みんなの議会20号 - 南大隅町役場

南大隅町議会だより
平成 22 年5月発行
( 第 20 号 )
3 月定例会は 9 日から 26 日までの 18 日間の会期で開かれ、平成 21
年度補正予算や平成 22 年度当初予算及び条例改正等、議案 38 件、
同意 3 件、発議 1 件について審議され、原案どおり可決されました。
前年度当初予算は骨格予算のため6月補正後と比較
特別会計含む予算の総額は 87 億 243 万 3 千円 !
会計区分
予算額
前年度対比
5.8% 減
主な内容
(歳入)町税・地方交付税・国、県支出金等
一般会計
55 億 4,443 万 7 千円
国民健康保険特会
14 億 4,564 万 4 千円
14.7% 減
簡易水道事業特会
2 億 5,694 万 4 千円
52.4% 減
簡易水道管理費・公債費等
診療所事業特会
6,659 万 7 千円
12.8% 減
町内4診療所の施設管理費・医業費等
老人保健事業特会
3,501 万 0 千円
同額
介護保険特会
(保険事業勘定)
11 億 5,126 万 4 千円
1.8% 増
1,364 万 4 千円
6.4% 増
5,119 万 7 千円
12.9% 減
介護保険特会
(サービス事業勘定)
下水道事業特会
後期高齢者医療特会
(歳出)総務費・民生費・農林水産業費・土
(6 月補正後比較)
木費等
1 億 3,769 万 6 千円
3.6% 減
保険給付費・保険事業費・共同事業拠出金
等
後期高齢者医療制度開始以前の医療給付費
等
保険給付費・財政安定化基金拠出金・地域
支援事業費等
介護予防ケアマネジメント委託・介護予防
事業派遣負担金等
農業集落排水事業費・公債費等
後期高齢者医療広域連合納付金・保健事業
費等
26
10
12
18
——
22
新年度予算の審議
▼上記の平成 年度当初
予 算 に つ い て は、9 日 の
本 会 議 に お い て、 議 長 を
除く議員全員で構成する
予 算 審 査 特 別 委 員 会( 持
留委員長、大塚副委員長)
に 付 託 し、 ・ ・ ・
日 の 計4 日 間 で 慎 重 に
審 査 を 行 い、 日 の 最 終
本 会 議 で、 委 員 長 よ り 審
査の経過と結果について
報 告 が あ り、 原 案 の と お
り可決されました。
予 算 審 査 の 質 疑・ 意 見
等について(一部掲載)
総務費関係
【質問】 新地方公会計
制度整備業務委託につ
い て、 そ の 内 容 と 委 託
先はどのようにするの
か。
19
3月議会で議決した主な議案内容
年目 我が町の “ 平成 22 年度当初予算 ” 決まる
6
一般会計は 55 億 4,443 万 7 千円(前年度対比 5.8%減)!
合併
【回答】 現行の単式簿記
の現金主義会計から複式
簿記発生主義会計を取り
入 れ、 具 体 的 に は、 町 が
持 っ て い る 土 地・ 建 物 等
を金額に換算した値で表
し ま す。 委 託 先 は、 公 会
計整備に実績のある地域
科学研究所を予定してい
ます。
【質問】 職員の家族が
嘱 託 員・ パ ー ト と し て
入っておられる現状が
あ る が、 一 般 の 方 を 採
用する形が望ましいと
思うがどのように考え
るか。
【 回 答 】 今 回、 再 度 公
募しなおす措置をとろう
と し て い ま す。 中 に は 資
格 等 の 面 で、 そ の 有 資 格
者がその家族だったりす
る こ と も あ り ま す が、 広
く町民に公募したいと思
います。
企画費関係
で す。 ま た、 県 内6 医 療
機 関 で、 こ の 事 業 が 可 能
か打診していきます。
環 境 に や さ し い こ の よ 社会教育費について
うな事業にも検討して
頂くよう要望します。
【質問】 新規事業の南大
隅 検 定 に つ い て、 ど の よ
う な 形 態 で、 ま た、 委 託
先はどこか。
【回答】 委託料 万円
の予算措置をしていいま
す。 委 託 先 は、 県 内 のN
PO 鹿児島探検フォーラ
ム を 想 定 し て い ま す。 全
部 を 委 託 す る の で な く、
地元の講師などを選定し
て行う形です。
80
【質問】 定住促進事業
に つ い て、 ど の よ う な
支援策を考えているか。
21
【要望 】和牛放牧適正
化 事 業 に つ い て は、 耕
作放棄地解消のため推
進 さ れ、 希 望 者 へ は 5
分の1助成を行ってい
る が、 殆 ど の 事 業 が 3
分 の1 補 助 で あ る の で、
【要望】 指定管理施設
