平成27年2月24日公表 平成26年産茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量 - 全国の荒茶生産量は、前年産に比べて2%減少 - 【調査結果の概要】 1 摘採実面積 全国の茶の摘採実面積(注1)は3万9,200haであった。 なお、摘採延べ面積は8万7,500haであった。 2 生葉収穫量 全国の茶の生葉収穫量は38万9,700tであった。 3 荒茶生産量 全国の荒茶(注2)生産量は8万3,500tで、前年産に比べて1,300t(2%)減少した。 図1 図2 荒茶生産量の推移(全国) 平成26年産茶の都道府県別 荒茶生産量及び割合 (万t) 10 8.6 8.5 (8.2) (8.6) 8.5 8.4 2.7 2.7 2.6 その他 1万5,200t (18%) 8 その他 2.7 2.7 2.5 6 鹿児島 2.3 2.5 2.4 2.6 2.6 2.5 静岡 3.6 3.3 3.4 3.3 3.2 3.3 22 23 24 25 26 4 2 0 平成21 年 産 宮崎 3,870t (5%) 三重 6,770t (8%) 平成26年産 荒茶生産量 8万3,500t (100%) 静岡 3万3,100t (40%) 鹿児島 2万4,600t (29%) 注:( )内の値は主産県計値である。 注:1 「摘採実面積」とは、茶を栽培している面積のうち、収穫を目的として茶葉の摘取りが行われた実面積 をいう。 じょうねつ も 2 「荒茶」とは、茶葉(生葉)を 蒸熱 、揉み操作、乾燥等の加工処理を行い製造したもので、仕上げ茶と して再製する以前のものをいう。 3 平成22年産及び平成25年産の全国の荒茶生産量は、主産県の調査結果から推計している(平成23年産及 び平成24年産は、原子力災害対策特別措置法(平成11年法律156号)に基づく出荷制限があったことから、 全国値の推計を行っていない。)。 この統計調査結果の統計表は、政府統計の総合窓口(e-Stat)の「統計データ新着情報」で御覧いただけます。 【 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 】 - 1 - ◎ ・ 調査結果の主な利活用 食料・農業・農村基本計画における生産数量目標の策定及び達成状況検証の ための資料 ・ 茶に関する生産振興に資する各種事業(強い農業づくり交付金等)の推進の ための資料 ・ 農業災害補償法(昭和22年法律第185号)に基づく畑作物共済事業における 共済基準収穫量算定及び農業共済組合連合会当初評価高の審査・認定のための 資料 ◎ 累年データ 栽培面積、摘採実面積及び茶種別荒茶生産量の推移(全国) 荒茶生産量 区 分 栽培面積 摘採実面積 計 ha ha おおい茶 t 普通せん茶 t 玉緑茶 t 番茶 t その他 t t 平成21年産 47,300 41,900 86,000 5,970 58,600 2,560 17,600 1,320 22 46,800 … 85,000 5,840 54,400 2,310 21,000 1,460 23 46,200 … (82,100) (5,840) (53,400) (2,200) (18,700) (1,890) 24 45,900 … (85,900) (6,420) (54,900) (2,320) (20,300) (2,050) 25 45,400 … 84,800 5,990 53,800 2,270 21,000 1,860 26(概数) 44,800 39,200 83,500 6,260 52,400 2,060 20,800 2,070 資料:農林水産省統計部『作物統計』 注:1 平成22年産及び平成25年産の全国の荒茶生産量は、主産県の調査結果から推計している(平 成23年産及び平成24年産は、原子力災害対策特別措置法(平成11年法律156号)に基づく出 荷制限があったことから、全国値の推計を行っていない。)。 なお、( )内の値は主産県計値である。 2 「…」は、主産県調査のため調査を実施していない。 ◎ 関連データ 普通せん茶の平均価格の推移 普通せん茶 一番茶 二番茶 単位:円/㎏ 三番茶 秋冬番茶 平成21年 1,445 2,250 715 370 290 平成22 1,641 2,645 780 374 280 平成23 1,590 2,438 844 570 291 平成24 1,544 2,223 838 604 329 平成25 1,365 2,188 781 444 330 資料:全国茶生産団体連合会『茶生産流通実態調査事業』 - 2 - 【統 計 表】 統計表一覧 ページ 1 摘採実面積及び茶期別摘採面積 4 2 10a当たり生葉収量及び茶期別生葉収穫量 5 3 茶期別荒茶生産量 6 4 茶種別荒茶生産量 7 利用上の注意 1 統計数値については、次の方法によって四捨五入しており、合計値と内訳の計が 一致しない場合がある。 原 数 6桁 (10万) 四捨五入する桁数(下から) 例 5桁 (万) 2桁 4桁 (1,000) 3桁以下 (100) 1桁 四捨五入しない 四捨五入する前(原数) 123,456 12,345 1,234 123 四捨五入した数値(統計数値) 123,500 12,300 1,230 123 2 表中に用いた記号は以下のとおりである。 「0」: 単位の満たないもの(例:0.4→0t) 「-」: 事実のないもの 「x」: 個人又は法人その他の団体に関する秘密を保護するため、統計数値を 公表しないもの 「nc」: 計算不能 3 秘匿措置について 統計調査結果について、調査対象数が2以下の場合には調査結果の秘密保護の 観点から、当該結果を「x」表示とする秘匿措置を施している。 