　子宮頸がんは、検診と予防接種で防ぐことができる病気です。女性の充実した人生をおくるために、正しい知識を身につけ、検診・ワクチンの予防接種を受けましょう。子宮頸がんとは…… 子宮頸がんは、子宮の入り口にできるがんです。子宮がんには、子宮頸がんのほかに子宮の奥に発生する子宮体がん（子宮内膜がん）の２種類があります。子宮頸がんは、進行すると死に至ったり、子宮やまわりの臓器を摘出しなければならない場合もあり、女性の一生にとって大きな影響を及ぼす病気です。 HPV( ヒトパピローマウイルス ) の感染が原因 HPV はヒトの皮膚や粘膜に存在する、ごくありふれたウイルスです。子宮頸がんの原因は、遺伝などには関係なく、 HPV の感染です。子宮頸がんの原因となるものは発がん性 HPV と呼ばれています。発がん性 HPV は主に性交渉で感染するといわれています。発がん性 HPV に感染しても、90％以上は自然に体内から排出されるため、子宮頸がんになるのはごく一部です。子宮頸がん検診を受けましょう子宮頸がんは、若い女性に増えています。子宮頸がんは定期的な検診によって、がんになる前の異常な細胞（前がん病変）を発見することができ、がんになる前に治療が可能な病気です。あなたの子宮と命を守るために、症状がなくても、１～２年に一度は検診を欠かさずに受けましょう。広報すその　平成 22 年 10 月 1 日号子宮頸がん予防ワクチンについて接種のスケジュールについては、接種を受ける医師とご相談ください。初回から 11 月１日 12 月１日翌年５月１日子宮頸がん予防ワクチンは、上腕（肩に近い腕）のいわれています。なかでも、HPV16 型・18 型の２種筋肉に注射します。類は、特に関わりが大きく、子宮頸がん予防ワクチン発がん性 HPV に対する十分な免疫をつくるために、は、この HPV16 型・18 型の感染を予防することが６カ月の間に３回の接種が必要です。ただし、接種期できます。間の途中で妊娠した場合には、その後の接種は見合わ子宮頸がんは、その原因やがんに至るまでの経緯がせます。ほぼ解明されている予防できるがんです。子宮頸がんは発がん性 HPV への持続感染が原因と子宮頸がん予防ワクチン接種費用助成市では、中学生の保護者に対する子宮頸がん予防ワクチン接種費用（１回目の 17,850 円と２回目および３回目の 15,750 円）の公費助成を行います。接種前に健康推進室の窓口で申請をしてください。 ◀助成対象▶ 市の住民基本台帳に記録がある、中学１～３年生の女子生徒で接種を希望する方の保護者 ※今年度の中学３年生に限り、１回目を中学生の間に接種した場合は、高校 1 年生相当期間までに完了すれば助成の対象になります。 ◀申請開始▶ 10 月１日㈮　※事前申請せずに接種した場合は助成対象外です。 ◀接種予約開始▶ 10 月 18 日㈯ ※接種可能な医療機関へ予約してください。 ◀接種費用▶ 無料（申請時に接種券を交付） ◀接種場所▶ 沼津医師会管内（沼津市、裾野市、長泉町、清水町）の指定医療機関 ◀申請時の持ち物▶ 母子健康手帳、印鑑広報すその　平成 22 年 10 月 1 日号子宮がん予防講演会将来健康で充実した人生を送れるようにするため、成長期にある中学生女子とその保護者に対し、女性特有のからだのしくみや健康管理、検診の重要性、予防法等に関する講演会を行います。自分自身の健康に関心を持ち、子宮がんの具体的な予防方法を習得するよい機会です。講演終了後に市から子宮頸がん予防ワクチン接種費用助成の説明を行います。お申し込みの必要はありませんので、直接会場にお越しください。 ◀とき▶ 10 月 8 日㈮　19 時 30 分～ 21 時 00 分 ※質疑応答含む　●受付▶19時15分～19時30分 ◀ところ▶ 福祉保健会館 3 階研修室 ◀対象▶ 市内に在住している、中学１～３年生の女子生徒とその保護者 ◀テーマ▶ 子宮がん　～検診の重要性と子宮頸がん予防ワクチンについて～ ◀講師▶ 沼津医師会子宮がん検診委員会委員長しょういち関野クリニック院長　関野章一先生