の 運 営 に つ い て は、 厳
し い 状 況 に あ る。 こ れ
らの施設を伸ばすため
に は、 関 連 の プ ラ ス ア
ルファーになるような
施 策 を 行 い、 前 向 き に
進めていくべきである。
【回答】 定住者住宅取得
資 金 補 助 金 を 創 設 し、 町 農林水産業費関係
水産業費関係
内居住者や町内外からの
定住希望者に対し支援策 【 質 問 】 野 菜 振 興 対 策 【 要 望 】 我 が 町 の 基 幹
を 講 じ ま す。 ま た、 空 き
と し て、 ど の よ う な 事
産業である農林水産業
家 対 策 と し て、 調 査 を 自
業を行うか。
に つ い て、 I・ U タ ー
治 会 長 へ 依 頼 し、 空 き 家
ン者を含め後継者をい
バ ン ク も 立 ち 上 げ、 ホ ー 【回答】 かごしまブラン
かに育てるかが重要で
ム ペ ー ジ の 更 新 も 含 めP
ドに指定されている春バ
あ り、 来 年 度 は 担 い 手
R を充実させたいと考え
レイショの生産振興を図
育成の予算も上積みす
ています。
る た め、 平 成 年 産 よ り
る 等、 担 い 手 を 増 や す
新 た に5 袋( 推 定 面 積5
努力をされるよう強く
アール)以上の栽培面積
要望します。
衛生費関係
を 増 や す 農 家 に 対 し、 増
や し た 種 子 の 購 入 額 の2
分の1を助成します。
商工費について
【質問】 新規に実施さ
れる脳ドック助成事業
に つ い て、 1 人 当 た り
2 万 円 の 算 出 根 拠 と 指 畜産業費関係
定病院があるのか。
【 回 答 】 M R I・ 脳 幹 の
検 査 を す るM R A・ 頚 動
脈 の エ コ ー の3 点 セ ッ ト
で脳に関する病気を検査
す る た め、 平 均 費 用 額 の
2 分 の1 を 助 成 す る も の
——
予算審査委員会
平成 22 年5月発行
南大隅町議会だより
( 第 20 号 )
▲ 105 万 7 千円
診療所特会(補正第 3 号)
▲ 207 万 3 千円
▲ 20 万 8 千円
1,181 万 9 千円
下水道特会(補正第1号)
▲ 49 万 9 千円
5,824 万 7 千円 ・事業実績による調整等
▲ 265 万 3 千円
1 億 4,080 万 6 千円 ・事業実績による調整等
21
振興計画審議会条例の一
部改正について
る条例の一部改正につい
て
▼職員の勤務時間、休日、
休暇等に関する条例及び
職員団体のための職員の
行為の制限の特例に関す
12
▼職員の給与に関する条
例の一部改正について
施 設 の 修 復 を 断 念 し、 条
例を廃止するもの
職員の時間外勤務手当の
支給に代わる時間外代休
制 度 を 設 け、 併 せ て、 そ
の 代 休 期 間 は、 職 員 団 体
の 活 動、 業 務 を 行 う こ と
ができることを定めるも
の
▼宮田農業研修センター
条例の廃止について
18
2
——
組織機構の見直しに伴
い、 議 会 の 総 務 常 任 委 員
会所管事項の企画課を企
画 振 興 課 に 改 め、 新 し く
財 産 運 用 課 を 追 加 し、 経
済建設委員会所管事項の
商工観光課を廃止するも
の。 併 せ て、 町 振 興 計 画
審議会条例の庶務を所管
す る 課 名 を、 企 画 課 か ら
企画振興課に改めるもの
▼報酬及び費用弁償等に
関する条例の一部改正に
ついて
診療所看護師の報酬月額
万 円 を 万 円 以 内 に、
用 務 員・ 調 理 員 は 万 円
とし、調理員については、
月は月額 万円と定め
るもの
15
発
議
▼交通事故防止に関する
決議について
10
7
8
現 下 の 交 通 情 勢 は、 交 通
人身事故多発傾向に一向
に 歯 止 め が か か ら ず、 本
町 に お い て も、 町 民 の 安
全で安心な暮らしを守る
た め、 警 察 や 関 係 機 関 と
連 携 し、 町 民 と 一 体 と
なって交通事故防止策を
積極的に推進することを
決議するもの
23
条例関係
▼町長等の給与の特例に
関する条例の制定につい
て
平成 年 月 日までの
間、月額給料を町長 %、
副町長と教育長は % 減
額 す る も の。 尚、 平 成
年 度 も、 同 率 を 減 額 し て
います。
4
▼議会委員会条例及び町
25
7,040 万 1 千円 ・施設管理費の調整等 簡水特会(補正第 3 号)
・事業実績見込みによる執行残の減額調整
等
介護(サービス事業勘定)
特会(補正第2号)
後期高齢者医療特会
