GISの基礎知識

GISの基礎知識
河端
瑞貴
参考資料
• esriジャパン(2013)「ArcGIS for Desktop GIS10.2
ワークブック機能編」
o 「ワークブック」といった場合は、この資料
• ESRIジャパン(2013)『ArcGIS for Desktop 逆
引きガイド 10.1 & 10.2 対応』
o 「逆引きガイド」といった場合は、この資料
• ArcGISヘルプファイル
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ArcGIS(ESRI社の製品)
• ArcMap: データの編集、解析、マップの表示方法の設
定等
• ArcCatalog:データの効率のよい管理、検索
• ArcGIS Administrator:ライセンス設定
• ArcGlobe:3D空間データをシームレスに高速表示
• ArcScene: 3次元表示
※入っていない・見えないものもある
ESRI社のArcGIS for Desktopの紹介ページ
http://www.esrij.com/products/arcgis/
desktop/arcgis-for-desktop/
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ArcMap
(ワークブック、p. v)
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操作について
操作内容
演習時
左クリック
クリック
右クリック
右クリック
マウスカーソルをある場所
に移動させること
ポイント
ワークブック、p. vi
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(ワークブック、p. vi)
6
データモデル
実世界の地物をデータ化
(ワークブック、p. 2)
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GISで利用する主なデータの種類
ベクトル vs. ラスタ データ
それぞれに特徴がある。利用目的に応じて使用するデータを選択する。
(逆引きガイド、1-4参照)
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ベクトルデータ
• 地理情報をXY座標で構成される図形で表現したデータ
• 明確な位置や境界を持つ地物(例:建物、行政界)を表すの
に適している
• ポイント(電柱、井戸の位置など)
• ライン(道路、河川など)
• ポリゴン(県、土地利用区域など)
(逆引きガイド、1-4参照)
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ベクトルデータ:
フィーチャ(ArcGIS)
• 「フィーチャ」
o 現実世界に存在する地物や事象の位置や形状をモデル化した
個々のデータ
o 形状はポイン卜(点)、ライン(線)、ポリゴン(面)の3タイプに大
別される。
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(逆引きガイド、1-4参照)
ベクトルデータ:
フィーチャクラス(ArcGIS)
• 「フィーチャクラス」
o 共通の主題(例:消火栓、道路、建物)を持つフィーチャの集合
o ハードディスク上のデータベースやファイルに格納される
o 格納フォーマットとしてジオデータベース、シェープファイル
などがある
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(逆引きガイド、1-4参照)
属性
• フィーチャには、図形情報に加えて、その地物を説明す
るための文字や数値などの情報(建物を例にすると、そ
の所有者や建築年などの情報)も保持できる。これを
「属性」と呼び、テーブル形式で管理することができる
(逆引きガイド、1-4参照)
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ラスタデータ
• 縦・横に規則正しく配列された
「セル」を単位としてモデリン
グされたデータ
• 連続的に変化する事象(例:標
高、気温分布)を表すのに適し
ている
ArcGIS9.3ヘルプ
逆引きガイド、1-4参照
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ArcMapでのデータの表示
• ArcMap上で何層にも重ね合わせて表示することができ
る。ArcMapに追加されたデータのことを「層」を意味
する「レイヤ」と呼ぶ。
(逆引きガイド、1-4参照)
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(逆引きガイド、1-4参照)
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(逆引きガイド、1-4参照)
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ArcGISでのデータ
• ベクタ:シェープファイル(SHP)
• ラスタ:グリッド
エクスプロー
ラーでの表示
ArcCatalogでの表示
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シェープファイルと拡張子
• シェープファイル(SHP)
o 地理フィーチャの幾何学的位置と属性情報を格納するためのファイ
ル。ArcGISで操作・編集できる空間データ形式のひとつ。
• シェープファイルの構成ファイルと拡張子
o .shp ─ フィーチャ ジオメトリを格納するメイン ファイル。必須
ファイル。
o .shx ─ フィーチャ ジオメトリのインデックスを格納するインデッ
クス ファイル。必須ファイル。
o .dbf ─ フィーチャの属性情報を格納するdBASEテーブル。必須ファ
イル。
o .sbn/.sbx ─フィーチャの空間インデックスを格納するファイル
o .prj ─ 座標系情報を格納するファイル。
o .xml ─ ArcGISのメタデータ。シェープファイルに関する情報を格
納。
o その他、.fbn/.fbx 、.ain/.aih、.ixs、.mxs、.cpgなど。
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グリッドデータ
• グリッドデータは、グリッド名のフォルダと、infoフォ
ルダ内の複数のファイルにより構成される。
ArcCatalogでの表示
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データの保存場所
• データの保存場所は、PATHが短く、フォルダ名がスペースな
しの短い半角英数が無難です
例)
○ C:¥gis¥
× C:¥Users¥匿名¥Documents¥work¥ArcGISを学ぶ演習用データを
格納するためのフォルダ 今年度用¥
o PATHに長い日本語や全角スペースが入ると、処理がうまくいかな
いことがあります。(ラスタ演算の出力ファイルが作成されないな
ど)
o PATHが長い(多数のフォルダの下にある)と、すべてのフォルダ
名が半角英数、スペースなしでも処理がうまくいかないことがあり
ます。
o ArcGISの処理・動作がおかしいときは、PATHをチェックしてみま
しょう。
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オプション:
例題(ワークブックp.5-)
• 図形と属性の対応を確認
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