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イネ
大野 翔
佐藤 博一
佐野 太郎
平.12(2000)
平.8(1996)
平.4(1992)
昭.63(1988)
昭.59(1984)
昭.55(1980)
昭.51(1976)
昭.47(1972)
昭.43(1968)
昭.39(1964)
昭.35(1960)
1000トン
米の生産量の変化
米の生産量の変化
16000
14000
12000
10000
8000
6000
4000
2000
0
全体として、70
年代以降は生
産量は減少して
いる
減反政策や食
生活の欧米化
などの影響
2004年の作付面積
作付面積
22%
38%
3%
3%
4%
9%
10%
11%
コシヒカリ (越南
17号)
ひとめぼれ (東
北143号)
ヒノヒカリ (南海
102号)
あきたこまち (秋
田31号)
キヌヒカリ (北陸
122号)
きらら397 (上育
397号)
はえぬき (山形
45号)
その他
コシヒカリ
 1948年に福井県農業試験場で育成された
「越南17号」が、1956年には「農林100号」
として品種登録され、「コシヒカリ」となっ
た。
 母親:「農林22号」×父親:「農林1号」
コシヒカリの作付面積の変化
600000
500000
400000
300000
1位でありつづけている。
年
04
年
20
02
年
作付面積は、1979年から2004年現在まで
20
00
年
20
98
年
19
96
年
19
94
年
19
92
年
19
90
年
19
88
年
19
86
年
19
84
19
82
19
80
19
年
200000
100000
0
年
作付面積(ha)
コシヒカリの作付面積
コシヒカリの性質
 イモチ病になりやすく、倒伏しやすい。
 もとは、イモチ病に強い品種を作ることが
目的だった。
 味はよい。
 稲の品種の寿命は10年程であるが、誕生
以来すでに40年が経ち今なお作付面積1
位。
ひとめぼれ
 宮城県古川農業試験場において、食味が
極良で耐冷性が極強の品種の育成を目標
として、コシヒカリを母親、初星を父親とし
て1982年7月に交配を行い、その後代から
育成した系統
 ササニシキへの生産集中や冷害の被害を
軽減するために育成
ひとめぼれの性質
ササニシキと比べて
 食味がよい
 耐冷性が極めて強い(ササニシキは東北
地方太平洋側の主力品種だったが冷害に
弱かった)
 玄米の外観品質がよい
ひとめぼれの作付面積の変化
作付面積
200000
ひとめぼれ (東
北143号)
ササニシキ(東北
78号)
150000
100000
50000
2004年
2002年
2000年
1998年
1996年
1994年
1992年
0
1990年
作付面積(ha)
250000
ヒノヒカリ
 旧系統名が「南海102号」で、 1989年に宮
城県総合農業試験場水稲指定試験地で
育成された中生のうるち種
 母親:愛知40号(黄金晴)×父親:「コシヒカ
リ」
(「黄金晴」の交配組合せ:
母親:「日本晴」×父親:40-11「喜峰」)
ヒノヒカリの作付面積の変化
ヒノヒカリの作付面積
160,000
140,000
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
0
19
89
年
19
91
年
19
93
年
19
95
年
19
97
年
19
99
年
20
01
年
20
03
年
作付面積(ha)
120,000
1989年に育
成されてか
ら、徐々に作
付面積を増加
させているこ
とがわかる。
99年にあきた
こまちを抜い
てからは、
2004年まで
作付面積は3
位になってい
る。
ヒノヒカリの性質
 西日本、九州の代表的な品種になりつつあ
る。
 イモチ病抵抗性遺伝子型。
黄金晴と同じで、抵抗性もやや弱。
 食味はコシヒカリと同じで、極良好である。
 収量性は日本晴よりやや多い。
 炊飯米の光沢が良く、粘りが強い。
参考ホームページ
 農林水産省・統計表検索
http://www.tdb.maff.go.jp/toukei/a02s
menu1?TokID=H001&TokKbn=C#TOP
 イネ品種・特性データベース
http://ineweb.narcc.affrc.go.jp/
 http://www.komeichi.com/
 http://www.h6.dion.ne.jp/~tanaka42/hi
nshu.html