(補正第 3 号)
・菅渡水源地取水井内部調査業務委託の追
加、執行算の減額等
▲ 8,933 万 0 千円
16 億 8,239 万 2 千円 ・療養諸費、共同事業費、保健事業費等
国保特会(補正第4号)
5 億 4,962 万 3 千円
・地域活性化臨時交付金事業の繰越、事業
確定に伴う予算調整等
3 億 3,946 万 8 千円
71 億 2,387 万 8 千円
一般会計(補正第 7 号)
11 億 2,738 万 8 千円 ・施設介護サービス給付費の不用額調整等
▲ 1,434 万 6 千円
介護(保険事業勘定)
特会(補正第 3 号)
主な補正内容
補正額
補正後の総額
会計区分
( 第 20 号 )
南大隅町議会だより
平成 22 年5月発行
平成 21 年度 補正予算(3月)
住 居 手 当 の 廃 止 と、 月
時間を超える時間外勤務
手当の支給割合の変更を
行うもの
1
▼生き活きサロン根占館
条例の廃止について
め て い く た め に、 そ の 機
能を保健センターに移管
するもの
つ い て、 確 認 及 び 字 の 区
域の変更の議決を求める
もの
▼佐多堆肥センターの指
定管理者の指定について
鹿 児 島 市 の『 鹿 児 島 く み
あいチキンフーズ株式会
社 』 を 指 定 管 理 者 と し、
期 間 は、 平 成 年 月
日から平成 年 月 日
までとするもの
▼ 請 負 契 約( 間 泊 漁 港 地
域水産物供給基盤整備事
業2 工 区 ) の 締 結 に つ い
ての議決の一部変更につ
いて
1
▼国民健康保険税条例の
▼職員の特殊勤務手当に
一部改正について
関する条例の一部改正に
ついて
所 得 割 額 を %、 均 等
割 額 を 人 3, 5 0 0
平 成 年 月 日 か ら、 円、平等割額を1世帯3,
佐多堆肥センターを指定
000 円引き上げるもの
管理者制度に移行するた
等
め、 堆 肥 セ ン タ ー 勤 務 手
当を廃止するもの
▼畜産基地管理センター
条例の一部改正について
▼国民健康保険基金条例
の一部改正について
老 朽 化 に 伴 い、 今 後 は、
施設を他の目的でも利用
基 金 の 積 み 立 て 額 は、 各
できるようにするもの
年度特別会計に生じた剰
余金の全部又は一部の額
その他
と し、 特 に 必 要 と す る 場 合はこの限りではないと するもの
▼新たに生じた土地の確
認について
▼字の区域の変更につい
て
1
8 9 5 万 円 増 額 し て、 防
舷 材 の 取 り 付 け 基、 車
4
60
公 有 水 面 埋 立 て に よ り、
新 た に 生 じ た 土 地4 件 に
22
健 康 相 談、 保 健 指 導 を 進
止 め 取 り 付 け 2 1 9.5
メートルを追加工事する
ため契約変更をするもの
▼教育委員会委員の任命
について
永田穰氏を再任すること
に同意しました。
▼固定資産評価員の選任
について
上籠司氏を選任すること
に同意しました。
1
▼監査委員の選任につい
て
徳永和幸氏を選任するこ
とに同意しました。
委員会の閉会中の継
続審査並びに調査申
し出について
★ 総務常任委員会
【未使用町有施設等調査】
★ 文教厚生常任委員会
【学校再編問題等調査】
★ 経済建設常任委員会
【河川災害等進捗状況調
査】
★ 議会運営委員会
【次期議会の会期日程等の
議会運営に関する事項及び
議長の諮問に関する事項に
ついて】
——
4
31
22
3
24
27
平成 22 年5月発行
南大隅町議会だより
( 第 20 号 )
【日高】生産者と商工
業 者 と の 連 携 は、 ど の
ように図っていくのか
伺う。
農商工連携について
一 般 質 問
【 町 長 】農 商 工 連 携 に お
け る 生 産 者 と 加 工 製 造、
販売等に携わる経営者
側 と の 連 携 に つ い て は、 【 町 長 】 現在、雇用創出
にかかる経費の面にお
民間の自由な発想と販
ま ず、 生 産 者 に 関 し て
を含め厚生労働省へ申
いて行政からのサポー
売力を持って地域経済
は、特段の規制や選択或
請 中 で あ り、「 地 域 雇 用
ト と し て、「 新 パ ッ ケ ー
の発展に寄与できるも
いは登録制といった制
創造実現事業」で取り扱
ジ事業」の継続実施によ
のと考えます。
度を設ける計画はあり
う品目として、さつまい
り 専 門 家 の 派 遣 や 地 元 行政側としては、販路
ません。ただ食材加工セ
も・ 新 ゴ ボ ウ・ バ レ イ
特有の加工技術をお持
の部分で支援をしてい
ンターで加工処理の可
