フラットパネルディテクタ搭載血管撮影装置 仕様書 和歌山県立医科大学

フラットパネルディテクタ搭載血管撮影装置
仕様書
和歌山県立医科大学
1.調達物品の構成内容と必要な仕様
機器名:フラットパネルディテクタ搭載血管撮影装置
一式
(内訳)
1.AlluraClarity FD20C 本体(FlexMove+手術台統合タイプ)
2.周辺機器
メーカー:㈱フィリップスエレクトロニクスジャパン
2.その他の必要条件
1.障害支援体制
2.設置条件
3.その他
3.入札機器のうち医療用具に関しては、薬事法を得た物品であること。
1台
一式
1.調達物品の構成内容と必要な仕様
1-1 本体装置構成
1-1-1 Cアーム保持装置に関しては以下の要件を満たすこと。
1-1-2 支持アームは天井走行式で患者頭側、左右側からアプローチ可能なストレ
ートアームであること
1-1-3 支持アームが長手方向へ 4000 ㎜以上、横手方向へ 2500 ㎜以上移動可能で
あること。
1-1-4 支持アームは患者頭側、足側への退避、挿入が可能であること。
1-1-5 支持アームの回転範囲は患者頭側挿入時、RAO/LAOが 185°/120°、
COU/CRAが 90°/90°以上であること。
1-1-6 回転速度は可変で最大 25°/s 以上であること。
1-1-7 SFD(焦点-フラットパネル間距離)は最短で 90 ㎝以下、最長で 119 ㎝
以上のこと。
1-1-8 ディテクター部、X線管側に衝突安全機構を搭載していること。
1-1-9 静電容量センサーを使用した安全機構を搭載していること。
1-1-10 アームポジショニングメモリーが診療科、医師、手技等で個別カスタマイ
ズができ、60通り以上可能であること。
1-1-11 Cアーム操作コントローラは検査室、操作室に同じコントローラを設置す
ること。
1-1-12 高電圧発生装置に関して以下の要件を満たすこと。
1-1-13 インバータ制御方式であること。
1-1-14 撮影条件設定は容易に行えること。
1-1-15 最大出力は 100kw 以上であること。
1-1-16 最大電圧 125kv、最大管電流は 1250mA 以上有すること。
1-1-17 X線管球装置に関して以下の要件を満たすこと。
1-1-18 回転軸受け部は耐久性に優れた液体金属ベアリング方式であること。
1-1-19 焦点サイズが小焦点で 0.5 ㎜以下、大焦点 1.0 ㎜以下であること。
1-1-20 片方の焦点が切れた場合、自動切換えが行え検査が続行できること。
1-1-21 陽極蓄積熱容量は 2400KHU 以上であること。
1-1-22 陽極冷却率は 900KHU/min 以上であること。
1-1-23 X線可動絞りに3種類以上の付加フィルターが装備され、被爆の低減、画
質の改善ができること。
1-1-24 付加フィルターは、最大 1.0 ㎜ Cu 当量以上であること。
1-1-25 平面検出器ユニット(FPD)に関して以下の要件を満たすこと。
1-1-26 最大入力視野サイズは 38×30 ㎝以上であること。
1-1-27 手技、目的に応じて8段階以上の視野切り替えが行えること。
1-1-28 最小入力視野サイズは 11×11 ㎝以下であること。
1-1-29 ピクセルサイズは 160×160 ミクロン以下であること。
1-1-30 量子検出効率(DQE)は 70%以上であること。
1-1-31 最大視野における解像度が 3.2lp/㎜以上であること。
1-1-32 X線表示装置に関して以下の要件を満たすこと。
1-1-33 検査室モニターは、56 インチ以上のマルチモニターであること。
1-1-34 検査モニターには8信号以上の入力機能を有し、レイアウト、表示位置、
サイズを選択し表示できること。
1-1-35 入力された画像を操作室、検査室から任意に選択して表示できること。
1-1-36 表示位置の入れ替え、選択した画像の拡大表示が任意に行えること。
1-1-37 レイアウトの登録が 100 種類以上行えること。
1-1-38 レイアウトの登録が術者自身で行えること。
1-1-39 保持装置の角度、SID、視野サイズ、透視、撮影のパラメータ、X線被爆
線量等の表示が可能であること。
1-1-40 検査室モニターは、天井吊り下げ式のペンダントに搭載可能であること。
1-1-41 操作室モニターは18インチ以上の白黒専用モニター2台以上搭載するこ
と。
1-1-42 デジタル画像処理装置に関して以下の要件を満たすこと。
1-1-43 透視条件は診療科、医師、手技等でカスタマイズでき、20種類以上の設
定が行なえること。
1-1-44 付加フィルターを使用した透視設定が行え、常時選択したフィルターでの
透視が可能であること。
1-1-45 パルス透視機能(4f/sec 以下、30f/sec 以上)が行えること。
1-1-46 ロードマップ透視機能を有していること。
1-1-47 ラストイメージホールド上でコリメータ、フィルターの操作をグラフィッ
ク表示できること。
1-1-48 透視画像を本体ハードディスクに取り込み、動画再生、ループ再生が可能
であること。
1-1-49 撮影条件は容易に設定が行なえること。
1-1-50 リアルタイム DSA、ワンショット撮影、が行えること。
1-1-51 1024×1024 マトリクスで 30f/sec 以上の収集、表示、保存、転送が行え
ること。
1-1-52 2048×2048 マトリクスで 6f/sec 以上の収集、表示、保存、転送が行える
こと。
1-1-53 180°以上の回転撮影、及び回転 DSA 機能を有すること。
1-1-54 患者頭側及び左右方向からCアームをアプローチしても 180°以上の回転
撮影が行えること。
