平成26年12月16日公表 平成26年産なたね(子実用)の作付面積及び収穫量 - なたねの 収穫量は前年産に比べて1%増加 - 【調査結果の概要】 1 作付面積 全国の作付面積は1,470㏊で、前年産に比べ 図 て120ha(8%)減少した。 平成26年産なたね(子実用)の 都道府県別作付面積及び割合 これは、他作物への転換等による減少があ ったためである。 2 10a当たり収量 その他 589ha (40%) 全国の10a当たり収量は121㎏で、前年産に 比べて9%上回った。 これは、北海道、青森県等の主産地におい 北海道 404ha (27%) 平成26年産 作付面積 1,470ha (100%) 青森 246ha (17%) て生育期間の天候がおおむね良好であったた めである。 3 収穫量 福島 67ha (5%) 全国の収穫量は1,780tで、前年産に比べて 10t(1%)増加した。 表 前 収 穫 量 作 年 付 対 差 ha 全 秋田 88ha (6%) 平成26年産なたね(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量 10 a 当 た り 作付面積 収 量 区 分 熊本 74ha (5%) kg t ha 産 と の 比 較 10 a 当 た り 面 積 収 穫 量 収 量 対 比 対 比 対 差 対 比 % % t % ( 参 考 ) 10 a 当 た り 10 a 当 た り 平 均 収 量 平 均 収 量 対 比 % kg 国 1,470 121 1,780 △120 92 109 10 101 106 114 北海道 404 204 824 △ 26 94 111 33 104 111 183 都府県 1,060 90 957 △100 91 107 △ 21 98 102 88 注: 「(参考)10a当たり平均収量対比」とは、10a当たり平均収量(原則として直近7か年のうち、最高及び 最低を除いた5か年の平均値(なたねについては、平成22年産からの数値しかないため、平成22年産から平成 25年産までの4か年の単純平均))に対する当年産の10a当たり収量の比率である。 ○ ○ 本調査におけるなたねとは、子実用(食用として搾油するもの)である。 作付面積には、被害等により収穫できなかった面積が含まれている。 この統計調査結果の統計表は、政府統計の総合窓口(e-Stat)の「統計データ新着情報」で御覧いただけます。 【 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do - 1 - 】 ◎ ◎ 調査結果の主な利活用 ・ 食料・農業・農村基本計画における生産数量目標の策定及び達成状況検証の ための資料 ・ なたねに関する生産振興に資する各種事業(強い農業づくり交付金等)の推 進のための資料 累年データ なたね(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量の推移 区 作 分 全 付 国 面 ha 平成9年産 積 10 a 当 た り 収 量 主 産 県 … 全 ha 国 ㎏ 373 収 主 産 県 全 穫 国 ㎏ … 量 主 産 県 t 243 t … 907 10 … 433 … 247 … 1,070 11 607 432 129 135 783 583 12 … 319 … 204 … 650 13 … 301 … 217 … 652 22 1,690 … 93 … 1,570 … 23 1,700 … 115 … 1,950 … 24 1,610 … 116 … 1,870 … 25 1,590 … 111 … 1,770 … 1,470 … 121 … 1,780 … 26(概数) 資料:農林水産省統計部『作物統計』 注:1 2 ◎ 主産県とは、青森県及び鹿児島県である。 平成14年産から平成21年産までは調査を実施していない。 関連データ なたねの国別輸入量及び割合の推移 (千t) 3,000 2,500 2,214 (100%) 0 (0%) 2,310 (100%) 2,000 2,356 0 (100%) (0%) 0 2,322 (0%) (100%) 74 (3%) 71 (3%) 100 (4%) 212 (10%) 2,407 0 (100%) (0%) その他 0 (0%) オーストラリア 147 (6%) 1,500 1,000 2,002 (90%) 2,210 (96%) 2,285 (97%) 2,333 (97%) カナダ 2,175 (94%) 22 23 24 25 500 0 平成21 年 度 資料:財務省『貿易統計』 注:1 輸入量は、なたね(低エルカ酸)の重量である。 2 ( )内の数値は、輸入量計の値に対する割合である。 