2015年3月発行 - 日本精機健康保険組合

2015−3 No.50
日本精機健康保険組合
平成27年度の
平成27 年度の
去る2月20日開催の第68回組合会におきま
して、当健保組合の平成27年度予算が承
認されました。健康保険料率、介護保険料
率は変更せず、前期高齢者納付金の横ば
い等により、前年度繰越金を入れての運営
決まりました。
で予算編成を行いました。
平成 27 年度収入支出予算
一般勘定
※
( )内は被保険者
一人当たり予算
繰入金・繰越金
40,300 千円 調整保険料収入
22,646 千円 財政調整事業交付金
(11,958 円)
5,000 千円
(6,720 円)
(1,484 円)
収入支出予算額
17 億 3,264万円
被保険者一人当たり
514,138 円
健康保険料 ( 一般 ) 収入
1,663,217 千円
(493,536 円)
収入
支出
保険給付費
829,493 千円
(246,140 円)
予備費
55,000 千円
(16,320 円)
介護勘定
収入
収入支出予算額
1億9,062万円
被保険者一人当たり
99,596 円
高齢者納付金
768,660 千円
(228,089 円)
事務費
33,235 千円 財政調整事業拠出金
保健事業費
22,646 千円
(9,862 円)
その他
(6,720 円) 21,751 千円
(6,454 円) 1,861 千円
(553 円)
介護保険収入
170,606 千円
繰越金 20,000 千円
雑収入 20 千円
支出
国庫補助金収入
雑収入
1,005 千円
(298 円) 478 千円
(142 円)
介護納付金
155,000 千円
積立金繰入 35,526 千円
還付金 100 千円
−1−
予算の基礎数値(一般勘定)
被保険者数
3,370人
平均年齢
41.8歳
扶養率
1.04人
予 算 内 容
主な収入
●健康保険料収入 ( 一般及び調整保険料 )
健保組合の収入の多くは皆さんからの保険料です。
保険給付費や高齢者医療制度及び保健事業等への支出に対応します。
新年度は、前年度予算比0.
4%減の1,685,863千円を見込みました。(収入全体の97.3%)
●財政調整事業交付金
高額医療費の負担に応じて、健康保険組合連合会より交付される収入です。
財源は各健康保険組合が調整保険料相当分を健康保険組合連合会へ拠出しています。
新年度は、5,000千円を見込みました。(収入全体の0.3%)
主な支出
●保険給付費
皆さんやご家族が受診したときの自己負担以外の医療費の支払いや、
出産・傷病時の手当金・埋葬・高額療養費等各種給付
金等の費用です。
新年度は、前年度予算比2%増の829,493千円を見込みました。(支出全体の47.9%)
●高齢者医療制度等への納付金
健保組合では、65歳∼74歳の医療費として前期高齢者納付金、75歳以上の医療費として、後期高齢者支援金など、国へ
の納付金が、前年度予算比 0.7%減の768,660千円となる見込みです。
(支出の44.4%)
●保健事業費
経済環境の厳しい状況が続く中、昨年同様、保健指導宣伝費、疾病予防費、体育奨励費共、縮小及び休止を継続し支出
を極力抑えながらも、必要な事業は増額しました。
なお、
「特定健康診査・特定保健指導」
は平成27年度は第2期3年目に入
り、受診率の更なる向上を図り、国の医療費削減の目的から法律により義務化された事業として、生活習慣病に着目した疾
病予防の観点から、今後も実施継続拡大をします。
今年度は、前年度予算比 3.5%増の21,751千円計上しました。
(支出の1.3%)
保険料率について
〈健康保険料率〉
一般保険料は、基本保険料・特定保険料に区分され、基本保険料は保険給付や事業運営にかかる費用、特定保険料は高齢
者等の医療を支える納付金等にそれぞれ充てられます。内訳は変わりますが、健康保険料率(一般保険料率+調整保険料
率)
は前年度と同率です。
*保険料率と負担割合
一般保険料率 ①
被保険者
事業主
合 計
負担割合
基本保険料率
25.460/1,000
25.460/1,000
50.92/1,000
折半
特定保険料率
21.895/1,000
21.895/1,000
43.79/1,000
折半
合計
47.355/1,000
47.355/1,000
94.71/1,000
折半
0 0.645/1,000
0 0.645/1,000
0 1.29/1,000
折半
48.00/1,000
48.00/1,000
96.00/1,000
折半
調整保険料率 ②
健康保険料率(①+②)
〈介護保険料率〉
介護保険料率も前年度と同率としました。
*保険料率と負担割合
介護保険料率
第2号被保険者たる被保険者
事業主
合 計
負担割合
7.50/1,000
7.50/1,000
15.00/1,000
折半
−2−
保健事業計画
種 目
事業内容の概要
1.受診券
受診券の配布
2.特定健康診査
40歳∼74歳の被保険者・被扶養者
300人
(事業主健診除く)
1.利用券
案内・利用券及び郵送代
2.動機付け支援
保健指導宣伝費
1.共同保健指導宣伝費
2.組合機関紙
(健保だより)
3.育児雑誌
(赤ちゃんとママ)
4.生活習慣病予防セミナー開催[新規事業]
予定実施者数 210人
体育奨励費
3.積極的支援
区分
疾病予防費
特定健康診査事業費 特定保健指導事業費
区分
健保連本部と共同事業
各事業所PDF配信
赤ちゃんとママ月刊誌配布
専門保健師招聘し、40人を対象(9月)
種 目
事業内容の概要
1.人間ドック 40歳以上被保険者及び被扶養配偶者
対象 定員380名
2.家庭常備薬の斡旋・補助 被保険者対象 ¥800/人の補助 (海外勤務者及び任意継続者除く)
インフルエンザ予防接種料補助
3.
