障害学生への対応のあり方 - 筑波技術短期大学視覚部 - 筑波技術大学

障害学生への対応のあり方
筑波技術大学
特命学長補佐(SD 支援調整担当)
石田久之
こんにちは。特命学長補佐の石田です。
今日は、
「障害学生への対応のあり方」ということで、30 分ほど時間をいただいておりま
す。短大時代から 20 年、新任職員の説明会が開催されてきましたが、「あり方」というお
話をするのは、今回が初めてではないでしょうか。それはとりもなおさず、そういう話を
しなければいけないという、一種の“危機的状況”にあるということです。筑波技術大学
職員、障害学生対応のプロであるべき本学職員としてのアイデンティティーを忘れかけて
いる、と私は危惧しています。
学生対応について、様々な問題が出てきているのではないかと考えていますが、今回は、
個々の問題というよりも、それらを解決する上での、考え方・「あり方」をお話しします。
1.筑波技術大学は特別な大学
最初に、筑波技術大学は、特別な大学
であるということを深く理解していただ
きたいのです。現在我が国には、86 の国
立大学法人がありますが、その中でも、
この大学は特別な大学であって、その中
にいる教職員全て、その自覚が第一に必
要であろうと思います。
何が、特別かですが、それは勿論、全
ての学生が障害者であるということです。
現在、日本の大学・短期大学・高等専門
学校(以下、大学等という)に 5404 名の障害学生がいますが、その内の、270 名の学生が
この大学にいるのです。日本の障害のある学生の 5%が、この一つの大学にいるわけです。
どう考えても他の大学とは同じではありません。
さて、全ての学生が障害者ということによって、次に特別なこととして生じるのが、“個
別の対応”です。どうしてもこれが必要になってきます。学生対応の類型化、あるいはマ
ニュアル化というのは極めて困難です。
私は視覚が専門ですので、視覚のお話をしますが、同じ疾患でも、問題の表れ方が異な
る場合があります。例えば、網膜色素変性症という疾患があります。これは夜盲、視野狭
窄、視力低下を大きな特徴としますが、小さい時、幼稚園くらいで発症する場合もあれば、
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大学、青年期ですね、この時に発症する場合もあります。そうしますと、同じ障害でも、
幼稚園の時に発症した人が、大学に入ってくる場合、目の使い方であるとか、或いは、生
き方というものについても、ある程度自分なりのものを持っているのですが、青年期、高
校時代のある時までは見えていたのが、突然見えにくくなったという様な場合、この大学
の 4 年間が正に症状が進行する時です。そうなってきますと、同じ疾患でも小さい時に症
状が出て大学段階では比較的安定している学生とは、問題の表れ方やとらえ方がかなり異
なるわけです。
他方、同じ問題でも、対応・解決方法は、その学生の能力であるとか、今までどの様に
教育を受けてきたのか、どの様に障害と共に生きてきたのかということによって、違って
きます。
この様なことからマニュアル化、こういう障害学生には、或いは、こういう問題には、
こうしましょうという一般論はなかなか難しいのです。常に、「なぜ?」、「どうして?」と
いう学生の行動や考え方に対しての、問い掛けが必要になってきます。
勿論、一般大学でも最近、色々な学生が入ってきますから、昔ほど均一の学生集団とい
うわけではありませんが、それにしても障害は行動に大きく影響しますから、個別的対応
の重要さを強く意識する必要があります。
更に、特別な点、他大学との相違点、それは、隣人と相談がいつでも可能という点です。
様々な問題に対し、隣にいる人と直ぐに相談ができる。何が凄いのと不思議に思うかもし
れませんが、いつでも直ぐに相談できるという環境は素晴らしいことです。
前述の通り、日本には 5404 名の障害学生がいます。1230 の内の 57.7%、710 の大学等
に、障害学生 5404 人が在籍しています。しかし、実際に障害学生の支援を行なっているの
は 1230 の中で 42.2%、519 校です。そしてそれらの多くで、障害学生を担当している職員
は、1 人とか 2 人という、極めて少ない人数です。その数で、大学全体-全体といっても本