なお、全体(計)からの差引きにより秘匿措置を講じた当該結果が推定できる 場合には、本来秘匿措置を施す必要のない箇所についても「x」表示としている。 1 摘採実面積及び茶期別摘採面積 全国農業地域 ・ 都 道 府 県 摘 採 実 面 積 実 前 年 産 対 比 数 ㏊ 全 国 ( 全 国 農 業 地 域) 北 海 道 都 府 県 東 北 北 陸 関 東 ・ 東 山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 ( 都 道 府 県 ) 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 % 摘 計 (延べ面積) 前 年 産 実 数 対 比 ㏊ 採 一 番 茶 % ㏊ 面 二 番 茶 ㏊ 積 三 番 茶 ㏊ 四 番 茶 冬春秋番茶 ㏊ ㏊ 39,200 nc 87,500 nc 39,100 24,400 6,310 1,790 15,900 39,200 x 28 1,240 20,500 2,520 337 749 13,800 21 nc nc nc nc nc 100 nc nc nc nc nc 87,500 x 45 1,710 41,900 5,230 624 983 36,900 56 nc nc nc nc nc 101 nc nc nc nc nc 39,100 x 21 1,240 20,400 2,510 272 727 13,800 21 24,400 x x 347 12,100 1,430 161 x 10,200 18 6,310 x 7 2 619 7 x 3 5,660 13 1,790 x 203 x x 1,580 4 15,900 x x 8,600 1,280 180 86 5,670 - x x 4 x x 1 250 8 x 640 31 56 143 22 x x 2 64 45 551 16,600 499 2,840 384 1,410 47 653 25 9 110 124 14 80 231 71 113 334 1,450 830 634 1,180 395 1,260 8,080 21 nc nc nc nc nc nc nc 96 nc nc 96 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 99 101 102 100 102 101 nc nc 100 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 101 100 97 99 94 nc 97 100 nc x x 4 x x 1 414 11 x 832 44 77 206 35 x x 2 73 46 884 34,000 799 6,200 886 2,950 81 1,280 31 26 235 181 21 161 239 149 136 459 2,750 1,380 1,040 1,820 601 3,560 25,800 56 nc nc nc nc nc nc nc 108 nc nc 97 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 101 102 102 95 101 97 nc nc 102 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 100 93 89 94 95 nc 95 96 nc x x 4 x x 1 250 7 x 640 31 56 142 15 x x x 64 x 547 16,600 499 2,840 379 1,410 47 653 25 9 85 84 14 80 211 71 112 333 1,450 830 634 1,180 395 1,260 8,080 21 x x x 78 x 171 x x 55 14 x 9 x 240 9,670 220 1,930 292 803 20 306 6 x 37 52 5 x 25 45 x 72 880 428 368 485 155 1,090 6,800 18 x x x x x x x 605 14 7 x x x x x 99 50 13 57 x 735 4,700 13 x 189 14 x x 324 12 1,240 4 84 21 x 9 x x 97 7,020 52 1,430 208 737 14 320 9 105 x 2 x x 33 x 51 68 28 96 x 467 4,970 - 4 2 10a当たり生葉収量及び茶期別生葉収穫量 全国農業地域 ・ 都 道 府 県 実 前 年 産 対 比 数 ㎏ 全 国 ( 全 国 農 業 地 域) 北 海 道 都 府 県 東 北 北 陸 関 東 ・ 東 山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 ( 都 道 府 県 ) 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 生 10 a 当 た り 生 葉 収 量 % 葉 収 穫 量 計 実 一 番 茶 前 年 産 対 比 数 t % t 二 番 茶 t 三 番 茶 t 四 番 茶 冬春秋番茶 t t 994 nc 389,700 nc 166,500 118,100 28,900 6,380 