シ ョ・ ハ バ ネ ロ・ ね ぎ・
ちの方等の指導を受け
きたいと思っており、
能な生産物の取り扱い
大根・にんじんと柑橘類
ながら開発していきま
年度から大阪事務所に
に な る と 考 え ま す の で、 を選定し、加工品の開発
す。
職員 名を出向するこ
その作物を生産され出
を行う計画です。
とにしております。
荷を希望される生産者
ならどなたでも利用で
きるよう整備する計画
【日高】食材加工セン
です。
タ ー の 運 用 は、 ど の よ
水 産 物( と さ か の り・
うな形態でされるか伺
てんぐさ等)について
う。
は、別施設を検討しなけ
ればならない状況です
【町長】 食材加工セン
ので、干物のような加工
ターの経営に関して協
処理を施したものにつ
議調整を進めています
いては、センターからの
が、現段階で農業者生産
行財政改革について
販路体制に上乗せした
団体と商工業関係団体
形で販売促進が可能で
の2団体と加工品開発
あると考えます。
や販路拡大等にノウハ 【大久保】行財政改革
また、開発にかかる業
ウを持った地元企業者
に係る削減された総額
務は、食材加工センター
の3 者 で「 共 同 経 営 体 」 は い く ら か。 ま た、 成
の経営者等を中心に雇
を組織していく方向で
果をどのように判断さ
用創造実現事業の実践
協議検討を重ねている
【日高】特産品等の開
れているか伺う。
と併せて民間の力で
ところで、経営体の組織
発はどのように推進し
行っていきますが、その
が固まればその運営に 【 町 長 】 年度から
ていく考えか伺う。
技術的な面や初期投資
当たって経営体に委ね
年度までの5 ヵ年で約
22
大久保 孝司 議員
21
——
3 月議会では、4 議
員より一般質問があ
りました。その要旨
は次のとおりです。
日高 孝壽 議員
( 第 20 号 )
南大隅町議会だより
平成 22 年5月発行
農産加工物試食会 (JA 根占支所 )
1
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5億円程度と試算して
い ま す。 給 与、 報 酬 の
カット、各種手当の廃止
や 減 額、 旅 費 日 当 の 廃
止、 庁 舎 清 掃 の 委 託 廃
止、各種補助金等の見直
し、各施設の廃止や指定
管理者制度の導入等に
より、概ね成果はあがっ
ているものと判断して
います。今後、更に給食
センターの統合による
削減効果が増すものと
思われます。
今後とも緩むことな
く取り組んでいきたい
と思います。
【大久保】 年度以降
の改革プランを伺う。
【 町 長 】 現 在 ま で5 ヵ 年
かけて取り組んできま
したが、行政改革大綱及
び集中改革プランに基
づく定員管理、民間委託
の推進及び事務事業の
再編・整理等着実に推進
されてきたと判断して
い ま す。 た だ、 こ れ が
いるか。
100%でないことは
言 う ま で も あ り ま せ ん。
【
町長】 国の指針は %
勧奨制度の推奨や新規
台ですが、非常に厳しい
採用の抑制で目標以上
面もありますが %内
の職員減になっていま
外を目標にしています。
す。又、特別職・一般職
の賃金カット、議員報酬
のカット等による人件
費の削減、公共施設の見
直し、指定管理制度の活
地上デジタル放送の
用等により、効率的な行
対応について
財政運営に貢献できて
いるものと思っていま
す。
【大久保】電波遮へい地
今後は、プランの中で
域への対応が進められ
未解決な部分を中心に
ているが、電波遮へい戸
更なる行政改革を推進
数 は 把 握 さ れ て い る か。
しなければならないと
また、事業の方向性を伺
考えており、機構の改編
う。
を行ったところでもあ
り、全庁的に推進を図り
たいと考えます。
【町長】デジタル受信で
きない新たな難視状態
にあると確定されたも
のが全局で 世帯であ
ります。
び専門事業者等と協議
を重ね、個人負担分の支
出を抑制できる対策を
講 じ た い と 考 え て お り、
国の補助事業に加え、N
HK及び鹿児島県、また
県内でも地デジ対策に
ついて支援市町村が増
えてきていることから
も、一定要件に該当する
整備については、随時申
請していきます。
【大久保】少戸数の対
応策で多額の個人負担
が 考 え ら れ る が、 軽 減
措置として町の補助金
活用は考えられないか
伺う。
【町長】 少数世帯での共
同アンテナ施設の整備
には、膨大な費用を要す
ることから、国庫補助や
N H K の 支 援、 更 に は、
年度から「鹿児島県新
たな難視地区受信対策
協議会」も一部を助成す
