽して4ヶ月 。 アール
果菜類、巻き野菜、根菜類というこ
ある。それが明 確に出てくるのが、
よって土が傷んでしまっているので
価 格は上 昇して当 然である。雨に
小 規 模 生 産 者もダメとなれば野 菜
れないのである。大規模生産者も
なる。そ うす ると小規模農家も獲
的集中豪雨は今年もさらに激しく
害 虫が湧 く 。大 量に雨が降る局 地
ビが出る、病気が出る、雑草が出る、
量の雨 で 有 機 物 が 腐 る 、腐るとカ
有機肥料もまた問題が多い。大
出 せ る の で あ る 。抑 制 栽 培 とか、
る。旬の物を旬に栽培して利益が
物 がないとしたら 、価 格 は 暴 騰 す
食べたい物である。食べたいときに
ス、キュウリ、
トマトなどは夏にこそ
なくなる。逆に需要は高くなる。ナ
いとしたら 価 格が暴 落 することは
ところが旬になっても物が出てこな
くるからである。価格が暴落する。
は ま ず な かった 。大 量に物が出て
野菜を栽培して利益が出ること
どう なるのだろうか。以 前 は 旬 の
昔の話になりつつある。そうすると
ると 予 想されるのだ。豊 作 貧 乏は
ない。
月 、8 月に土 壌 消 毒のため栽 培し
ちらが安いだろうか。抑制栽培は7
ら、
どちらがいいだろうか。経費はど
当たりの売り上 げは同じだとした
取り組んでいる人ほど 利 益 を 出し
賛しているわけではない。本 格 的に
生 物 農 法 がいいので あ る 。自 我 自
はダメなのである。玄米アミノ酸微
しかし慣行農法や大規模生産で
とになる。葉 物一般はもちろん影 響
早取りとか、そんなことはしなくて
しかもである。玄 米 ア ミノ酸 微
この傾向は今年、
さらに激しくな
は出るが、それほど大きくはないと
いい。もちろん施設のハウスなんてお
生物農法を活用すれば、夏場の旬
のだろうか。
考えていい。むしろ雨の少ない旱 魃
金をかける必要もない。露地の旬栽
でも収穫量を上げることができ
だろうか・
・
・。
た方には大チャンス到来ということ
米アミノ酸微生物農法をマスターし
すことが可 能になったのである。玄
はやり方によって、大変な利益を出
から間 違いのないことである。農 業
これは全 国の生 産 者からの報 告だ
上 げることができているのである。
場でも樹 勢が弱ることなく収 量を
ている という こと なので あ る 。夏
は 異 常 気 象の対 策 が 十 分 に で き
ている。玄 米 ア ミノ酸 微 生 物 農 法
の方が育ちにくい。
培 で 充 分 なので あ る 。この変 化に
る。頭の中を変える時がやってきた
象だからである。環 境 汚 染の結 果
気がついてほしいのである。旬といえ
しかも旬だから作りやすい。収量
である。数年で解決できることでは
のである。今 年 も 野 菜は安 く なら
も 出る。品 物 もいいのである。そう
ない。普 通の野 菜が旬に作られてい
ばナスの収穫でも3ヶ月、上手な方
すると抑 制で6ヶ月 収 穫したもの
れば、
しっかり利益が出るようになっ
ない。断言できる。世界中が異常気
と 、結 果 的 には 変 わら ないことに
たのである。
で4ヶ月の収穫期間がある。
なってしまう。片 方は苦 労して6ヶ
3
10
玄米アミノ酸活用法
玄米アミノ酸米ぬかぼかしに
① すべての基 本 は 玄 米アミノ酸
A 植穴の下に入れる
天然ミネラル鉱石は最強の組み合わせになる!