69,900 994 150 164 407 918 956 608 364 1,210 724 nc nc nc nc nc 102 nc nc nc nc nc 389,700 x 46 5,050 188,200 24,100 2,050 2,730 167,300 152 nc nc nc nc nc 102 nc nc nc nc nc 166,500 x 24 3,620 79,700 13,500 827 1,800 67,000 50 118,100 x x 1,080 60,100 5,380 595 x 50,300 54 28,900 x 5 7 3,130 46 11 7 25,600 41 6,380 x 907 x x 5,440 7 69,900 x x 44,400 5,240 595 355 18,900 - x x 200 x x 124 468 350 x 400 419 411 440 168 x x 253 305 224 501 898 894 1,130 815 939 581 1,140 284 944 676 462 493 724 312 551 284 388 731 724 565 538 504 1,470 1,490 724 nc nc nc nc nc nc nc 125 nc nc 107 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 109 103 101 97 97 96 nc nc 102 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 99 95 90 97 105 nc 99 98 nc x x 8 x x 1 1,170 28 x 2,560 130 230 629 37 x x 4 194 101 2,760 149,000 4,460 32,000 3,130 13,200 273 7,420 71 85 744 573 69 579 721 391 321 1,300 10,600 6,010 3,580 6,350 1,990 18,500 120,300 152 nc nc nc nc nc nc nc 120 nc nc 103 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 109 103 103 97 99 96 nc nc 101 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 100 95 88 96 99 nc 96 98 nc x x 8 x x 1 687 16 x 1,910 97 161 471 17 x x x 167 x 1,690 60,100 2,890 15,000 1,450 7,160 173 4,620 62 21 244 263 34 265 577 181 232 813 5,930 3,560 2,170 3,860 1,310 7,070 43,100 50 x x x 232 x 584 x x 135 15 x 27 x 795 47,700 1,190 10,400 1,000 2,830 64 1,480 9 x 166 162 19 x 136 99 x 237 3,360 1,920 1,250 1,950 549 6,270 35,000 54 x x x x x x x 3,070 55 46 x x x x x 327 273 42 232 x 3,350 21,400 41 x 829 78 x x 995 50 4,390 7 242 70 x 23 x x 278 37,300 244 6,580 633 3,250 36 1,320 44 307 x 15 x x 111 x 238 257 122 313 x 1,730 16,400 - 5 3 茶期別荒茶生産量 荒 全国農業地域 ・ 都 道 府 県 生 産 量 計 実 前 年 産 対 比 数 t 全 国 ( 全 国 農 業 地 域) 北 海 道 都 府 県 東 北 北 陸 関 東 ・ 東 山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 ( 都 道 府 県 ) 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 茶 % 一 番 茶 二 番 茶 t t 三 番 茶 t 四 番 茶 t 冬春秋番茶 t 83,500 98 34,100 24,100 6,080 1,380 18,000 83,500 x x 1,120 41,400 5,480 484 604 34,400 31 nc 98 nc nc nc 101 nc nc nc nc nc 34,100 x x 785 16,400 2,970 187 383 13,300 10 24,100 x x 242 12,600 1,110 128 x 9,900 11 6,080 x x 1 761 11 x 1 5,290 8 1,380 x 223 x x 1,150 1 18,000 x x 11,400 1,380 157 90 4,820 - x x 2 x x 0 272 7 x 560 30 53 137 11 x x 1 36 22 625 33,100 908 6,770 679 2,920 59 1,810 15 22 180 127 16 139 152 95 68 289 2,160 1,350 718 1,300 410 