る制度が実施されるこ
とになったところです。
本町においても、県内
の動向に照らし、一定額
を超えるような個人負
担額になるようなケー
スについては、予算の範
囲内において補助制度
の整備と併せて軽減措
置を図っていく予定で
す。
【大久保】国土交通省
による実証実験の運行
バ ス の 成 果 と、 そ れ に
伴う今後の対応策を伺
う。
公共交通整備につい
て
22
——
80
85
【 大 久 保 】 財 政 の 硬 直 今後、少数世帯の整備
については、本来の共聴
化 を 示 す『 経 常 収 支 比
施設が高価な事業にな
率 』 に つ い て、 今 後 の
ることから、できるだけ
目標としてのポイント
安価になるよう国・県及
はどれくらいを考えて
88
22
平成 22 年5月発行
南大隅町議会だより
( 第 20 号 )
【町長】 昨年 月から今
年3 月までの6 ヶ月間
限定で、佐多地区におい
て大泊地区と郡・竹之浦
地区及び辺塚地区の3
コースで試験運行し、運
行形態は貸切バス方式
で一定区間を指定時間
によりフリー乗降でき
る運行を実証したとこ
ろで利用者の意見とし
ては、コミュニティバス
のルート外の空白地帯
の運行と、特にお年寄り
の利用が多い中、フリー
乗 降 の 方 式 は 有 難 い と、
好評を得たところであ
ります。
今後の対応策につい
ては、実証結果をもとに
コミュニティバスの運
行を平成 年度におい
ては、利用者からの一番
の楽しみな要望であり
ます「金曜石蔵市」との
調 整 に よ る 曜 日 や 時 間、
ルートの変更も利用者
の方々の意見を反映し
て今回変更したところ
です。
今後の佐多地区の公
共 交 通 体 型 に つ い て は、 【 大 久 保 】 根 占 地 区 の
現状では利用者も多く
公共交通整備も必要と
バス需要が多いことか
思 う が、 ど の よ う に 考
らコミュニティバスの
えているか伺う。
運行拡充を随時図って
いきながら利用者ニー
ズに沿った運行体型を
構築していきますが、い
ずれにしても地域公共
交通会議での意見集約
を賜わりながら今後の
方策を進めていきたい
と考えます。
——
中村 雅之 議員
【町長】 根占地区の公共
交 通 に つ い て は、 現 在、
国道269 号線沿いの
地域担当職員制度に
幹線のみの路線バス運
ついて
行となっており、城内地
区・横別府地区のバス利
【中村】どのような体
用者については、根占中
制で地域住民との連携
学校スクールバスへの
を目指すのか伺う。
一般混乗と、各地域、週
今後、利用される地域
に1日だけ、ネッピー館
【 町 長 】 体 制 に い て は、
住民の方々への意向調
への温泉送迎バスが運
まず地域担当として職
査等を実施して、運行経
行 さ れ て い ま す。 特 に、
員配置を行い、具体的な
路・時間帯や料金等を設
お年寄りの方々には、昼
職務内容にいては、行政
定し、次回の「地域公共
間の交通手段がなく、大
施策の推進、地域とのコ
交通会議」で関係機関の
変ご不便をおかけして
ミュニティ活動、地区公
合意が得られれば運輸
いる状況については認
民館等との相互連携等
局への申請となる計画
識しているところです。
があります。なお、連絡
です。
今後の運行整備につ
調整・サポート役として
一日も早い昼間の交
いては、スクールバスへ
担当職員間での取り組
通空白時間帯解消のた
の一般混乗は運行経費
みに対する差異がない
め、運行開始に向けた取
抑制の関係で当面現状
よう研修等も行い、各自
り組みを早急に進めて
のままの運行が経済的
治会の基本的な主体性
いく考えです。
であり、昼間の交通対策
が失われることのない
と し て、「 事 前 予 約 型 乗
よう推進していきます。
合タクシー」の運行を検
具体的には、職員もそ
討しているところです。
れぞれの地域事情を知
地域公共交通会議
( 第 20 号 )
南大隅町議会だより
平成 22 年5月発行
22
10
ることが行政施策推進
の基本として、平成 年
度の自治会長会の意向
等を、年度当初早い時期
にお聞きしながら、職務
の内容・範囲を定めてい
く計画です。
自治会再編について
勢であり、今年度より創
設します「地域担当職員
制度」を活用し、近隣地
域 の 再 編 事 例 等 の 紹 介、
或いは、人口減少に対応
し得る自治会の構築を
目指し、今後想定される
課題に対し十分な周知
を講じながら新たなス
タイルでの取り組みを
強化していきたいと考
えます。
行政組織の改正につ
施設の利用に関しては
織作りを目指します。
ことから、各小学校区で