初期育成を良くしたい。根の張
醗酵ニームケイクをまぜる
これはいつもの通りに %まぜて
もらえばいいと思う。さらに天然ミ
ネ ラル鉱 石 を 加 え る と 、スーパー
元肥になる。根の張りから生育・病
ると思う。残念ながらこれを実現
思いは多くの生産者に共通してい
て 最 高の定 植 をしたい。こういう
まり使いたくない。
コストを安くし
にやりたい。高 価な有 機 肥 料もあ
強くなりたい。化 学 肥 料は使わず
い。できたら病 虫 害にも徹 底 的に
やっていない人はすぐにチャレンジ
電 話かF A X をしてほしい。まだ
たけれどうまくできなかった人は
は至 急 資 料 請 求してほしい。作っ
る。まだ、
よく分からないという方
な る 。作り 方 は 何 度 も 伝 えて あ
何 も 始まらない。すべての基 本に
ぼかし作りができないことには
土にまぜる。
位 置はあらかじめ決める。そこの
かく砕くかすると思う。播種する
播種する畝は立てるか、土を細
B 播種する畝にすき込む
の張りがグンと良くなる。
しは単なるぼかしではない。いろい
ことができる。玄米アミノ酸のぼか
い、とにかくいろいろなものに使う
てもいい、堆肥を再醗酵させてもい
うこともできる。化 学 肥 料とまぜ
油カス・魚カスなどの再 醗 酵に使
このようにしてできたぼかしは
虫害対策まで含んだものになる。
した生産者はごくまれである。
をしてもらいたい。何 に で も 役 立
ろな応用ができる。応用すること
一握りずつ植穴に入れていく。根
そこで今回は夢みたいに都合の
て る こ と が で き る 。微 生 物 も 豊
で、土 壌の状 態にあわせて使うこ
のぼかし作り!
よい方法が誰でも実現できる方法
かにして土づくりの原点になる。
かし﹂以外にはない。
コストも安 く
④できたぼかしをさらに活用
を教えよう。
C 畑全体にまぜる
とができる。これができるのは﹁ぼ
天然ミネラル鉱石を5%まぜる
できる。自 分の作りたい堆 肥を自
分の手で自由に作り出すことがで
アールで 2 0 0
る。昨 年 、病 虫 害にやられたと 感
きるのである。これができて、初め
まぜてほしい。ぼかしの出来上が
じている方におすすめである。
ぼか し を 作 る 段 階 か ら5%を
りも 格 段に良 くなる。このぼかし
て良い作物ができるのである。
程 度であ
② 玄 米 ア ミノ酸 米 ぬ か ぼ か し に
りをしっかり出して強い根にした
20
③玄米アミノ酸米ぬかぼかしに、
kg
は三通りの使い方がある。
10
4
農 業は長い間 力 仕 事だった。男
うのがある 。トマトを 栽 培してい
宮城県にデリシャスファームとい
だ。その要 望に応えるために海 外
に出かけるというのだから情 熱が
違 う 。男 み たいに 面 倒 く さ が ら
ない。
一般家庭用では無農薬、無化
学肥料だから離乳食用野菜セット
などが人 気なのである。女 性だか
ある。お客 様は女 性 な
は圧倒的に女性なので
や果 菜 、米でも買う人
料 理はしたことがあるのか!野 菜
ところでそ ういう 人に聞 きたい。
る。そう 考えるのは勝 手である。
だにそう 思っている人は数 多 くい
きと 子 供の世 話 ぐらいだと 、
いま
まである。女 性にできるのは飯 炊
ろが高齢の男性は昔の固い頭のま
乗って畑を耕す時代である。とこ
た 。今 や 、女 性 が ト ラ ク タ ー に
れた 。力 仕 事 は 圧 倒 的 に 減 少 し
