平成27年1月資金需給見込み 平成27年1月7日 セントラル短資株式会社 総合企画部 (単位:億円) 1月中見込 前年実績 43,700 △ 185,700 △ 83,900 △ 80,400 △ 21,400 △ 142,000 銀 行 券 要 因 財 政 等 要 因 国 債 等 国庫短期証券等 その他 要 因 資 金 過 不 足 前年比 43,618 △ 190,429 △ 96,808 △ 71,875 △ 21,746 △ 146,811 82 4,729 12,908 △ 8,525 346 4,811 (日本銀行「日銀当座預金増減要因」より ) ・ <銀行券要因>43,700億円の還収超見通し。1月末の銀行券発行残高前年比見込みは3.4%。 ・ <財政等要因>国債や国庫短期証券の発行超過、冬季賞与に伴う大幅な源泉税揚げにより、185,700億円の揚げ超見通 し。 ・ <資金過不足>以上の結果1月は142,000億円の資金不足見通し。 参考:「財政等要因」のうち「その他要因」の主要項目 (単位:億円) 一般会計項目 1月見込 前年同月 前年同月比 特別会計項目 1月見込 前年同月 前年同月比 租 税 公共事業 地方交付金 社会保障 その他支払 △ 42,460 2,340 △ 540 8,530 12,170 △ 41,447 2,809 △ 998 5,817 11,681 △ 1,013 △ 469 458 2,713 489 財政投融資 外 為 保 険 その他 △ 2,140 △ 8,830 8,990 △ 5,487 2,633 △ 9,953 8,855 3,347 △ 2,633 1,123 135 (財務省理財局「財政資金対民間収支」より ) ・ 国債・国庫短期証券等は合算で164,300億円の発行超見通し。償還額は237,200億円程度(弊社推定、日本銀行で の償還分を除く)と見られ、発行額は直接引受分を含めて401,500億円程度となる模様。 国債発行予定額 (市中公募額、単位:億円) 期 間 発行額 期 間 発行額 30Y 7,000 TB1Y 25,000 20Y 12,000 TB6M 35,000 10Y 24,000 TB3M 228,000 5Y 27,000 TB6M 10,900 TB3M 189,800 2Y 27,000 10Y物価連動 流動性供給 5,000 7,000 国債・国庫短期証券償還額 (単位億円) 種別 償還額 国債 18,800 TB1Y 7,000 *償還額は弊社概算 *償還額は日銀における償還分88,994億円(弊社算出)を除いた、市場で償還される金額 ◎ 1月の主な不足予定日は、7日(税・保険料揚げ)、8日(TB3M発行超過・10Y発行)、14日(TB6M発行超過)、15日(源 泉税揚げ・2Y発行超過)、20日(TB1Y発行超過・流動性供給)、22日(5Y発行)、26日(TB3M発行超過・20Y発行)。主 な余剰予定日は無い。 ◎ 1月の市場予想 <コール市場>:GCレポレートが0.10%近辺で高止まりしていることもあって、月初の無担保コールO/Nは若干強含 んでおり、0.07%前後で取引されている。当座預金残高は180兆円前後で推移することが見込まれることから、レート が更に上昇するような展開は考えにくく、GCレポレートの落ち着きと共に0.065%前後の取引が中心になると予想す る。 <CP市場>:発行残高が前年に比べて1兆円以上増加していることから、12月に上昇した発行レートがそのまま横 ばいで推移する展開が見込まれる。レートはa-1格以上の事業法人の3M物で0.090~0.105%、ノンバンクで0.095~ 0.115%程度を予想する。 <短期国債市場>:「量的・質的金融緩和」の拡大により、5Yが0%近辺、10Yが0.30%割れと中長期債のレートが極 端に低下していることもあって、短国市場では非常に強い玉確保姿勢が見られている。今年初めての3M入札のセカ ンダリーでは▲0.10%で取引される場面もあった。短国買入オペのオファー動向にもよるが、当面はレートが上昇す る展開は考え難い。月初は3Mが▲0.10~▲0.05%程度の気配となっている。 金融商品のお取引には価格変動等によるリスクがあります。金融商品のお取引には手数料等をご負担頂くものがあります。金融商 品取引法に基づきお渡しする書面や目論見書をよくお読みください。 セントラル短資株式会社 登録金融機関 関東財務局長(登金)第526号 日本証券業協会加入
© Copyright 2024 ExpyDoc