3,870 24,600 31 nc nc nc nc nc nc nc 123 nc nc 104 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 109 103 103 95 99 97 nc nc 103 nc nc nc nc nc nc nc nc nc 102 94 89 95 100 nc 94 96 nc x x 2 x x 0 154 4 x 415 21 37 101 4 x x x 30 x 369 12,500 568 2,990 300 1,510 36 1,110 13 5 52 54 7 69 116 42 48 177 1,170 774 431 774 267 1,440 8,430 10 x x x 56 x 127 x x 30 5 x 5 x 176 9,960 248 2,190 217 560 13 317 2 x 36 36 x x 34 27 x 48 709 439 245 404 110 1,260 6,730 11 x x x x x x x 749 12 11 x x x x x 72 61 8 50 x 698 4,400 8 x 203 20 x x 211 10 929 1 61 18 x 6 x x 80 9,700 60 1,590 151 843 10 380 13 83 x x x x 26 x 62 74 34 67 x 460 4,160 - 6 4 茶種別荒茶生産量 全国農業地域 ・ 都 道 府 県 全 国 ( 全 国 農 業 地 域) 北 海 道 都 府 県 東 北 北 陸 関 東 ・ 東 山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 ( 都 道 府 県 ) 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 大 阪 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 単位:t 荒 計 茶 生 産 量 お お い 茶 普通せん茶 83,500 6,260 52,400 2,060 20,800 2,070 83,500 x x 1,120 41,400 5,480 484 604 34,400 31 6,260 x 14 2,550 1,950 8 x 1,740 - 52,400 x x 1,020 26,300 1,540 298 433 22,800 30 2,060 211 x x 1,850 - 20,800 x 5 73 10,900 1,810 158 151 7,690 - 2,070 x 2 14 1,500 187 19 17 329 1 x x 2 x x 0 272 7 x 560 30 53 137 11 x x 1 36 22 625 33,100 908 6,770 679 2,920 59 1,810 15 22 180 127 16 139 152 95 68 289 2,160 1,350 718 1,300 410 3,870 24,600 31 8 x x 0 x 0 48 459 548 1,490 76 1,420 x 453 x x x x x x 486 536 262 78 7 121 250 - x x 2 x x 0 196 x x 543 x 51 134 5 x x 36 22 465 22,300 276 3,220 391 645 34 457 8 9 90 87 11 101 121 53 57 202 1,650 268 80 617 345 3,160 16,700 30 211 x x 1 456 243 572 44 290 245 - x 61 x 5 x x 3 x x x 64 9,660 30 1,130 199 685 x 891 5 x 77 37 x 28 31 26 9 85 27 44 130 27 x 292 7,160 - x x 7 x x x x x x 48 475 54 924 13 168 x 4 x x x x x 10 16 x x x 44 3 1 x 6 268 1 7 玉 緑 茶 番 茶 そ の 他 【調査の概要】 1 調査の目的 本調査は、作物統計調査の収穫量調査として実施したものであり、茶の生産に関する 実態を明らかにすることにより、食料・農業・農村基本計画における生産数量目標の策 定及び達成状況検証のための資料、茶に関する生産振興に資する各種事業(強い農業づ くり交付金等)の推進のための資料、農業災害補償法(昭和22年法律第185号)に基づ く畑作物共済事業における共済基準収穫量算定及び農業共済組合連合会当初評価高の審 査・認定のための資料とすること等を目的としている。 2 調査の対象 (1) 調査の範囲 平成26年産については、全国を対象に調査を行っている。 なお、本調査は5年周期で全国調査を実施し、その中間年にあっては、直近の全国 調査年の荒茶生産量のおおむね80%を占めるまでの上位府県、畑作物共済事業を実施 している府県のうち半相殺方式を採用している府県及び強い農業づくり交付金による 茶に係る事業を実施する府県を対象に調査を行っている。 (2) 調査対象の選定 標本荒茶工場 (3) 調査対象数 母 集 団 荒茶工場数 ① 工場 茶 注: 5,390 標本数 抽出率 ② ③=②/① 工場 1,254 % 23.3 有 効 回収数 ④ 有 効 回収率 ⑤=④/② 工場 1,113 % 88.8 「有効回収数」とは、集計に用いた標本荒茶工場の数であり、回収はされたが、 当年産において取扱いがなかった標本荒茶工場は含まれていない。 