2014 年 12 月の天候(宮城県) 仙台管区気象台 この資料内のデータは速報値です。 後日、内容の訂正・追加を行うことがあります。 【 特徴 】 ○低温 ○降水量が多い ○西部山沿いで多雪 1 気象概況 〈天候の特徴〉 この期間、低気圧や冬型の気圧配置の影響で、西部では雪や雨の日が多く、山沿 いでは大雪となったところがあった。東部では晴れまたは曇りの日が多かった。 月最深積雪は、駒ノ湯で 123cm、川渡で 81cm を観測し、共に 12 月として 1 位を 記録した。 月平均気温は概ねかなり低い。月降水量は概ねかなり多い。月間日照時間は少な いから平年並。 上旬: この期間、高気圧に覆われ晴れた日もあったが、低気圧や冬型の気圧配置 の影響で曇りまたは雨や雪の日が多く、西部ではまとまった雪となったとこ ろがあった。なお、仙台では 5 日に初雪(平年より 11 日遅く、昨年より 24 日遅い)を、6 日に初積雪(平年より 2 日早く、昨年より 7 日早い)を観測 した。 旬平均気温は低い。旬降水量は概ね多い。旬間日照時間は少ないから平年 並。 中旬: この期間、東部では晴れた日もあったが、低気圧や冬型の気圧配置の影響 で県内全般に曇りまたは雨や雪の日が多く、まとまった雪となったところが あった。 旬平均気温は低くかなり低いところがある。旬降水量は多くかなり多いと ころがある。旬間日照時間は概ね少なくかなり少ないところがある。 下旬: この期間、冬型の気圧配置の影響で西部では晴れた日もあったが、雪や雨 の日が多かった。東部では雪や雨の日もあったが、晴れの日が多かった。 旬平均気温は低い。旬降水量は概ね多いから平年並。旬間日照時間は概ね 多いから平年並。 2 日々の気圧配置 1 日: 日本海西部と四国付近にある低気圧が北東へ進み、日本海の低気圧からのびる 寒冷前線が東北地方を通過する。 2 日: 日本付近は冬型の気圧配置となる。 3 日: サハリン付近に低気圧があって北東に進む。一方、日本の南には高気圧が張り 出す。 4 日: 日本付近は気圧の谷となり、日本の南を前線を伴った低気圧が北東に進む。 5 日: 前線を伴った低気圧が東海上に抜け、日本付近は冬型の気圧配置となる。 6 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 7 日: 冬型の気圧配置が次第に緩み、日本付近は朝鮮半島付近に中心を持つ高気圧に 覆われる。 8 日: 日本付近を高気圧が通過する。 9 日: 中国東北部にある高気圧が東へ移動する。一方、関東の南海上を低気圧が東へ 進む。 10 日: 日本海にある高気圧が日本付近を通過する。一方、低気圧が中国東北区から日 本海に進む。 11 日: 低気圧が日本海北部にあって北東へ進む。この低気圧からのびる寒冷前線が東 北地方を通過し、日本付近は冬型の気圧配置となる。 12 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 13 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 14 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 15 日: 冬型の気圧配置が次第に緩み、日本付近は日本海に中心を持つ高気圧に覆われ る。 16 日: 低気圧が日本海と本州の南にあって、ともに発達しながら東北東へ進む。 17 日: 低気圧が日本海北部にあって北東へ進む。また、別の低気圧が釧路沖にあって 発達しながら北へ進む。日本付近は強い冬型の気圧配置となる。 18 日: 引き続き、日本付近は強い冬型の気圧配置となる。 19 日: 冬型の気圧配置が次第に緩む。一方、高気圧が日本海にあって東へ移動する。 20 日: 高気圧が日本の東にあって東に移動する。一方、低気圧が日本海と本州の南に あってともに北東へ進む。 21 日: 日本付近は冬型の気圧配置となる。 22 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 23 日: 日本付近は冬型の気圧配置が次第に緩む。 24 日: 日本海にある低気圧が北海道付近を通過し、日本付近は冬型の気圧配置となる。 