学の様にたくさんいるわけではありませんが-を担当しているのです。そんなわけで相談
相手がいません。その職員も、障害学生が入ってくるからと突然、担当を任されたのです。
上司に相談しても、君が対処してと言われる。担当になった人も、色々知っているからな
ったわけではなく、たまたま学生係だったから、あるいは教務係だったからということで、
知識もなく、相談もできない状態ですが、それでも、みなさん頑張っているわけです。
ところが、本学職員は全て、障害学生に対応するという同じ土俵の上にいるわけです。
つまり、日常の話の中でも、「あの学生へはどうすれば良いだろうね」ということをいくら
でも、話し、相談できる状況にあります。これを有効に使って欲しいのです。
素晴らしい環境がありながらも、実際には、ある学生について、一つの課の中で、一つ
の係の中で、みんな集まって、「彼はどうなんだろうね」、或いは、今後はどうすべきと話
をしたことは、案外少ないのではないかと思います。みんな同じ土俵の上、これも大事に
したい、本学の持つ優れた点です。
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2.障害の三つのレベル
さて、ここで、障害の話をさせていただきます。障害には三つのレベルがあります。
一つは、機能障害(impairment)です。
例えば視覚の視細胞に問題があるとか、
聴神経がうまく働いていないという様な、
体の障害ですね。これは勿論、上述の様
に外からは見えない場合もありますし、
下肢切断などにより、分る場合もありま
す。
こういう機能障害があるが故に、今度
は実際の生活の中で、読み書きができな
い、よく聞こえない、早く動けない、介
助が必要という様な状況が出てきます。これを能力障害、或いは、能力の低下といってい
ます(disability)。
更に、能力障害が理由とな り、大学に入れない就職できない、という様な社会的不利
(handicap)が生じます。
これらを障害の三つのレベルといいますが、主として我々が対するのは二番目の能力障
害であり(我々は、機能障害を治すための医療集団ではなく、また、障害者がなかなか大
学に入れないという社会的不利を打開しようとしている、という意味においてです)、これ
にどう対応するかが、問題となるのです。
3.学生対応の基本
前述の能力障害を配慮した学生対応の
基本として私はいつも二つを挙げていま
す。
一つは“ゆっくり”です。読み書きを
はじめ、障害者の行動は時間が掛かりま
す。盲の学生は点字を使いますが、点字
の読速度は晴眼者の黙読に比べ、遅いの
です。
つまり様々な行動で、ゆっくりであり、
これは違う見方をすれば、
“慎重”という
ことになります。当然です。周囲が見えないからゆっくり歩く。気をつけながら歩く。聞
きにくいから何回も確認する。学生にとっては、当然の行動なのです。
ですから、時間が掛かるというのは、当然のこととして踏まえる必要があります。時間
が掛かるからといって、「もう少し速くできないの」と学生を焦らせてはいけない。また、
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自分も焦らない。もう 10 分も相手しているんだけど、速くできないかなと焦ることは、こ
の大学の中では厳に慎んでいただきたいのです。
もう一つは、“繰り返し”です。学生に、どんな配慮が必要と聞くと、必ず言われます。
「何回か、分かるまで繰り返して欲しい」と。重要なことは繰り返して説明します。
また、資料を見ながら説明して、分からなかったら後で読んで、ということを時々しま
すが、これもいけない。障害学生にとって、後でその場所をまた探し出して読み返すのは
かなり大変なことです。必要なことは、できるだけ、その場で理解させ、整理し、記憶さ
せます。これは授業に限らず、窓口対応でも同じです。後で読んでとか、後でもう一回や
ってみてということではなく、その場でメモを渡したり、必要な場所に丸を付けて分かり
易くしながら、何回か、同じことを繰り返すことが必要です。私も授業の中で、重要なこ
とは大体三回くらい繰り返します。それでも、みんなが憶えるわけではありせん。
4.更に四つの配慮
以上に述べた二つの基本があるわけで
