国保の現状と生活習慣病の予防 保険医療課 ☎56-0618 長久手市民5万人のうち、 1万人が加入している国民健康保険。 自営業者や退職後の人、職場の健康保険に入れない人など様々な人たちが加入する健康保険で、 「国民皆保険制 度」 の基盤的な役割を果たす制度であり、 セーフティネットの機能も持っています。 病気になったときに誰もが安心して医療にかかることができるように制度を持続していくために必要なことは何か? 今回、長久手の国民健康保険の財政状況や医療費の状況から考えてみます。 ◎財政の状況(平成26年度決算より) 国民健康保険の財政状況をみると、歳出では、医療費の支払いにかかる 「保険給付費」が7割を占めていて、全国的 な高齢化の進展により、後期高齢者支援金や介護納付金も大きな割合を占めていることがわかります。 歳入では、財源が不足する部分は、一般会計からの繰入れにより赤字分を補填して賄っており、平成26年度におい てはその額は2億円以上になっています。 財政状況からは、 この赤字補填を減らし、制度を持続していくためには、 「医療費をどう減らして いくか」が課題となっていることがわかります。 その他拠出金 保健事業費など 9% 3% 3億3,678万2千円 1億324万5千円 介護納付金 2億1,430万4千円 6% 歳出 介 護 保 険 制 度を支えるために 40∼64才の人が負担するもの 保険給付費 36億 6,183万9千円 後期高齢者支援金 5億6,887万7千円 15% 1.4%増 24億3,863万1千円 67% 平成25年度 保険給付費 24億477万8千円 医療費の支払にかかる費用 後期高齢者医療制度を支えるため に現役世代が負担するもの 基金取り崩し 1億3,680万9千円 一般会計から 赤字補填する分 2億円以上 法定外繰入金 2億2,400万円 4% 国民健康保険税 9億4,812万2千円 1億4,947万2千円 4% 歳入 交付金等 前期高齢者 (65∼74才) の医療費と 国保加入者数に応じた交付金など 2 016 年1月号 24% 国保加入者の負担する分 収納率 94.63% (現年分) 38億 6,677万5千円 13億3,840万4千円 35% 04 1億2,260万円 3% 6% 法定繰入金 事務費や出産育児一時 金などに係る分で一般 会計から繰り入れるもの 前年度繰越金など 国・県支出金 9億4,736万8千円 国・県の負担する分 24% [%は構成比]
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