3 数値については、表示単位未満を四捨五入しているため、計と 内訳の計が一致しない場合がある。 - 2 - 【統計表】 平成26年産なたね(子実用)の作付面積、10a当たり収量及び収穫量 全国農業地域 ・ 都 道 府 県 ( 参 考 ) 前 年 産 と の 比 較 10 a 10 a 10a当たり 収 穫 量 作 付 面 積 当たり 収 穫 量 作 付 面 積 当たり 10a当たり 平均収量 収穫面積 平均収量 収 量 収 量 対 比 対 差 対 比 対 比 対 差 対 比 ha 全 国 (全国農業地域) 北 海 道 都 府 県 東 北 北 陸 関 東 ・ 東 山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 ( 都 道 府 県 ) 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 ㎏ t 1,470 121 1,780 404 1,060 490 x 90 x 54 x x 220 - 204 90 110 48 66 72 81 19 33 93 - 404 246 40 20 88 29 67 12 14 10 12 9 x 1 19 34 x 6 4 27 x 5 37 51 24 x x 25 x 14 17 15 x 1 x x x x 51 10 16 74 14 20 35 - 204 177 63 10 47 45 37 10 60 103 83 61 x 80 21 71 x 12 16 78 x 67 100 53 117 x x 56 40 18 20 16 x 101 x x x x 131 60 69 68 65 100 117 - ha △ % % 120 92 109 824 957 541 x 59 x 44 x x 204 - △ 26 △ 100 △ 33 x △ 11 x △ 5 x x △ 38 - 94 91 94 x 89 x 92 x x 85 nc 111 107 121 102 74 99 100 68 87 98 nc 824 435 25 2 41 13 25 1 8 10 10 6 x 1 4 24 x 1 1 21 x 3 37 27 28 x x 14 x 3 3 2 x 1 x x x x 67 6 11 50 9 20 41 - △ 94 113 103 63 61 104 110 86 48 91 92 150 x x 112 121 x 86 67 135 x 250 88 94 80 x x 100 x nc 88 85 65 x 100 x x x x 91 56 100 81 93 67 109 nc 111 110 91 59 134 98 76 11 88 92 91 77 x x 60 122 x 80 800 60 x 160 116 82 106 x x 117 70 nc 95 56 62 x 95 x x x x 87 286 91 110 141 85 80 nc △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ 26 28 1 12 57 1 6 2 15 1 1 3 x x 2 6 x 1 2 7 x 3 5 3 6 x x 0 x 2 3 8 x 0 x x x x 5 8 0 17 1 10 3 - t △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ % % ㎏ ha 収穫面積 に対する 10a当た り収量 ㎏ 10 101 106 114 1,360 131 33 21 64 x 31 x 4 x x 41 - 104 98 113 x 66 x 92 x x 83 nc 111 102 109 123 71 120 117 48 100 94 nc 183 88 101 39 93 60 69 40 33 99 … 399 965 443 x 76 x 52 x x 213 - 207 99 122 50 78 87 85 25 33 96 - 33 84 2 3 10 0 5 12 12 2 2 1 x x 2 8 x 0 1 5 x 2 1 8 5 x x 2 x 0 4 4 x 0 x x x x 17 2 1 6 2 15 6 - 104 124 93 40 80 100 83 8 40 83 83 120 x x 67 150 x 100 nc 81 x 300 103 77 85 x x 117 x nc 100 43 33 x 100 x x x x 80 150 92 89 129 57 87 nc 111 114 74 38 104 118 103 11 87 98 97 76 x 67 68 173 x 55 73 