すが、更に、我々が日常的に配慮を必要
とし、注意しなければならない“バリア”
を説明します。
このバリアは四つに分けられますが、
一つは、物理的バリアです。視覚障害学
生の場合、廊下が暗いとか、通路に点字
ブロックがないという様なことです。
次が、情報のバリア。これは情報保障
のない会議や授業がはいります。手話な
どの情報保障のない授業や会議、点字資料を用意しない授業です。なお、点字資料がなく
ても、テキストデータを提供すれば、事前に読んできて、十分に授業や会議に参加できる
ので、点字資料がどうしても必要というわけではありません。言葉や視覚的な資料に代わ
るものが必要であり、これらのないことを情報のバリアと呼んでいます。
三番目は、心理的バリア。これは心の問題ですが、例えば、本人は慎重にやっているの
ですが、周りはノロノロしていると見ている、などのことです。また、一般大学では障害
学生の数は少ないですから、大勢の健常学生の中に一人二人、ポツンといる状態ですが、
仲間が少ないというのも、一つの心理的バリアになります。本学では九割ぐらいの学生が
宿舎に入っていますが、逆に一割の通学生は仲間が少ないと考えているかもしれません。
そういう心のバリアがいつの間にか作られてしまう。これは、注意しなければならないこ
とです。
四つ目は、制度的バリアです。今はだいぶ改善されたり、見直しが進んだりしています
が、障害者はお医者さんになれない、何をしてはいけない、という制度や規則のことです。
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いわゆる欠格条項です。知的障害者が明治時代、被選挙権を得られなかったというのが、
最初の制度的バリアという話を聞いたことがありますが、公に、「障害があるが故に駄目で
す」と明記しているわけですから、ひどい話です。
制度的バリアはともかくとしても(個の力で、直ぐにどうにかできるものではないから
です。しかし、障害者の雇用など、本学と関係の深い制度もあります)、他のバリアについ
ては常に、見直し・点検、バリアフリー化を行なっていく必要があります。
5.事務職員とは
さて、次に、特に事務職員ということで、
お話をさせていただきます。
大学というと教員の研究・教育が常にク
ローズアップされていますが、大学法人化
されたご時勢に、大学は教員だけのものと
考える人はいないでしょう。しかし、あら
ためて、事務職員とは、を考えるのも、必
要なことだと思います。
役割の第一は、リソースの維持・管理・
調整です。特に、“教員と対等の立場に立
つ”という意識が大事です。教員を管理するものでも、逆に、教員のお手伝いでもありま
せん。対等の立場に立って、ただ役割が違うということです。その上で、現在及び将来に
おける学内、関連する学外の物的・人的資源の維持、発展、管理、運営、調整というのが
その仕事であると考えます。また、
“将来”を含むということは、将来への“洞察”を含み
ます。創造性、企画力、そして、実行力が必要なのです。
スライドに写真を載せました。これは、春日キャンパスの校舎棟から図書館に行く通路
です。手前の暗い場所が校舎棟、明るい場所が“渡り廊下”で、奥の暗い部分が支援セン
ターです。
この構造は、いけない点が二つあります。一つは、手前と奥の暗い場所です。視覚障害
者がいる大学でこんなに暗い所があってはいけない。節電は必要ですが、視覚障害者にと
ってやはり明るさは重要ですから、それをきちっと確保しないといけないわけです。
もう一つは、手前が暗くて、中が明るくて、また暗くなる、という構造です。我々は、
例えば映画館に入った時、最初は見えませんが、目の調整によって、直に空いている席を
見つけることができます。また、高速道路のトンネルから外に出た時、最初は眩しいです
が、すぐに慣れます。目が自動的に調整してくれます。
ところが視覚障害者の中には、短い距離で、明るい・暗い・明るいと変化すると、それ
に対処できない人がいます。暗いまま歩いて何があるのかよくわからず、明るくなったと
いって直ぐ見えるというものではなく、また向こう行って暗くなり見えない、という状況
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が生じるのです。ですから、できるだけ明るさが一定な環境が必要となります。こういう