3 調査事項 摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量 4 調査期日 平成26年12月1日現在で調査を行った。 5 調査方法 摘採面積の把握は標本荒茶工場に対する往復郵送調査結果を基に、職員による巡回・ 見積り結果及び情報収集結果により補完し算出している。 生葉収穫量及び荒茶生産量の把握は標本荒茶工場に対する往復郵送調査結果を基に、 必要に応じて職員による巡回・情報収集結果により補完し、算出している。 6 集計方法 摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量について、茶期別及び階層別に推計を行い算出 している。 なお、全国値については、各都道府県の結果を積み上げ集計している。 - 8 - 7 実績精度 本調査における荒茶生産量(全国)についての実績精度は、3.02%である。 8 全国農業地域の表章区分 全国農業地域名 北 海 道 東 北 北 陸 関東・東山 東 海 近 畿 中 国 四 国 九 州 沖 縄 所 属 都 道 府 県 名 北海道 青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 新潟、富山、石川、福井 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島 沖縄 9 用語の解説 (1) 「摘採面積」とは、茶を栽培している面積のうち、収穫を目的として茶葉の摘取りが 行われた面積をいう。 (2) 「10a当たり生葉収穫量」とは、生葉収穫量を摘採実面積で除算して求めた、10a当 たりの生葉収穫量をいう。 じょうねつ も (3) 「荒茶」とは、茶葉(生葉)を蒸熱、揉み操作、乾燥等の加工処理を行い製造したも ので、仕上げ茶として再製する以前のものをいう。 (4) 「おおい茶」とは、玉露、かぶせ茶及びてん茶の合計である。 なお、おおい茶については、近年増加している20日前後の直接被覆による栽培方法の 取扱いが明確化するまでの間、暫定的に玉露、かぶせ茶及びてん茶を一括しておおい茶 として表章することとしている。 (5) 「普通せん茶」とは、各茶期に、自然光下で栽培した茶樹の新芽を摘採し、その生葉 じょうねつ も を蒸熱、揉み操作、乾燥して製造した荒茶をいう。 たまりょく じょうねつ (6) 「玉 緑 茶」とは、自然光下で栽培した茶樹の新芽を摘採し、その生葉を蒸熱又は釜炒 も りし、強く揉まず、乾燥して製造した荒茶で、まが玉形やこれに準ずる形状をしたものをいう。 (7) 「番茶」とは、硬くなった新芽(葉)や冬茶期後に整枝の目的で刈り取った茶葉を原 じょうねつ も ほう しょうか 料に、蒸熱、揉み操作、乾燥して製造した荒茶をいい、番茶を強火で焙じ、焦香をつけ たほうじ茶を含む。 (8) 「その他」とは、食品加工用茶、紅茶等である。 - 9 - 10 茶期区分 全国の標準的な茶期区分は、次のとおりである。 茶期名 区 分 茶期名 区 分 一 番 茶 3月10日 ~ 5月31日 冬春秋番茶 二 番 茶 6月1日 ~ 7月31日 冬春番茶 1月1日 ~ 3月9日 三 番 茶 8月1日 ~ 9月10日 秋冬番茶 10月21日 ~ 12月31日 四 番 茶 9月11日 ~ 10月20日 なお、3月10日以降であっても整園の目的を兼ねて摘採し、荒茶に加工したものは冬 春秋番茶に含めた。 11 その他 この資料の数値は概数値である。確定した詳細な数値はホームページに掲載(平成27 年6月予定)するとともに、その後発刊する『平成26年産作物統計』に掲載する。 なお、確定した詳細な数値をホームページに掲載した後の正誤情報はホームページで お知らせする。 【ホームページ掲載案内】 ○ 各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧いただけ ます。 【 http://www.maff.go.jp/j/tokei/ 】 この結果の分野別分類は「作付面積・生産量、被害、家畜の頭数など」、品目別分類 は「工芸農作物(さとうきび、茶など)」に分類しています。 【関連リンク】 農林水産施策関係ページ:農林水産省>組織・政策>大臣官房の部局別トップへ http://www.maff.go.jp/j/kanbo/ 農業生産振興関係ページ:農林水産省>組織・政策>生産局の部局別トップへ http://www.maff.go.jp/j/seisan/ 平成27年2月1日現在で、 2015年農林業センサスを実施します。 ○農林業経営体調査 (平成26年12月中旬~平成27年2月末) ○農山村地域調査(平成27年4~6月末) 円滑な調査の実施に向けて、 ご協力をお願いします。 農林業センサスホームページ URL:http://www.maff.go.jp/j / tokei/census/afc お問合せ先 ◎本統計調査結果について 農林水産省 大臣官房統計部 生産流通消費統計課 普通作物統計班 電話:(代表)03-3502-8111 内線3682 (直通)03-3502-5687 F A X: 03-5511-8771 ◎農林水産統計全般について 農林水産省 大臣官房統計部 統計企画管理官 広報普及班 電話:(代表)03-3502-8111 内線3589 (直通)03-6744-2037 F A X: 03-3501-9644 - 10 -
© Copyright 2024 ExpyDoc