25 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 26 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 27 日: 高気圧が日本海にあって東へ移動し、冬型の気圧配置が次第に緩む。 28 日: 本州付近は高気圧に覆われる。 29 日: 低気圧が本州の南にあって北東へ進む。 30 日: 低気圧が日本の東を北東へ進み、日本付近は冬型の気圧配置となる。 31 日: 引き続き、日本付近は冬型の気圧配置となる。 3 気象統計値 2014年 12月 仙台、石巻の旬・月統計値 要素 平均気温 地点 仙台 石巻 ℃ 平年差 階級区分 ℃ 降水量 平年比 mm % 階級区分 日照時間 平年比 h % 上旬 4.4 -1.6 低い 29.0 227 多い 39.7 中旬 1.9 -2.2 低い 24.5 272 多い 下旬 2.2 -1.4 低い 14.5 98 多い 月 2.8 -1.7 かなり低い 68.0 186 上旬 3.8 -1.2 低い 31.0 中旬 0.7 -2.4 かなり低い 下旬 0.9 -1.7 低い 月 1.8 -1.7 かなり低い 階級区分 91 少ない 35 81 少ない 59 114 多い 多い 133.7 96 少ない 228 多い 38.4 82 少ない 32.0 390 かなり多い 35.2 74 少ない 13.5 114 多い 61.6 112 平年並 76.5 228 かなり多い 135.2 91 少ない 各種観測値、統計値や平年値及び季節予報は気象庁ホームページに掲載しています。 【気象資料】 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php 【気象データのダウンロード(CSV)】 http://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php 【季節予報】 http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/102_00.html [注意事項] 本資料に掲載されている観測値は断り書きがない限り、仙台は気象官署、石巻は特 別地域気象観測所、その他の観測所は地域気象観測所の観測値を使用しています。 本資料の著作権は仙台管区気象台が有しています。掲載されているデータや図表を 利用する場合は「仙台管区気象台の資料に拠った」旨記載してください。 なお、営利を目的に増刷などを行う場合は所定の手続きに拠るものとします。 本資料に関する問い合わせ先 仙台管区気象台 気象防災部 防災調査課 (電話)022−297−8110 4 気象経過図 5 気象分布図 2014 年 12 月 月平均気温の図 月平均気温平年差の図 D D) D] X かなり低い 低い 平年並 高い かなり高い 資料不足値 X // 資料なし 階級区分なし かなり低い 低い 平年並 高い 凡 例 資料なし 平年値なし かなり高い 階級区分なし 月平均気温(℃) 月平均気温平年差(℃) 月降水量の図 月降水量平年比の図 D D) D] X かなり少ない 凡 例 正常値 準正常値 少ない 平年並 多い かなり多い 月降水量(mm) 凡 例 正常値 準正常値 資料不足値 X // 資料なし 階級区分なし かなり少ない 少ない 平年並 多い かなり多い 月降水量平年比(%) 凡 例 資料なし 平年値なし 階級区分なし 月間日照時間の図 月間日照時間平年比の図 D D) D] X かなり少ない 少ない 平年並 多い かなり多い 資料不足値 X // 資料なし 階級区分なし かなり少ない 少ない 平年並 多い 凡 例 資料なし 平年値なし かなり多い 階級区分なし 月間日照時間(h) 月間日照時間平年比(%) 月最深積雪の図 月最深積雪平年比の図 D D) D] X かなり少ない 凡 例 正常値 準正常値 少ない 平年並 多い かなり多い 月最深積雪(cm) 凡 例 正常値 準正常値 資料不足値 X // 資料なし 階級区分なし かなり少ない 少ない 平年並 多い 凡 例 資料なし 平年値なし かなり多い 月最深積雪平年比(%) 階級区分なし
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