ことは、本学の建物の設計に関わる人は必ず知っていなければならないことです。
学生担当じゃないから、学生の特性を知らなくて良いということにはなりません。どの
課の職員も、教員も、障害学生の特性をある程度は知っていないと、うちの大学は障害学
生にとって良い大学とはならないのです。
事務職員の役割の二つ目は、サービスの提供者です。事務職員は、学生や他の職員に対
して色々なサービスを提供します。しかしこれは、当たり前のことですが、労働です。大
学で提供されるサービスというのは、労働であって、ボランティアでも、好意でするもの
でもありません。問題意識を持ち、スキルアップが求められる業務です。これをあらため
て認識していただきたいと思います。
三つ目の役割は、学生生活のアドバイザーです。今年度 SD 研修講演会を三回行ないます。
統一テーマを、「学習・学生生活のアドバイザーとしての職員」としました。日々の学生対
応や学生の相談相手としてだけではなく、四年間の学生生活のアドバイザーとして、事務
の皆さんには対応していただきたいのです。
リソースの維持・管理、サービスの提供だけではなく、また、母親の様に優しくとか、
父親の様に厳しくとかではない、冷静な、第三者としてのアドバイザーという立場を肝に
銘じてください。
6.聴覚障害学生へ
聴覚障害学生への具体的対応方法は、
前述の“ゆっくり”、
“繰り返して”に、
“は
っきり話す”が加わります。コミュニケ
ーションを図るために、筆談、顔を見て、
手話を使ってなどの方法があります。
7.視覚障害学生へ
視覚障害学生への具体的対応方法は、
視覚情報をどの様にして提供するかがポ
イントになります。文書読み上げ、言葉
による説明、文字フォントの配慮などで
代替します。
これらは、今年度、聴覚障害系支援課・
視覚障害系支援課で行なった、学生対応
状況調査より引用しました。詳しくは、
学生対応状況調査報告を見てください。
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8.自立と支援
本学は、障害者の職業自立・社会自立
を目指す大学であり、今まで述べてきた
ことも、この目的を達成するために必要
な本学職員の資質を養うためのものです。
ここで、自立と支援についてお話をし
ます。
本学入学時には、手厚い保護が必要で
す。情報保障そのものを知らない学生が
います。特に一般高校から来た学生はあ
まり知りません。特別支援学校は別とし
ても、そういう情報保障をやっている高校はあまりないからです。ですから、情報保障が
あること、或いは、視覚でいえば、弱視眼鏡や拡大読書器などの障害補償機器があること、
また、パソコンの使い方をきちっと教える必要があるのです。つまり、手厚い保護の提供
です。
しかし、この保護をいつまでもやっていて良いかどうかは、その後の判断となります。
一年生ではやってあげるけれども、学年が進むにつれ自分でやらせるようにするという指
導・アドバイスは重要です。
ところで、学生に「自立とは」と聞くと、「誰の手も借りないで一人で生きていくこと」
と答えます。しかし、それは違います。“自立”と“支援”とは相反しません。自立と支援
は両立しないものではありません。
障害を含めた自己という基盤に立った自己の意思と判断で、物事を決定していく。これ
が自立です。何も支援を受けていないというのが自立ではないことを、はっきりさせてお
かなければならないのです。つまり、大学の四年間、また、その後の人生においても、支
援を受けることは、恥ずかしいことでも、過剰な要望でもないことを学生に理解してもら
うことが重要です。
ですから職員の皆さんには、この学生はあまり聞こえてない、よく見えてない、と感じ
たのであれば、専門の先生を紹介したり、支援を受けるようにとアドバイスをしてあげて
欲しいと思います。
その上での話ですが、しかしながら、支援は自動的に行なうものではありません。学生
の聞こえが悪そうだからと、学生に相談せず、了解を得ないで、先生に言って、聴覚相談
の時間まで設定してしまうのは良くありません。
例えば、サポートがないと勉強や生活が難しいけれど、大学卒業後を考えて、自力でや
ってみます、という学生もいます。支援の要請は、あくまでも、学生が自分で必要だと判