拠である。その後農業も機械化さ
である。強い男が女 性にモテる根
確 立していった。男 尊 女 卑の起 源
持ちも理解できる。女性は男性と
を す る か ら で あ る 。お客 様の気
方 が 分 か り や す い。台 所 で 調 理
ではまるで違うのである。女 性の
を 説 明 するにしても 女 性 と 男 性
がない。女 性 も 営 業 をする。商 品
商品作りをしている。だからハズレ
分が加工品なのだ。女性の目線で
り上 げが突 出している。売 上の半
千 万 円 。中でもトマトの加工で売
ストランもある。年 間 売り上 げ5
が企 画 運 営 をしている。直 営のレ
り出る。主 力は女 性 。6 名の女 性
で き る 人は少 ない。利 益もしっか
で 坪 売 上 が 2 万 を 超 え ること が
売 り 上 げ 2 万 4 千 円 。施 設 栽 培
げが1 億 5 千 万 円 。坪 当 た り の
に行き種を仕入れて栽培すること
だわりのレストラン。海外まで視察
わ ない。売れ行きは一般 家 庭とこ
マにし て 農 薬 、化 学 肥 料は一切 使
は優 秀な方だ。安 心 、安 全 をテー
り上げになる。これは露地として
の売り上げ。 アール 万円の売
露 地 栽 培 。3
で2 千 5 百 万 円
庭 菜 園からの出 発である。すべて
がいる 。代 表は近 藤 啓 子さん。家
の農 事 組 合 法 人 を 作っている 方
しょう・
・
・。三重県鈴鹿で女性だけ
それはトマトの加工品だからで
なったら農業は大きく変化するこ
う か 。女 性 が 農 業 を や る よ う に
のパワーを大 切にしたらどうだろ
ださい、
なんてならないように女性
ちに女 性に頭 を 下 げて、使ってく
た!・
・
・いや、
あなたですよ。そのう
そ う にふん ぞ り 返っている あ な
のである。家の中で晩 酌してえら
う 。女 性でもできる仕 事になった
業に進出してくることだろうと思
ん、
これからもっともっと女性は農
る。財布の紐も硬いのである。たぶ
で あ る 。しっかり利 益 を 出してい
らこそできる発想である。
のだ。女 性の気 持ちが
違い、互いに協力し合うことができ
とだろうと確信するのである。
80
ha
10
何 よ り も 凄いのは無 借 金 経 営
理解できずに利益など
も 多いという 。お客 様の要 望 なの
ha
る。男は負けまいとして強がりばか
り、
口ばっかりである。
恐るべし!
﹁女性パワー﹂が農業を変える!
の仕 事だったのである。その中で
る。施 設 栽 培で2
。年 間 売り上
女性は男性の手伝いという地位が
農業講座
出せるはずもない。
5
楽して儲かる
シリーズ
﹁栽培の基本﹂
るということである。降った雨が流
れ や すいよ う に 畝の方 向 を 決 め
る 。そうすると自 然に排 水は良 く
なる。畑の形で畝 立てするのが一般
的であるが、
それは畝を立てる意味
からすると、少し違うということに
ない。横に張る。キュウリ、
ニガウリ
苗 作りが終 われば定 植に入 る 。 ウリ科はそれほど根は深 く 張ら
水口も必要なのである。
だ 。さらに最 終 的に排 水される排
地の周囲にも水の通路が必要なの
とでは大 分 違う。化 成 肥 料 を 使 う
酸菌もみがらぼかしを使った場合
また化 成 肥 料を使った場 合と乳
なぜ
﹁畝﹂
は立てるのか・
・
・?
﹁定植﹂
をするとは
どういうことなのか・
・
・?プロの技術がある!