住民がわかりやすく利 財政的には1 例をあ
座談会等を開催し、保護
用しやすいものになる
げるならば、財産処分に
者や地域の方々の意見
ものと考えています。
関し税収の確保、延いて
も聞き、お互いに納得し
次に企画振興課の再
は新たな創業への発展
あった上での結論を出
編では、施策の柱である
へと。又、健康づくりの
し、教育委員会としての
「 農 商 工 連 携 」「 定 住 促
推進により、医療費の抑
方針を決めて、町長部局
進」を1課に編成し、商
制を期待するところで
を交えた審議会等で検
工業、観光施策とリンク
す。
討し、最終結論としてい
させながら、更には経済
きたいと考えています。
課とも連携を図りなが
ら、町おこしを推進する
もので、より充実したも
学校再編について
のになるものと思って
います。
又、介護保険関係の係 【 中 村 】
「学校問題検討
を国保や高齢者医療係
委員会」の答申を踏ま
と 同 じ 保 健 課 へ 再 編 し、 え て、 今 後 ど の よ う な
保健師をより効率的に
方策をとられるのか伺
運 用 で き、「 健 康 づ く り
う。
係」が核となり施策の柱
の1つである「健康づく 【教育長】 教育委員会と
り」の促進が図られるも
しては、答申内容を十分
健康づくりの取り組
のと思っています。
検討し、方策を練ってい
みについて
支 所 の 体 制 に つ い て は、 き た い と 考 え て い ま す。
機動力のある何にでも
児童数が減少するこれ
対応できる体制を構築
か ら の 小 学 校 の あ り 方 【中村】ウォーキングの
促進をどのように取り組
するため、グループ制を
に つ い て は、「 現 在 の ま
んでいくのか伺う。
導入し、グループ内、支
ま存続させてほしい」或
所内でのスキルアップ
いは、
「統合してほしい」
を図り、一体感のある組
と い っ た 意 見 等 が あ る 【 町 長 】教 育 委 員 会 と 連
登尾小学校区での座談会
——
22
【中村】自治会再編の
推進策について伺う。
80
【町長】 基本的には地域
いて
の意向が最優先で、これ
までも「地域主導、行政
サポート型」で推進して 【 中 村 】 組 織 の 再 編 に
きていますが、各地域ご
よってどのような効果
とに様々な課題も山積
が 組 織 的・ 財 政 的 に 期
しており、なかなか進ま
待できると考えるか伺
ない状況であります。
う。
自治会としても、活動
の し 易 い 〜 世 帯 程 【町長】 財産運用課を設
度の標準的な機能世帯
けたわけですが、管理・
に方向付けることが肝
運用の一元化を図るこ
要 で あ る と 考 え て お り、 とにより、管理費用の削
本年度も引き続き重要
減、遊休地の利活用対策
課題として取り組む姿
や 処 分 が 効 率 的 に 行 え、
50
平成 22 年5月発行
南大隅町議会だより
( 第 20 号 )
筋力アップが期待でき
ることから、実施前、実
施後の筋力データの推
移について、昨年購入し
ました体成分分析器を
活用し健康づくりへの
意識改善も併せて図っ
ていきたいと考えてい
定住促進について
ます。
イ ベ ン ト の 取 り 組 み 【水谷】定住促進事業の
と し て は「 岬 マ ラ ソ ン 」 今後の取り組みの具体策
を伺う。
等にウォーキング部門
を取り入れられないか
実行委員会の中でも検
討していきたいと考え
ています。
で一人当たり5万円、高
校生以下の子どもで一
人当たり 万円で算出
した「家族構成加算」を
付加することとする新
たな「定住促進住宅取得
資金補助金制度」の整備
を図ったところです。
10
【水谷】定住促進事業
に は、 イ ン タ ー ネ ッ ト
の活用は不可欠だと思
う が、 わ が 町 の ホ ー ム
て斬新な内容に可能な
限り見直しを行い、魅力
ある南大隅町の広い発
信を図るため、日々、新
着情報の提供、内容更新
に心がけていきたいと
考えます。
防災対策について
【水谷】総務課内に危
— 10 —
水谷 俊一 議員
【 町 長 】 今 回、 従 来 の 制
ページの状況をどのよ
機 管 理 室( 係 ) を 設 け
度を拡充する内容で、移
うに思うか伺う。
て、台風・大雨・地震・
住 者 は も ち ろ ん で す が、
火 災・ 交 通 事 故 等 の 予
町 内 居 住 者 に お い て も 【町長】 ホームページの
防 活 動・ 対 策・ 周 知 を
そ の 適 用 を 広 げ、 新 築
利用による定住促進事
行 い、 被 災 時 の 復 旧 対
及び購入に係る費用の
業のPRについては、大