断した時に自身がすべきで、周りはその時のために準備をしておくだけです。
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9.大学の四年間とは
大学の四年間というのは、一人の長い人生の中のたったの四年間です。ここに留まって
「いつまでも私が手伝ってあげま
いるわけではありません。ずっと大学にいるのであれば、
す」という方法もあるのかもしれないが、四年間しかいないのです。
その四年間の入り口では、高校段階ま
での義務的教育とは違い、大学は自分で
勉強する所だと言われます。
他方、出口はというと、いくら「大学
では自分でやるんだよ」と言われても、
やはり非常に“保護された教育”の世界
ですから、社会という競争原理の働く異
質の世界への扉です。つまり、入り口か
ら出口までの四年間で、義務的教育にド
ップリ浸かっていた人間を競争的社会で
対応できるように育てていかなければいけないのです。これは、教員だけではできません。
ですから事務職員の皆さんにも是非ご協力いただきたいのです。
10.自立を支援
先に、“自立と支援”といいましたが、
今度は“自立を支援”です。このために
三つのステップがあります。
最初に、「自己のコーディネート」の支
援です。本年第一回の SD 講演会は、日本
福祉大学の学生支援の考え方と方法をう
かがいました。日本福祉大学は、情報保
障者を学生が自分で探して きます。自分
の状態を相手に話すなどの実際の交渉は、
障害学生自身が行ないます。
大学は、どこに行けば良いのか、誰がしてくれそうなどの情報を用意し、提供するだけ
です。本学とは違います。また、一般の多くの大学とも違います。そういうやり方もある
ということでお話をしてもらいました。
自己を知り、その上で、自己をコーディネートすることは、障害の受容を含め、大学生
活にとって重要な一歩だと思います。障害を知る。できる、できないことを知る。必要な
支援を知る。自己のコーディネートとはそういうことです。
次が、修学支援です。情報保障・障害補償として今までお話ししてきた内容です。専門
的知識の提供という大学固有の役割への関わりです。
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三つ目が、出口支援です。四年間の知識の習得や実習などを踏まえた、実践への準備で
す。ここは大学と社会の接点になるのですが、全ての大学関係者がここもしっかりやらな
ければならないと思っているわけではありません。きちっと教育はするけれども、就職は
学生自身の仕事と考えている教員は少なくありません。理工系ですと、研究室で企業との
連絡があり就職の面倒をみてくれる所もあるようですが、その様なことが有っても無くて
も、出口支援は重要です。入学させたけれど、出るところは自分でということでは、この
ご時勢に対応できません。受け入れた以上は出口も責任を持つ。これはもう大学の常識で
はないでしょうか。
11.プライドを持とう!
筑波技術大学は、特別というお話をし
てきました。お隣の筑波大学と比べても、
学生の数、敷地面積、等々、問題になら
ないほどの小さな大学ですが、障害者の
職業自立を目指す本学の取組は、障害者
との共生を謳う現在の社会の意識構造の
中で、大きな役割を担っているというこ
とができます。本学の担うこの役割は、
他のどの大学のそれに劣るものではあり
ません。
更に本学の果たしている大きな役割、それは、能力と意欲があるなら、誰でも良質の教
育を受けられるという、日本の高等教育が目指している“教育におけるユニバーサルアク
セス”を正に実践、先駆的に実践している点です。この小さな大学にも、外国人、高齢者
など様々な学生がいますが、障害と共に更に多様性を受け入れようとする本学の考え方も
また、大きく誇れる点です。
皆さんの職場、この筑波技術大学で、プライドを持って仕事を進めていただきたいと思
います。子は親の背中を見て育つではありませんが、誇りを持つ職員は、学生に大きな影
響力を持つからです。
愛せよ
筑波技術大学。極めて大きな誇りをもって、働ける大学です。
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