その時に﹁ 畝 ﹂を立てる。なぜ畝を
などの畝は高くする必要はないとい
なる。
立てるのか。その方がカッコがつくと
うことである 。
ンなどである。高 畝にし
張る。トマト、
ナス、
ピーマ
のである。ナス科は深 く
のは根の張る深さが違う
良くなる。作 物によって違うという
て、地面より高くした分だけ排水は
と で あ る 。少なくとも畝 立てをし
水 害 に や ら れ ないよ う に す る こ
畝 をつく る 第一の目 的は作 物 が
ということである。
は畝をつくる意 味が分かっていない
なの意味があるのか・
・
・﹂ということ
肥料によって違ってくる。
﹁え!そん
うにしなくてはならない。そのため
め て は ダメなので あ る 。流れるよ
言っているのである。通路に水をた
畑地の周囲はどうなっているのかと
言っているのか分からないだろうか。
た意味が半減してしまうのだ。何を
の方は気にもしていない。畝を立て
の水はどこに流れていくのか。多く
なっている通 路には水がたまる。そ
は 当 然 排 水 性 は 良い。しかし凹に
なるだろうか。畝を立てた部分の土
を立てるとその部 分の排 水はどう
る。下に行くほど水は多くなる。畝
雨が降ったら重力で上から下へ降り
だろうか。畝は作 物によって違 う 。 水 害についても話をしておこう。
くのが一般 的だ。雨の流れもそうな
その場 合でも 山の頂に向かって 吹
く 。下から上ということもあるが、
る。
一般 的には山を背にして下に吹
風の流れによって降る方向が決ま
畝を立てる。どういうことか。雨 は
るとしたら、下の方に流れるように
水 が 流 れ る よ う にす る 。傾 斜があ
としたら、中 央 を 高 く し て 左 右 に
例えば畑地に傾斜がなく平坦だ
仕事も楽になるのである。
合とでは大きな違いが出てくる。
の意味からも化成肥料を使った場
保水力があり畝が崩れない。作業性
菜 類でも 同じである。団 粒 構 造で
要 が ない。根が下に張っていく 。根
場 合 は ネ ギ を 除いて 土 寄 せ は 必
乳酸菌もみがらぼかしを使った
る 。そのために土 寄せが必 要になっ
て た 畝 が や せ やすい。す ぐにヘタ
びて く る 。下にいかない。さ ら に 立
肥 料 を 使 う と 根 が 上 に 向いて 伸
どと考えているかもしれない。化 成
土寄せはジャガイモ、
サツマイモな
と土寄せが必要になってくる。
思っておられる方は多いのではない
た方が効 果は高いという
に水の通路をつくる必要がある。畑
寄せすることになる。
てくる。低めに畝を立て、何度も土
ことになる。
6
程度にふく土してやる。定植した所
1/3は表面に出す。そこに隠れる
下 の 2 / 3 を 土 に 埋 め 、上 の
果 菜 類 な ど はポット を は ず し て 、
畝 立てが終 わると 定 植になる 。
同じと考えていいと思う。
ある。苗で植えるものは基本はみな
定 植 後の生 長がまったく 違 うので
土をして小山のように盛り上げる。
である。表面に出た部分に軽くふく
で張ることができるのだろうか。
に作土層の深さ、根は何㎝の深さま
どうかは特に重要なのである。それ
が、土 壌が団 粒 構 造になっているか
根菜類でも、
そうなのだ。種芋を
畝立てした所に埋めていく。深く埋
めて根が出 ないと心 配 する方 も 少
なくない。
芽 を 出すのだ か ら 、深いほど 芽
は 出 に くい。頭 を 少し出して上か
ら少しふく土する程度でもいいので
ない。また﹁ふく土﹂には乳酸菌も
てから定植をやれば、
その後の生長
このようなことを計算して、畝立
ある。種芋の上に芋ができることは
みがらぼかし1%配合の土をふく
管理がとても楽になるのである。耐
異 常 気 象 対 策にもなる。なんとな
土すれば、さらに生長や芽出しは
種 を 直 播きする場 合 も 同じ。ふ
く習慣的に見よう見まねでやってい
Email: [email protected]
FAX: 054-237-4021
TEL: 054-237-3333
静岡農業技術支援協同組合 理事長 神保信一
だけ、小山のように盛り上がるので
ある。
多くの人はどうするか。苗をポッ
めてしまう。さらに土をかぶせ上か
く土を厚くするほど芽は出にくく
ては結果が出ないのは当然なのであ
病性も高まる。虫害にも強くなる。
ら手の平で押す。
﹁え!何やっている
なる。乳酸菌もみがらぼかしでふく
る。定植時の生長はイコール収穫量
良くなる。
の・
・
・﹂目がテンになる。大切なのは
土の微生物性を高めれば発芽率も
トから取り出しスッポリ土の中に埋
根と茎の境目なのだ。ここが一番重
まで決定してしまう。農業はわずか
な 技 術があるのかないのか。ポイン
高くなる。
畝 立てをしないという 場 合は土
要なのである。ここに風が通らない
と植 物は呼 吸が出 来 なくなる。果
の気配りができるかどうかで収入が
トはどこを注 意すれば良いのか。そ
コシのようなイネ 科の作 物でも 同
決定するといっても過言ではないの
の状態が大変重要である。トウモロ
の植木屋でも深く穴を掘り、
スッポ
じく重要なのだ。イネ科だから水に
である。
樹の苗木を植える場合も同じ。プロ
リ埋めてしまう。うまく育つはずが
は強く 、吸 肥 性も強い。そうなのだ
7
ない。苗木の1/3は表面に出すの
玄米アミノ酸微生物農法についてのお問い合わせ!