全被保険者・被扶養者対象 ¥1,000/人の補助
1.体育大会補助
2.体力増進助成金
3.
「海の家」開設
休止
4.
冬山スキー
5.
健康増進施設利用補助
主な保健事業のお知らせ
1.人間ドックについて
(1)種 類
日帰り人間ドック
(2)対象者及び実施予定人員
当健康保険組合被保険者及び被扶養配偶者で、40 歳以上(平成 28 年 3 月末現在)の方
受診者定員 380名
(3)申込受付期間
平成27年4月1日から定員に達するまで
(4)受診実施時期
平成27年4月1日∼平成28年2月末日
(5)受診委託機関
・長岡市神田 立川メディカルセンター たちかわ総合健診センター ・長岡市千秋 健康医学予防協会 長岡健康管理センター
*営業所等勤務の方は、委託機関以外でも受診可能
(6)費用負担
健康保険組合 → 一律 29,000円 受診者 → 実費 - 健保補助の差額 *詳細は別途、
「人間ドックのご案内」にてお知らせします。
2.家庭常備薬の斡旋について
(1)対象者
当健康保険組合被保険者 (海外勤務者及び任意継続者除く )
(2)実施時期
平成27年9月
(3)費用負担
一人800円まで健康保険組合が負担、800 円を上回る分は自己負担で給与天引
3.インフルエンザ予防接種の補助について
(1)対象者
当健康保険組合被保険者・被扶養者(日本国内での接種に限る。市区町村等の公的助成を受ける者を除く。)
(2)接種期間
平成27年10月1日∼平成28年1月末日
(3)補助金額
一人年一回 1,000円(1,000円未満の接種料金は実費)
(2 回接種法による場合でも補助は 1 回)
−3−
健保ニュース
企業と健保組合の協働(コラボヘルス)が求められます!
「データヘルス」
がスタートします!
データを活用した
保健事業
すべての健保組合は、平成26年度中に健診データやレセプト(診療報酬明細書)などの情報をもとに「データ
ヘルス計画」を策定し、従業員と家族の健康増進等の保健事業を27年度から実施していくことになります。
「データヘルス計画」の策定と実施は、企業と健保組合の密接な連携が不可欠です。事業主や労働組合など、
皆さま方のご理解とご協力をお願いいたします。
●成功のカギは企業と健保組合の協働です●
企 業
健保組合
PDCAサイクルによる事業展開
P
●事業主への説明
●健診データ・レセプトの分析
●リスクに応じた対象者を抽出。
効果的・効率的なデータヘルス
計画を作成
D
●保健事業の実施
C
●保健事業の評価
A
●事業の改善・修正
事業主
協働
コラボヘルス
従業員
(被保険者)
事業の実施
家族
(被扶養者)
◆健保組合がお預かりしている健診や医療費のデータ等は、個人情報保護法等の関連法令を遵守し適切に取り扱います。
●健保組合の特性に合わせた計画を策定します●
データヘルス計画は、一律の事業を健保組合や企業に求めるものではありません。
厚労省が定めた
「保健事業実施指針」
に基づき、健保組合ごとの特性に応じた計画の策定が可能です。
生活習慣病予防を
目的とした事業
生活習慣改善の動機づけと
なる情報提供、キャンペーン・
イベントの開催、保健指導の
実施など。
リスクに応じた
重症化予防事業
保健指導
重症化
予防
生活習慣
改善促進
健診や医療費データから重症
化リスクに応じた対象者を抽
出し、保健師等専門スタッフ
による個別指導の実施など。
健康情報
健康に対する
意識づけのための事業
健診結果に基づいて対象者
に合った健康情報の提供、健
診未受診者に対する受診勧
奨を目的としたPRなど。
情報提供
対象者
受診勧奨
−4−
ジェネリック
医療品
利用促進
医療費の抑制に
つながる事業
ジェネリック医薬品に切り替
えることで一定額の医療費軽
減が期待される人に対して、
ジェネリック医薬品利用促進
のための通知発送など。