STEP UP NEWS 市役所のお仕事 これからの街づくり 1 市が今後 5 年間の街づくり計画案を示す 健康福祉部こども課 “こども支援室”編 住民票や印鑑証明などの発行以外に市役所はどの ような仕事をしているのでしょうか。市役所は住民 に一番身近な行政ですが、その仕事はあまり知られ ていないのが現状です。そこで今回から鎌ケ谷市役 所の各課の仕事の内容を紹介していきます。 まずは今回から数回にわたって健康福祉部の「こ ども課」を紹介します。 「こども課」には3つの部 署があります。初回はこども課の「こども支援室」 です。 こども支援室は、子供達の健やかな育ちを支援す る計画や、児童館や放課後児童クラブの管理運営な どをしています。この他にも、児童手当や子ども手 当など制度にもとづく手当の支給を行っているとこ ろです。 中でも児童センターは、子育てに悩みを抱えるお 母さんたちに対応してくれる重要な施設です。そこ で「中央児童センター」の宗川奈津子館長にお話を 伺いました。 センターには 1 日に 20 組∼ 30 組の親子が来館 するそうです。0 歳児などのイベントでは 40 組近 い母子に対応しなくてはならないセンターの仕事 は、かなりハードなものです。 時代が変わって、昔のような密接な関わりを持て なくなっている若いお母さんたちの育児に対する悩 みは尽きないと言います。 「特に初めてお子さんが生まれた若いお母さんは、 言葉を発せない小さなお子さんとどうやって接した らいいのかが分からないのですね。それが結果的に 鎌ケ谷市の平成 23 年度から 27 年度までの 5 年間の後期基本計画第 1 次実施計画の案が 提示された。この計画は今後の具体的な事業計画で、各年度の予算編成の指針ともなる ものです。これからシリーズで「これから 5 年間の街づくり」をお伝えしてまいります。 計画期間の総事業費は 156 億 6000 万円で、500 万円以上の事業費を必要 とする多額の経費を要する事業は 90 事 業となっています。ただし、この期間で の財政見通しでは 5 億 5000 万円ほど の財源不足が予測されており、これにつ いては更なる行財政改革で確保するとし ています。 まず第 1 回目は、新鎌ケ谷地区に新 設が予定されている道路を取り上げます。 点線部分が建設予定の道路 船 取 線 464 号線 新鎌ケ谷西側地区に都市計画道路を建設 鎌ケ谷市ではこれまでも、渋滞の緩和 と、生活道路への通過交通の進入を防ぐ ことを目的として、都市計画道路の建設 を進めてきました。 今回は、新鎌ケ谷地区から西側へアク セスする道路を建設する予定です。計画 では、市役所とイオンの間から鎌ケ谷総 合病院前に通じている道路をそのまま西 おしらせ 側へ 210 メートルほど延長し、そこか ら南側へ進路を向けて国道 464 号線へ つなぎます。このため、国道 464 号線 の拡幅工事も計画されています。 道路の延長は 440 メートルで幅員は 22 メ ー ト ル。 5 年 間 で の 総 事 業 費 は 1億 6800 万円でH 25 年度から事業に 取り掛かるとしています。 篠崎県議の政務調査費使途に対し住民監査請求が起こされる は虐待や育児放棄につながっていくのです」と宗川 10 月 22 日の読売新聞に掲載された通り、篠崎史 ませんでした。 館長は言います。 範県議の政務調査費(*)ついて、不当な支出の疑 こういった事態を受け、私達は議員として税金の 少子化により、お母さんたちのコミュニケーショ いがあるとして「政務調査費の不正をただす会」か 使い方に厳格であるべきとの強い思いから新聞の発 ンの場も少なくなって、育児は自宅の中の密室で行 ら住民監査請求(*)が起こされています。 行をわけることを選択いたしました。 われるようになりました。このために、育児につい 篠崎県議の政務調査費では「街づくりかまがや」 *政務調査費:地方議員に支給されている補助金で、事 て悩みを抱えていても誰にも相談できないという状 の発行団体である「街づくり市民フォーラム」から 務所の経費や、図書の購入、講習会への参加費用などに 況に陥ってしまうケースもあるそうです。 毎月 10 万円の領収証が発行されています。私達はこ 充てられている。不適切な使い方が発覚し、住民監査請 センターは、お母さんたちの育児知識の共有の場 の事実を読売新聞の記者から取材を受けて初めて知 求で返還を求められるケースも少なくない。ちなみに議 として、またストレス発散の場として非常に重要な りました。 員一人当たりに年間で支給される上限額は、千葉県議会 施設なのです。それゆえお母さんたちとの会話にも この新聞発行等の負担は、篠崎県議と針貝市議、 が420万円。鎌ケ谷市議会が24万円。 神経を使うと宗川館長は言います。 「私たちの一言 芝田市議の 3 名で同額を負担しているもので実際は *住民監査請求:住民が、県や市の公金の使い方や契約 が鎌ケ谷市の一言になってしまう責任がありますか 8 万円です。私達はこの領収証の発行について承知 のあり方などについて、法律違反や不当であると考えた らね」 しておりませんでした。また、政務調査費の使途に 場合に監査を求める制度。請求が認められた場合には必 児童センターでは、育児の密室化という新たな課 ついての県議からの説明も納得のいくものではあり 要な措置が講じられる。 題の中で、お母さんやお父さんの不安な気持ちに寄 り添うことが求められているようです。それに応え るために保育士さんたちが日々子どものほかに大人 の声にも耳を傾けている施設なのでした。 針貝かずゆき (はりかいかずゆき) 31 才 総 務 常 任 委 員 会 委 員 柏白井鎌ケ谷環境衛生組合議員 E-mail:[email protected] 民主党鎌ケ谷市議団 E-mail:[email protected] http://www.harikai.net/ 針貝のシャウト ■ 9 月議会にて 09 年度決 算が認定されました。一般会計の歳入歳出 決算額は、歳入約 280 億円。歳出 264 億円 でした。実質収支は約 14 億円と過去最大の 黒字でした。決算特別審査委員会ではこの黒 字をどう考えるかに議論の焦点が集まりまし た。さらに、9 月補正でも想定以上の交付金 があり、9 月補正後の 10 年度見込み基金残 高は一般会計で 31 億円。30 億円を超すの は 2000 年以来です。 中央児童センター 針貝かずゆき 芝 田 ひ ろ み 鎌ケ谷市議会議員 鎌ケ谷市議会議員 ブログ更新中! し ば た 検索 ひろみの視点 ■9月議会では、高齢化が進 む市の街づくりについて質問しました。■鎌 ケ谷市の高齢化率は 20%を超えています。 高齢化の進展により税収にも影響が予測され ており、個人市民税で今年度の 60 億円と比 較して、5 年後には 7 億円、10 年後には 10 億円程が減収になる見通しです。■本市では 行財政改革の成果もあって、9 月議会の補正 予算で市の貯金残高は 31 億 1000 万円とな りました。しかし、予測される高齢化社会へ の対応をきちんとしていくためにも、貯金の 取り崩しには慎重でなければなりません。
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