4 - 北九州市立学校

平成26年度 洞北中だより
平成26年6月6日(金)
きずな No.4
文責:北九州市立洞北中学校 校長 笠原 鶴代
初めての農業宿泊体験学習(5月14日(水)、15日(木)、16日(金))小国にて
<農業宿泊体験学習の目的>
○農作業体験や農家での生活を通して、職業観を育成するとともに自然との共生や命の大
大切にしたいこと
切さを学ぶこと。
○受け入れ家庭の人々とのふれあいや交流を通して、豊かな人間性や社会性を育むこと。
あいさつ・掃除・思いやり
<テーマ>「学ぶ ~人とのふれあい、働くことの大切さを学び、感謝の心を育もう~」
小林真尋さんを実行委員長として、実行委員の皆さんが準備をしっかり行って農泊に臨み、出発式や開村式なども、りっぱ
に進行することができました。 また、いろいろな場面で友達を思いやり、お世話になった農家の皆さんへの感謝の気持ちをも
ちながら二泊三日の体験学習を終えて、子どもたちは大きく成長することができたと思います。今回の体験学習で学んだこと
を今後の学校生活の中で生かしてくれることを願っています。
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農
家
<生徒の感想>
○ ぼくは、農業宿泊体験学習を楽しみにしていました。ぼくは、楽しみ過ぎて、夜眠れませんでした。そして、当日を迎えました。とてもわ
くわくして、学校に早く行きました。
○ ハウスでトマトの苗植え、外で小ねぎの花摘み、小屋でしいたけの選別をしました。トマトの苗植えは、ビニールをかぶせた土を専用
の機械で穴をあけ、そこに苗を植え、竹をさして、など、4つくらいの作業をすると息切れするくらい疲れました。農業宿泊体験学習を
通して、身近な食材は、たくさんの人たちの努力や苦労によって存在していることを学びました。
○ この体験を通して、食べ物のありがたさ、大切さを感じた。ひとつの野菜をつくるのに、長い日数がかかり、苦労がとても必要で、農
家さんのありがたさを感じた。私たちがお世話になった農家は、ご夫婦二人で作っていて、後継ぎがいないと言っていたので、農家
の数の減少が気になった。
○ 馬の糞(ふん)をトラックに積み、畑のところへ持って行き、それをまた広げるという作業を2回もして、とてもきつかったです。そんなき
つくて、だけど楽しい体験ができてよかったです。それに、話す、自分の気持ちを言葉に出して伝えることは大切なことだったと思い
ました。何を考えているのかどうしたいのかをきちんと伝えることで人と人とのコミュニケーションがとれるのだと思ったので、これから
はわかってくれるだろうと思うのではなく、しっかりと気持ちを言葉にしていこうと思います。
○ 僕たちの農家の方は、虫がいても薬を使わないみたいなので、てんとう虫の幼虫がたくさんいて、気持ち悪かったです。でも、いい
仕事をしたなと思いました。その後、ハイビスカスの花をとる作業をしました。花は2万個くらい咲いていて、気が遠くなりそうでした。で
も、みんなでとったら6時間ぐらいで取れました。
○ 初めてたけのこの皮むきに挑戦し、深く包丁を入れ込むのにとても苦労しました。また、「たけのことふきの含め煮」を作りながら、地
元のケーブルテレビの収録で食レポにチャレンジしました。含め煮はとてもおいしかったのですが、自分の思っていることを言葉にでき
ず、だまってしまっていました。でも、やっぱり貴重な体験だったのでうれしかったです。野菜の甘さにびっくりした1日でした。
○ 体験や作業もですが、私は、ミーティングのときに聞いたおじいちゃんのお話が心に残っています。おじいちゃんは、動物、地理、植
物、天体などなんでも知っている物知りな人で、世界中を旅して有名な山を登ったそうです。おじいちゃんは、私たちの「今の中学
生に望むことは何ですか?」という質問に、「英語をたくさん勉強して世界中を旅して、視野の広い国際的な人になってほしい。」と
言ってくださいました。その言葉を聴いて、私はとても感動しました。そして、私もたくさん勉強して、物知りになって、苦手な英語もがん
ばって旅したいと思いました。そして、いつかおじいちゃんみたいな素敵な大人になりたいです。
○ 三日目は、お別れの日でした。最終日は、さびしくなり、小国町を離れるのはいやでした。分かれるときは、目がうるっときました。
○ 僕は、農泊を終えて疲れたというか、何かもっとあのメンバーと過ごした二泊三日がもっと続いてほしいと思いました。二泊三日と短
い時間でしたが、農泊はとても楽しかったです。僕は、農泊を企画してくれた先生方にとても感謝しています。また、お世話になった
方の家に行って、農業のことをもっと知りたいです。
救命救急の体験学習がありました。
(3学年)
テーマ あなたは、愛する人を救えますか?
4月30日に、
島郷消防署の消防
士様による救命救
急の体験学習があ
りました。
「あなた
は、愛する人を救
えますか」をテー
マとして、いざと
いう時のために、心臓マッサージの方法を模型を使って学習しました。使うことがないことを願いますが、一人ひとりが知って
いることで、身近な人に何かあったときに命を救うことができる技術です。みんな真剣に取り組んでいました。
<感想>心臓マッサージが1秒でも遅れると人の命が消えるということを改めて感じました。今まで思っていた救命救急の活動
と違って、すごく大変で改めて命の大切さを学ぶことができました。自分がもし倒れている人を見つけたときには、率先して行
動したいです。ひとつしかない命をつなぎとめることができるのは、私しかいないと思います。