玄米アミノ酸乳酸菌もみがらぼかしがうまく作れない。栽培上でトラブルが出る。原因が
分からない。利益が出せない。農業経営者育成塾についてもっと知りたい。静岡農業技術
支援協同組合についてもっと知りたい。販売先の拡大で
「ツナグ」
についてもっと知りた
い。以上の件について、お気軽にご相談してください。
収量と品質は
﹁葉﹂
で決まる!
る。そこから糖 度
をしているのであ
も う す でに 出 荷
り果てて私のところへ電話が来た。
る。糖がのっていなかったらしい。困
は食べたことがない・
・
・﹂カーッであ
うのである。
﹁こんなまずいイチジク
を 出 荷したらクレームがついたとい
る。昨 年の秋の話である。イチジク
イチジクを 生 産している 方がい
題ではなくなる。
間で 結 果 を 出 すとしたら 、土の問
にならないからである。しかし短 期
となる土の状 態が良くなければ話
ぼかしについて話をしてきた。土台
これまでは主に乳 酸 菌 も み が ら
酸酵素液は最高傑作でありもっと
開 発 し た 資 材の中 で 、玄 米アミノ
簡単にそれができたのである。私が
ろう。玄米アミノ酸酵素液はいとも
としたら、とてつもなく 高いものだ
う か 。あるわけがない。もし、あった
こ とので き る 資 材 は あ るのだ ろ
かも収穫間際でそこまで変える
たのである。わずか4 日である。し
チジクは初めて食べた﹂と褒められ
た。その答えは﹁こんなにおいしいイ
た。そしてまた同じところに出荷し
話したのである。それを4日継続し
500倍希釈で散布しなさい﹂と
持っているなら、朝、昼、晩の3回、
ミ ノ 酸 酵 素 液 は 持って い る か 。
そこで私は提案をした。
﹁玄米ア
にいたっては開いた口が塞がらない。
心である。さらに液 肥の葉 面 散 布
んなもの必要あるのかというのが本
夫である。そのように答えるが、そ
問もたくさん受ける。もちろん大丈
緒に使っても大丈夫かなどという質
水和剤のカルシウムやケイ酸と一
焼けないとしても気孔にはマイナ
る 。だ か ら 高 温 障 害 が 発 生 す る 。
れ る 状 態 に なって い な い の で あ
でいるだけだ。植 物 が 受 け 入 れ ら
植 物が呼 吸してくれると思い込ん
どいい。カルシウムやケイ酸にしても
﹁葉﹂
を超元気にできる資材とは・
・
・?
