平和集会 - 対馬市CATV

学校だより
【目指す児童像】
○すすんで学ぶ子
○思いあう子
○元気な子
対馬市立美津島北部小学校
第294号
平成25年9月2日発行
メール:[email protected]
文責:校長 土井泰紀
平和集会
8月9日(金)の平和集会は原爆の悲惨さや戦争の時代の苦しい生活について理解を深める
とともに,亡くなられた方への冥福を祈り、平和の尊さを知る目的で実施しました。
各学級ごとに「平和のちかい」を発表し、5・6年生は平和に関する発表を行いました。11
時2分には1分間の黙祷を行い、「折り鶴」の歌を全員で歌いました。
校長講話は次のことを話しました。
みなさん
こんにちは。
8月6日は広島市、8月9日は長崎市に原子爆
弾が落とされてから68年目になります。
沖縄と広島の平和記念式典での平和の誓いを中野ち
ひろ先生に朗読してもらいます。
「へいわってすてきだね」
今、長崎市では平和記念式典を原爆が落とされ
沖縄県与那国町立久部良小1年、安里有生君
た近くにある平和公園で行っています。安倍内閣
総理大臣やたくさんの国の代表も参加して犠牲に
なった方の冥福と核兵器廃絶と世界の平和を祈願
へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
します。
おともだちとなかよし。
戦争はとても悲惨です。残酷です。兵隊だけで
かぞくが、げんき。
なく、武器を持たない人、子どもまでが殺されて
えがおであそぶ。
しまいます。その中でも核兵器は1つの爆弾で無
ねこがわらう。
差別に全てを破壊し殺してしまいます。後で5・6
おなかがいっぱい。
年生が戦争について調べたことを発表してもらい
やぎがのんびりあるいてる。
ます。戦争についてはたくさん勉強して知ってい
きましょう。国のお金は戦争のためにたくさん使
けんかしてもすぐなかなおり。
われ、みんなの生活はとても苦しくなります。や
ちょうめいそうがたくさんはえ、
りたいこともできなくなり、戦争に負けるともっ
よなぐにうまが、ヒヒーンとなく。
と大変なことになります。
みなとには、フェリーがとまっていて、
みなさんは教室で平和学習をしましたね。今か
うみには、かめやかじきがおよいでる。
ら68年前まで、日本は世界を相手に大きな戦争
をしていました。その戦争では世界で一千万人以
やさしいこころがにじになる。
上の人が亡くなりました。日本では三百万人以上
へいわっていいね。へいわってうれしいね。
の人が亡くなりました。アメリカの爆撃機B29
みんなのこころから、
による空襲ではたくさんの町の家が焼かれ戦争を
へいわがうまれるんだね。
していない人たちがたくさん亡くなりました。広
島と長崎には原子爆弾が落とされました。小さな
太陽が落ちてきたような爆弾です。一瞬のうちに
せんそうは、おそろしい
「ドドーン、ドカーン。」
十四万、七万の人が亡くなり三十万以上の人が放
ばくだんがおちてくるこわいおと。
射能によって病気となり亡くなっていきました。
おなかがすいて、くるしむこども。
被爆者となってまだ苦しんでいる人もいます。
かぞくがしんでしまってなくひとたち。
戦争は大人と大人のけんかです。今も世界では
多くの場所で戦争が行われています。みなさんは
たくさんのことを勉強して戦争のない平和な世界
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。
このへいわが、ずっとつづいてほしい。
を創る担い手になって欲しいと思います。
みんなのえがおがずっと、つづいてほしい。
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へいわなかぞく、
へいわながっこう、
へいわなよなぐにじま、
へいわなおきなわ、
へいわなせかい、
へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。
「2013年
平和への誓い」
今でも、逃げていくときに見た光景をはっきり
覚えている。当時3歳だった祖母の言葉に驚き、
怖くなりました。
「行ってきます」と出かけた家族、「ただいま」
と当たり前に帰ってくることを信じていた。
でも帰ってこなかった。
それを聞いたとき、涙が出て、震えが止まりま
せんでした。
68年前の今日、わたしたちのまち広島は、原
子爆弾によって破壊されました。体に傷を負うだ
けでなく、心までも深く傷つけ、消えることなく、
多くの人々を苦しめています。
終業式のときもお話しましたが、7月に長崎市内の
小学校6年生が自殺未遂で意識不明の状態です。昨年
今、わたしたちはその広島に生きています。原
爆を生き抜き、命のバトンをつないで。
高校生が自殺したという報道もありました。
みなさん一人一人は、家族や友達、先生方や地域の
命とともに、つなぎたいものがあります。
方にとって、とても大切な存在です。命はかけがえの
だから、あの日から目をそむけません。
ないものです。人は、誰にでも,心が苦しいときがあ
もっと、知りたいのです。被爆の事実を、被爆
り、不安や悩みを抱えることは、当たり前のことなの
者の思いを。もっと、伝えたいのです。世界の人
です。そんなときは自分一人では考え込まないで,誰
々に、未来に。
かに相談してください。みなさんの周りには、話を聞
平和とは、安心して生活できること。
いてくれる人がたくさんいます。
平和とは、一人一人が輝いていること。
どんな苦しさも,いつまでも続きません。必ず新し
平和とは、みんなが幸せを感じること。
い生活が始まり,心の様子は変わっていきます。苦し
平和は、わたしたち自らがつくりだすものです。
んでいる人がいたら,話を聞いてあげると,苦しんで
そのために、友達や家族など、身近にいる人に
いる人の心が軽くなります。そんなときでも家族や先
感謝の気持ちを伝えます。多くの人と話し合う中
生方にも相談していきましょう。
で、いろいろな考えがあることを学びます。スポ
さあ、夏休みも半分が終わりました。一人一人が命
ーツや音楽など、自分の得意なことを通して世界
を大切にして心も体も元気いっぱいで2学期を迎えら
の人々と交流します。
れるように過ごしてください。
方法は違っていてもいいのです。大切なのは、
わたしたち一人一人の行動なのです。
さあ、一緒に平和をつくりましょう。
大切なバトンをつなぐために。
平成25年(2013年)8月6日
こども代表
広島市立吉島東小学校6年
竹内駿治
広島市立口田小学校6年
中森柚子
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