65 x 268 141 93 130 x x 106 73 nc 58 44 37 x 142 x x x x 88 162 93 87 171 102 95 nc 183 155 85 26 45 38 36 89 69 105 86 80 72 120 31 41 74 22 22 120 12 25 71 57 90 40 88 53 55 … 31 45 43 21 71 23 34 44 34 149 37 74 78 38 98 123 … 399 233 38 9 81 29 53 7 13 10 8 9 x 1 17 34 x 6 2 25 x 4 27 46 24 x x 23 x 11 15 9 x 1 x x x x 51 10 14 72 14 18 34 - 207 187 66 22 51 45 47 14 62 103 125 61 x 80 24 71 x 12 28 84 x 76 137 59 117 x x 61 40 27 20 22 x 101 x x x x 131 60 79 69 65 111 121 - 注:1 「(参考)10a当たり平均収量対比」とは、10a当たり平均収量(原則として直近7か年のうち、 最高及び最低を除いた5か年の平均値(なたね については、平成22年産からの数値しかないため、平成22年産から平成25年産までの4か年の単純平均))に対する当年産の10a当たり収量の比率 である。 2 全国、都府県及び全国農業地域別(以下「地域別」という。)の10a当たり平均収量は、各都道府県の10a当たり平均収量に当年の作付面積を乗じ て求めた平均収穫量を地域別に積み上げ、当年の地域別作付面積で除して算出している。 3 「(参考)収穫面積」とは、取りまとめ段階の情報収集等により判明した、収穫する目的で作付けしたもののうち被害等によって収穫を放棄した (できなかった)面積を作付面積から除いた面積である。 - 3 - 【調査の概要】 1 調査の目的 本調査は、特定作物統計調査の作付面積調査及び収穫量調査として実施したもので あり、なたねの生産に関する実態を明らかにすることにより、食料・農業・農村基本 計画における生産数量目標の策定及び達成状況検証のための資料、なたねに関する生 産振興に資する各種事業(強い農業づくり交付金等)の推進のための資料等とするこ とを目的としている。 2 調査の対象 (1) 調査の範囲 全国を対象に調査を行っている。 (2) 調査対象の選定 ア 作付面積調査(全数調査) 調査対象作物を取り扱っている全ての農協等の関係団体とした。 イ 収穫量調査 (ア) 関係団体調査(全数調査) 調査対象作物を取り扱っている全ての農協等の関係団体とした。 (イ) 標本経営体調査(標本調査) 2010年世界農林業センサスにおいて、調査対象作物を販売目的で作付けした 農林業経営体から無作為に抽出(母集団名簿を作付面積順に並べ替えを行い、 設定した面積規模別の標本数に応じて等間隔に抽出する方法(系統抽出法)に より抽出)をした。 (3) 調査対象数 関係団体調査 団体数 ① 団体 有 効 回収数 ② 団体 標本経営体調査 有 効 回収率 ③=②/① % 母 集 団 経営体数 ④ 経営体 標本数 ⑤ 経営体 抽出率 ⑥=⑤/④ % 有 効 回収数 ⑦ 経営体 有 効 回収率 ⑧=⑦/⑤ % な た ね 82 79 96.3 9,030 572 6.3 86 15.0 注: 「有効回収数」とは、集計に用いた経営体等の数であり、回収はされたが、当年産において作付けがなか った経営体等は含まれていない。 3 調査事項 (1) 作付面積調査 作付面積 (2) 収穫量調査 10a当たり収量及び収穫量 4 調査期日 収穫期 5 調査・集計方法 (1) 作付面積調査 関係団体に対する往復郵送調査結果を基に、職員による巡回・見積り結果及び情 報収集結果により補完し算出している。 (2) 収穫量調査 関係団体及び標本経営体に対する往復郵送調査結果により算出した10a当たり収 量を、必要に応じて職員による巡回・情報収集結果により補完し、これに作付面積を 乗じて算出している。 なお、往復郵送調査結果により算出した10a当たり収量については、調査対象作 物について、関係団体が取り扱う数量の割合がおおむね8割以上の場合は関係団体 調査結果を、おおむね8割未満の場合は標本経営体調査結果を採用している。 また、全国値については、各都道府県の結果を積み上げ集計している。 - 4 - 6 目標精度 (1) 作付面積調査 本調査は、関係団体に対する全数調査結果を用いて統計値を算出していることか ら、目標精度は設定していない。 (2) 収穫量調査 本調査は、全数調査である関係団体調査結果及び標本経営体調査結果を用いて統 計値を算出していることから、目標精度は設定していない。 