を上げるなんてで
も 効 率 が 良 く 、もっと も 割 安 な 資
葉から肥料分を与えているつもりだ
スである。人 間で言えばカルシウム
玄米アミノ酸
微生物農法
きるのだろうか。
材なのである。ここに気がついてい
ろ うが、葉の呼 吸 を 弱 くしてどう
を食べたら骨が丈夫になるのかとい
決まっている。
あれば太 陽 光で酸 化して焼けるに
たとえ 液 体 化していても 肥 料 分が
は もの凄 く 少 ない。液 肥をやるな
普 通 はお 手 上 げ
る 人は少 ない。多 くの方は類 似 品
するのかと言いたいのである。実 は
うことである。分解されて血液に吸
思 う 。実 力 がまった く 違 うのであ
で あ る 。全 部
と似たものと思っている。価 格が安
葉 面 散 布 剤 で 、いい資 材 というの
ら、水を細 霧 状でやった方がよっぽ
パー。お 金 にな ら
いから と 選 択 している 方 もいる と
る。
ない。
ノ酸
アミ
米
液
玄
素
酵
8
地 上 部の葉 が もの凄 く 大 切 なの
や微 生 物の働きだが、そ れ 以 後 は
植物の樹勢や根を作るまでは土
る。
で あ る 。光 合 成 は 活 発 に 促 進 す
状態にしてある。しかもアミノ酸
スイ オ ン 化 し 植 物 が 吸 収 で き る
素 液は水に溶 け 込 み 、水 をマイ ナ
味がない。その点 、玄 米アミノ酸 酵
収されて骨に吸 着されなくては意
しても葉に水 分を与えてあげれば
もしも 根に水 分が不 足していたと
合 成した栄 養 分 を 根に送るのだ。
系も収 量がまったく違ってくる。光
くる 。形 も 品 質 も 良 く なる 。地 下
それによって収 量がまったく 違って
るかどうかが一番のキーになるのだ。
る。葉が元 気に光 合 成 をしてくれ
な どの 地 下 系 の 根 菜 も 栽 培 され
菜に向かう。サツマイモ、
ジャガイモ
果 菜 類 も 同じだ。これから夏 野
価 格が高 くなる傾 向にある。玄 米
なる。最 近は7 月 ∼ 9 月はとても
それだけ収量も取れるということに
期 間 を 長 く 伸 ばすことができる 。
る。このような考え方をすれば収穫
れども 、できた後は﹁ 葉 ﹂なのであ
である。樹姿ができるまでは根だけ
類 も 葉 物 類 も 、稲までも 同じなの
くるのである。実は果 菜 類 も 根 菜
でびっくりするよう な 結 果が出て
品 質が良 く なる。品 質だけではな
面散布に使われている。それだけで
を使っておられる方は多い。主に葉
果樹栽培で玄米アミノ酸酵素液
その結果、葉が弱る。光合成するど
と吸い上げすぎてしまうのである。
の働きはある。ところが水分が多い
と考えているだろう 。もちろん、そ
から道 管 を 通って上 部に送られる
くれる。この逆には問 題がある。根
ら放ったらかしでもいいわけで、時折
お けばいいので あ る 。露 地 栽 培な
いのである。適 度 に 水 分 を 与 え て
発しない。乾燥するという心配はな
外気温の影響が少ない。水分も蒸
地 中に張る。表 土 か ら ㎝以 下 は
植物は樹姿が出来上がると根を
か。
があるということではないだろ う
収 入 を 大 幅にアップできる可 能 性
アミノ酸酵素液の使い方しだいでは
そのために玄 米アミノ酸 酵 素 液
く収量も大幅にアップする。花芽が
ころではなくなる。葉 が 水 ぶ く れ
降る雨で充 分 なのである。樹 姿 が
である。
ない。最初から葉に注目する。
である。収量も品質もすべてここ
植 物の生 理で勝 手に根まで運んで
持できる。
﹁ 元 気 ﹂を持 続できるの
で決定される。
次々に活発に咲くからである。
になってしまうのである。
この方がはるかに健 康 な 状 態が維
吸 収し道 管 を 通して根に落とす 。
のである。葉の裏の気孔から水分を
いる。そのくらいの水分量が適量な
にするということは何度も言って
布するときは、朝霧がかかる程度
玄 米アミノ酸 酵 素 液 を 葉 面 散
年樹のため、根のことはあまり考え
だと思い込んでいる。果樹栽培は永
えができないのである。最後まで根
はいらない。多くの方は、
この切り替
る程 度 なら、回 数が多 くても 心 配
く、
﹁ 葉 ﹂な の で あ る 。朝 霧のかか
で き た 後 は 大 切 なのは 根 で は な
9
10
目からウロコ情報
年後に世界の耕地面積の半分は﹁塩類集積﹂で収穫不能になる!