策や救援活動を計画的
%以内(100万円を
事なこととして認識し
に行う考えはないか伺
限 度 )、 且 つ、 空 き 家 対
ております。
う。
策として賃貸を目的と 本町の魅力を知って
して増築や改修を行な
も ら い イ メ ー ジ ア ッ プ 【町長】 確かに危機管理
う持ち主等に対して、増
を図ることは欠かせな
室の確保は重要である
改修費用の2分の1 以
いことであり広報誌の
と認識していますが、現
内( 万 円 を 限 度 )、 更
みならず、南大隅町公式
況の施設では厳しい面
に 新 築・ 購 入 の 場 合 に
ホームページに施策を
があります。
は、その建築場所により
公表し、施策の周知に努 現在、防災関連システ
最大 万までの「地域加
めていきます。
ムについては、県防災情
算 」、 ま た、 家 族 構 成 に 今 後、 内 容 充 実 を 図
報ネットワーク、気象情
よって世帯主等の大人
り、トップページを含め
報処理システム、震度情
25
20
携 し「 ふ る さ と ウ ォ ー
キング」として町内各
地域に出向き、手軽に誰
で も で き る 運 動 と し て、
ウォーキング効果の説
明や準備運動及び「正し
い歩き方」等について指
導普及に努めてきたと
ころです。
更に、町体育指導員に
ついては、ウォーキング
指導員としての育成を
図 り な が ら、 ス ポ ー ツ
として体力に合わせた
インターバルを取り入
れたウォーキングも推
進 し た い と 考 え て お り、
ウォーキングより更に
10
( 第 20 号 )
南大隅町議会だより
平成 22 年5月発行
報等は総務課に集約さ
れており、有事の際の対
策は、警察・消防・消防
団など関係機関との情
報が共有されています。
台風等、事前に判断で
きる場合には、臨時、定
時それぞれ防災行政無
線において情報の共有
化 が 図 ら れ、 避 難 指 示、
避難勧告の周知を図る
こととなっています。
被災時においては、庁
舎内の会議室を一時的
に対策本部として確保
し、復旧対策や救援活動
の拠点とする考えであ
り、体制としても災害の
規模に応じ、第1配備か
ら第3 配備まで区分し
対応したいと考えてい
ます。
【町長】 防災訓練につい
ては、年2〜3回、消防
分団と各自治会との合
同訓練を実施している
と こ ろ で あ り、 昨 年 9
月には土砂災害が発生
したことを想定し、町内
10地区において住民
と消防団、地区によって
は消防署との合同避難
訓練を実施しており、防
災意識の向上を図って
いるところです。
海上保安署、医師会、社
会福祉協議会等の参加
のもと、同地区を中心に
町の総合防災訓練を計
画、陸上・海上双方によ
る避難訓練を実施し、町
民の防災意識の高揚を
図る所存です。
【水谷】避難所を見直
し、 避 難 勧 告 発 令 時 に
は消防隊以外の役場職
員を各避難所毎に配
置する考えはないか伺
う。
【 町長 】 現在、南大隅町
防災計画に登載してあ
る避難所は21箇所(根
占12佐多9)となって
おり、5,100名程度
の収容が可能と見込ん
でいます。
【水谷】現在設置され
更
に
は
今
年
、
本
格
的
な
避難所については、体
ている自主防災組織に
災
害
発
生
の
時
期
を
迎
え
育館、武道館、学校施設
対 し、 危 険 箇 所 の 確 認
る
前
に
、
佐
多
浜
尻
地
区
に
など公共施設を中心に
や 防 災 訓 練 を 行 い、 町
おいての土石災害から
民の防災意識の向上を
3 年 を 経 過 す る こ と で、 災 害 に 強 い 鉄 筋 構 造 の
図る考えはないか伺
消防団、警察署、消防署、 施 設 を 各 小 学 校 区 1 箇
所以上を設定している
う。
ところです。
見直しについては、遠
距離にもなっていけな
い、強風、地震にも強い
建 物 が 必 要 で あ り、 現
在、登載されている施設
の見直しは考えていま
せん。
但し、現在でも各自治
会において避難所とし
て活用でき、かつ自治会
の要望に沿った形で、防
災情報、気象情報など総
合的に判断し、夕暮れ前
の早目の避難所開設に
努めています。開設の際
は、 そ の 規 模 に 応 じ て、
職員、役場消防隊、消防
団員の配置を行ってい
るところです。
【水谷】災害時の要援
護者登録制度を導入
し、 独 居 老 人 等 の 避 難
の手助けをする考えは
ないか伺う。
【 町長 】 災害では、高齢
者が犠牲になることが
多く、災害時の人的被害
を最小に食い止めるた
めには、要援護者対策は
重要な課題のひとつで
あると思っています。