7 全国農業地域の表章区分 全国農業地域名 北 海 道 東 北 北 陸 関東・東山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 所 属 都 道 府 県 名 北海道 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 新潟、富山、石川、福井 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島 沖縄 8 用語の解説 (1) 作付面積とは、は種又は植付けしてからおおむね1年以内に収穫され、複数年に わたる収穫ができない非永年性作物を作付けしている面積をいう。 なお、作付面積には被害等により収穫できなかった面積が含まれている。 (2) 収穫量とは、収穫し、収納(保存又は販売できる状態にして収納舎等に入れるこ とをいう。)がされた一定の基準(品質・規格)以上のものの量をいう。 (3) 10a当たり収量とは、実際に収穫された10a当たりの収穫量をいう。 (4) 10a当たり平均収量とは、原則として直近7か年のうち、最高及び最低を除いた 5か年の平均値(なたねについては、平成22年産からの数値しかないため、平成22 年産から平成25年産までの4か年の単純平均)をいう。 (5) 10a当たり平均収量対比とは、10a当たり平均収量に対する10a当たり収量の比 率をいう。 (6) 子実用とは、主に食用(なたねについては、食用として搾油するもの)に供する こと(子実生産)を目的とするものをいう。 9 統計表の見方 (1) 統計数値については、次の方法によって四捨五入しており、合計値と内訳の計が 一致しない場合がある。 例 (2) 原 数 4桁 (1,000) 3桁以下 (100) 四捨五入する桁数(下から) 1桁 四捨五入しない 四捨五入する前(原数) 1,234 123 四捨五入した数値(統計数値) 1,230 123 表中に用いた記号は以下のとおりである。 「0」: 単位に満たないもの(例:0.4ha→0ha) 「-」: 事実のないもの 「…」: 事実不詳又は調査を欠くもの 「x」: 個人又は法人その他の団体に関する秘密を保護するため、統計数値を公 表しないもの - 5 - 「△」: 「nc」: 負数又は減少したもの 計算不能 (3) 秘匿措置について 統計調査結果について、生産者数が2以下の場合には調査結果の秘密保護の観点 から、当該結果を「x」表示とする秘匿措置を施している。 なお、全体(計)からの差引きにより、秘匿措置を講じた当該結果が推定できる 場合には、本来秘匿措置を施す必要のない箇所についても「x」表示としている。 10 その他 この資料の数値は概数値である。確定した詳細な数値はホームページに掲載(平成 27年6月予定)するとともに、その後刊行する『平成26年産作物統計』に掲載する。 なお、確定した詳細な数値をホームページに掲載した後の正誤情報はホームページ でお知らせする。 【ホームページ掲載案内】 ○ 各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧いただけます。 【 http://www.maff.go.jp/j/tokei/ 】 この結果の分野別分類は「作付面積・生産量、被害、家畜の頭数など」 、品目別分類は 「工芸農作物(さとうきび、茶など) 」に分類しています。 【関連リンク】 農林水産施策関係ページ:農林水産省>組織・政策>大臣官房の部局別トップへ http://www.maff.go.jp/j/kanbo/ 農業生産振興関係ページ:農林水産省>組織・政策>生産局の部局別トップへ http://www.maff.go.jp/j/seisan/ お問合せ先 ◎本統計調査結果について 農林水産省 大臣官房統計部 生産流通消費統計課 普通作物統計班 電話:(代表)03-3502-8111 内線3682 (直通)03-3502-5687 F A X: 03-5511-8771 ◎農林水産統計全般について 農林水産省 大臣官房統計部 統計企画管理官 広報普及班 電話:(代表)03-3502-8111 内線3589 (直通)03-6744-2037 F A X: 03-3501-9644 平成27年2月1日現在で、2015年農林業センサスを実施します。 ○農林業経営体調査(平成26年12月中旬~平成27年2月末) ○農山村地域調査(平成27年4~6月末) 円滑な調査の実施に向けて、ご協力をお願いします。 農林業センサスホームページURL:http://www.maff.go.jp/j/tokei/census/afc - 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