る。為 替の相 場も関 係するが、生
は 輸 入 によって 大 き く 左 右 され
で輸入が %である。農産物価格
なのである。日本はカロリーベース
るのだろうか。これは重 要な問 題
世 界の農 地は今 、どうなってい
ろうか。特に生鮮の野菜、果菜、果
の価格はどこまで高くなることだ
難 民 問 題どころではない。食 料 品
紛 争も多 発する。戦 争にもなる。
は半 分になるということである。
単純に地球上で生きていける人間
﹁え!半 減・
・
・どういうこと・
・
・﹂
積 ﹂。それも
加 え て﹁ 塩 類 集
菜は異 常に高い。
打 撃 で あ る 。野
でもない状態にある。
﹁塩類集積﹂
世 界の農 地は驚 くよう なとん
がわずか 年 後なのである。大 変
物はとてつもなく 高 くなる。それ
大量の水を使 う と塩類が集積す
無理をして収量を上げるために
である。毎年150万 の耕作地
のだろうか。
異 常 気 象はもちろん農 業には大
年
後 という 近 未 来
集 積の被 害 を 受 け る
球 上の全 耕 地 面 積の半 分 が 塩 類
集 積 に な る と 言 わ れ ている 。地
億ヘク タ ールが 塩 類
に
﹁ 塩類集積 ﹂の被害が出ている。
クタール。その中で1 / 4の面 積
ている。現在、世界の耕地は3億ヘ
が灌 漑 農 業である 。広 大 な 面 積
世 界では全 世 界 耕 地 面 積の %
日 本 では 少 ないが一部にはある 。
集 積が発 生してしまうのである。
を引いて農 業している所では塩 類
から汲みあげたり、川や湖から水
農業で発生しやすい。水を地下水
何・
・
・?雨の降 らない乾 燥 地 帯の
は乾燥地帯である。米、小麦、
トウ
カ、
アメリカ、中央アジア、
この周辺
まさしく人害である。中国、
アフリ
る。これは異常気象の話ではない。
ダ市では4年で収量が半減してい
面 積の倍 ︶。アメリカのクジルオル
積してしまっている︵ 日 本 全 耕 地
スタンには800万
も塩類が集
用しているカザフスタン、ウズベキ
物はできない。アラル海の水 を 利
る。表面が真っ白になる。とても作
としたら、どうなるだろうか。農 家
その時に食 料 生 産ができている
ずやってくるということになる。
ある。食 料 不 足の深 刻な状 態は必
気象対策ができていないのと同じで
い。まったくない。技 術も無い。異 常
にも危 機 的な状 況なのに対 策は無
ても買わなくてはいけない。こんな
きていけるだろうか。どんなに高く
ことはできる。食 料が無かったら生
品 なんて無いとしても 生きてゆ く
言うまでもないことだが、
工業製
の話である。
ことになる。まったく
が影 響を受けることになる。川や
モロコシの穀物は大打撃必至であ
年後は
海 水 温が高く魚が激 減している。
くるということである。
ha
と こ ろ で﹁ 塩 類 集 積 ﹂って
ピンとこないだろう 。
湖は淡水ではないの・
・
・?それでも
は神様の時代が間違いなくやって
ある。
40
年
る。肉 類の価 格も上 昇する。海は
ことなのだ。
50
1.5
を失っている。それが毎年拡大し
地 球 上の食 料 は
微 量の塩 分 が 含 ま れ ているので
なことである。
50
後に半 減す る という
ha
50
60
人間は何を食べて生きていくという
産量にも影響される。
50
50
10
しっ
か
り
お答えし
ます
病気ではなく土寄せをした時の
水分過多が原因と思われます。
病気なのでしょうか。
ネギの葉にしまりがなく出荷できなくなりました!