登録に関しては、個人
情報保護の観点から難
題が多く、要援護者の特
定、システムの構築、名
簿の共有等様々な問題
を解決しなければなり
ません。現況では、地域
消防団や自治会が概ね
把握されており、避難等
の必要が生じた場合は
臨機応変に対応してい
る と こ ろ で あ り ま す が、
独居老人世帯、要介護世
帯、身体障害者世帯、高
齢者世帯については、担
当課においてリストの
把 握 は し て い ま す の で、
関係機関等と連携協議
してみたいと思います。
一般質問については、要
旨のみ掲載しています。
会 議 の 内 容 に つ い て は、
閲覧もできます。
— 11 —
平成 22 年5月発行
南大隅町議会だより
( 第 20 号 )
▼経済建設常任委員会
2月 日に熊本県の
「 道 の 駅・ 竜 北 」 を、
日 に 曽 於 市 の「 メ セ ナ 食
彩センター」を訪れ、
『地
産加工販売事業等調査』
を 実 施 し、 そ の 経 過 と 結
果について定例会で報告
しました。
10
置は必要なものと考えま
す。厳しい財政事情の中、
調査報告した内容等充分
検 討 さ れ、 積 極 的 な 行 政
改 革 を 実 施 し、 地 域 住 民
が安心して生活できる町
作りに取り組まれるよう
強く要望します。
議会を傍聴してみませんか!
議会は、年に 4 回(3 月・6 月・9
月・12 月)の定例会と必要に応じて
開かれる臨時会があります。傍聴に
はお気軽にお越しください。日程等
詳しい事は、議会事務局(TEL 24
―3111)までお問い合わせください。
17
60
閉会中の委員会活動
▼文教厚生常任委員会
1 月 日、 霧 島 市 に お
い て、『 健 康 維 持 増 進 事
業 等 調 査 』 を 実 施 し、 そ
の経過と結果について定
例会で報告しました。
28
▼総務常任委員会
2 月2 日 か ら3 日、 宮
崎県の清武町と国富町に
お い て、『 防 災 対 策 等 調
査 』 を 実 施 し、 そ の 経 過
と結果について定例会で
報告しました。
た。 こ の 他、 各 種 計 画 策
行政改革等問題調査
定 時 に、 パ ブ リ ッ ク コ メ
特別委員会の中間報告
ン ト の 募 集 を 行 い、 市 民
( 副委員長
井之上一弘)
の意見を計画に反映する
要旨一部掲載
仕組みがとられておりま
した。
本 委 員 会 で は、2 月8 淡 路 市 は、 平 成 年 度
日 か ら 日 に か け て、 岡
か ら3 年 間 で 約 億 円 の
山県新見市と兵庫県淡路
効 果 額 を あ げ て お り、 更
市 に お い て、 行 財 政 改 革
に、 平 成 年 度 か ら 年
の取り組み状況について
間 で 約 2 1 8 億5 千 万 円
調査を実施しました。
の効果目標を設定してお
新見市の行財政改革に
り ま し た。 主 に、 各 種 の
伴 う 効 果 額 は、4 年 間 で
定 員 や 給 与・ 報 酬 等 の 見
約 億8 千 万 円 で あ り ま
直 し で あ り ま し た が、 一
した。職員の減少に伴い、 方で住民へのサービスが
更なる行政の効率化を求
低 下 し な い よ う、 職 員 の
め、 職 員 の 資 質 向 上 を 図
配 置 体 制 を 一 括 管 理 し、
り、 行 政 シ ス テ ム の 抜 本
時期的に忙しい部署に配
的見直しに取り組んでお
置する体制がとられてお
ら れ ま し た。 事 務 事 業 の
り ま し た。 こ の 他、 現 在
整 理・ 統 合 を 行 い、 近
小 学 校 を7 校 に 統 廃 合
年、 本 格 的 に 事 務 事 業 評
する計画など行政改革推
価 シ ス テ ム を 導 入 し、 外
進室主導で行っていると
部意見の聴取やスキーム
の事でありました。
の公表を行うとのことで 本町も積極的な取り組
あ り ま し た。 ま た、 公 共
みがなされております
施設の未利用資産調査を
が、 よ り 一 層 の 行 財 政 改
行 い、 有 効 活 用 策 或 い は
革を推進する必要があ
効 率 の 悪 い 施 設 は 休 止・
り、 以 前 か ら 提 言 し て い
廃止を検討しておりまし
る行財政改革推進室の設
新見市役所にて
— 12 —
国富町役場にて
19
メセナ食彩センターにて
( 第 20 号 )
南大隅町議会だより
平成 22 年5月発行
霧島市役所にて
18
18
10
24
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