質問
待
長ネギを栽培中です。順調に出荷しておりましたが、
急に品質が
悪くなり出荷ができなくなりました。
た ぶ ん 水 分 過 多 で しょう 。長 ネ
ギは稲田転作でしょうか。基本的に
は排 水の問 題と思われます。土 寄せをした
ときに土に水分を多く含んでいなかったでし
ょうか。水分の多い土を寄せると締まりがな
くなります。もしくは土 寄せをする時に土
をかけすぎたかのどちらかと思われます。
んどん質問送ってください。待ってま∼す。
ねぎの青い部分︵葉の付け根︶
と白い部分の合わせ目がふわふわで
締まりがありません。︵人が着物を着たときの左右の合わせ目が決
まりません。
ダブダブの状態です︶
4∼5枚ある青い葉はピタッとついていないため、締まりの無
い葉 を 取って し ま う と ボ ールペンのよ う に 細 く なって し まいま
す。葉を3枚残しての出荷はできません。時間が経過すれば、新芽
が成 長して外の古い葉がなくなり自 然に回 復して出 荷はできるで
しょうか。又、
病気なのでしょうか?・
・
・その対策はどのようにすれば
良いでしょう。ネギの品種は﹁夏扇3号﹂です。3月中旬に畑に定植
したものです。
対策として、
御社の薬剤等ありましたら教えてください。出荷当
初は太さも白い部分の長さもあり、良いねぎと褒められていたのに
に、疑問に思ったこと、
これは困ったなど、
ど
QA
&
2週間の間に変わってしまいました。少し離れた隣のおじさんの畑の
あなたの【楽して儲かる農業】の実現のため
玄米アミノ酸
ねぎは大丈夫です。
神奈川県
S様より
11
どんどん質問してくださいね∼!
ます!
って
A
Q
ジューシーで
自然な深い味わいに感動です!
井 上さんのリンゴは早 生の津 軽でも見 事で
すね。色 づきもいいし 、玉 張 り もいい。香 り
もいいし、食感もいい。軸も太くて、
しっかり
しています。花芽のときから結実して、収穫
まですべて順調にいったのでしょうね。
〒422-8034 静岡県静岡市駿河区高松2-15-26
TEL.054-237-3333 FAX.054-237-4021
24時間
FAX受付中
静岡農業技術支援協同組合
食べてみると、
とてもジューシーです。果肉
のしまりもいい。甘味と酸味のバランスもい
い。余分な肥料を入れすぎず、無理をしない
で作った津軽の味です。
今年の果物は夏に気温の高い日 が2∼3
週 間 続いたために比 較 的 良 好と言われてい
ます 。それまでの桃 やサクランボは 不 作で
す。しかし良好と言っても栽培の仕方で味は
大きく違うのです。有 機の肥 料 を入れす ぎ
ると果 肉はやわらかくなり、化 成の肥 料で
作 る と 粉っぽ さ が 残 り ま す 。自 然の味には
ならないのです。
木 村 秋 則さんというリンゴ栽 培の名 人で
すが肥料は何もやりません。そのために自然
な味なのですが深みはないですよね。井上さ
FAX
0120-870-442
〈受付時間 月∼金(9:00∼18:00)土・日・祝・年末年始(休業)〉
0120-870-441
TEL
んのは自然な味でさらに深い味わいがあり
ます。素晴らしい津軽りんごだと思います。
これからもおいしいりんごを作ってください。
結果がイマイチという方。
迷わず電話かFAX下さい。