1-1-55 撮影シーンの一覧表示、撮影シーンの画像の一覧表示が操作室、撮影室と
もに容易に行えること。
1-1-56 血管解析機能を有すること。
1-1-57 本体ハードディスクは 1024×1024 マトリクスで 50,000 画像以上、2048×
2048 マトリクスで 12,500 画像以上保存可能であること。
1-1-58 撮影された画像は DICOM フォーマットにてバックグラウンドでサーバーへ
転送可能であること。
1-1-59 患者登録は RIS から属性情報を受け取れること。
1-1-60 ビデオ出力が透視中、撮影中においても同期して記録可能であること。
1-1-61 IVR 支援アプリケーションは以下の要求で満たすこと。
1-1-62 回転撮影機能は最大 55°/秒以上であること。
1-1-63 IVR 支援ワークステーションは血管撮影装置と同一メーカーの専用ワーク
ステーションを用意すること。
1-1-64 回転撮影された画像はバックグラウンドでワークステーションに転送され
3次元構成表示が可能なこと。
1-1-65 3次元再構成時間は回転撮影後、10 秒以内で再構成画像表示が表示され
ること。
1-1-66 ボリュームレンダリング、サーフェスレンダリング、グラジエントレンダ
リング(半透明表示)での観察が可能であること。
1-1-67 アノテーション機能、拡大表示、平面カット、フリーカット機能、ウィン
ドウ幅、ウィンドウレベルの調整が行えること。
1-1-68 距離計測、体積計測機能、三次元血管自動解析機能(狭窄度)を有するこ
と。
1-1-69 3D画像の操作を操作室側及び検査室側の双方で行えること。
1-1-70 3次元再構成された画像に対してのオートポジショニング機能及びアーム
角度に対してのワークステーションの再構成画像が追従自動表示を行なえる
こと。
1-1-71 回転撮影により、軟部組織をコーンビームCT画像として表示可能である
こと。
1-1-72 回転撮影には、60f/sec の撮影が行えること。
1-1-73 コーンビームCT画像は回転撮影後、30 秒以内で Axial 表示が可能であ
ること。
1-1-74 コーンビーム CT 再構成画像は最大 FOV25 ㎝以上であること。
1-1-75 任意の方向からでもスライス表示、スライス厚は任意に変更可能であるこ
と。
1-1-76 再構成画像は、DICOM フォーマットでの転送、AVI、J-PEG 等の PC フォー
マットでの転送が可能であること。
1-1-77 3次元再構成画像と透視画像をフュージョンさせた3Dロードマップ機能
を有すること。
1-1-78 術前のCT画像、MR 画像と透視画像をフュージョンさせた3Dロードマ
ップ機能を有すること。
1-1-79 3Dロードマップ機能は、Cアームの角度、SID、FPD 視野サイズ切り替
え、テーブル移動にも追従すること。
1-1-80 CT画像を使用した経カテーテル的大動脈弁置換術の術前プランニングが
行えるソフトウェアを有すること。
1-1-81 経カテーテル的大動脈弁置換術に使用するデバイスごとのテンプレート画
像でのシミュレーションが行えること。
1-1-82 経カテーテル的大動脈弁置換術前プランニングされた画像とCアーム、テ
ーブルとの連動、透視画像とのフュージョンが行えること。
1-1-83 バルーンマーカーの位置を基準にフレーム像を自動的にシフト・回転・加
算させたステント強調機能を有すること。
1-1-84 ORテーブルは以下の要求で満たすこと。
1-1-85 万能手術台を装備すること。
1-1-86 カーボンテーブルトップを有すること。
1-1-87 Cアームコントローラで長手移動、横手移動、上下動の操作が可能である
こと。
1-1-88 Cアームとの連動した安全機能、傾斜とのシンクロ機能を有すること。
1-1-89 3Dアプリケーションとの連動機能を有すること。
1-2 周辺機器
1-2-1 3D画像処理ソフトウェアに関しては、以下の要件を満たすこと。
1-2-2 3Dフィルター機能を有し強弱を無段階で調整可能なこと。
1-2-3 グラジエント法を使ったMIP表示(グラジエントMIP)を有し石灰化、
ステントなどを透過させ血管内腔の観察がMIPで可能であること。
1-2-4 自動骨外し機能において脳表を自動抽出する機能を有すること。
1-2-5 インジェクターを備えること。
1-2-6 臨床用ポリグラフを備えること。
1-2-7 Nahari クライアント(Nahari ビューアソフト・DICOMビューア付DI
COM書出しソフト・検像システム・LVG解析ソフト)を備えること。
2.その他の必要条件
2-1 障害支援体制
2-1-1 本機種に障害が生じた場合、復旧のための迅速な対応が行えること。
2-1-2 障害時対応として、修理部品が用意されていること。
2-1-3 サービスエンジニア体制が整っていること。
2-2 設置条件
2-2-1 設置の管理者、運用者に技術指導を行うこと。
2-2-2 納入期限は平成26年3月31日(月)までとする。
2-2-3 納入場所は地域医療支援総合センター(仮称)4階とする。
2-2-4 納入機器は、最新機、新造、未使用のものであること。
2-2-5 ハイブリットOR血管造影検査・治療システム及び、項番 1-2-6 臨床用
ポリグラフについては、第3期医療情報システムベンダーNEC、経理課情
報管理班と相談の上RIS接続行うこと。
2-2-6 ハイブリットOR血管造影検査・治療システムから次の画像サーバ,ワー
クステーションにデータ転送できること。
① キャノン Aqarius NET サーバ
② Nahri クライアントを介し、Nahri 動画サーバ
③ GE PACS サーバ
④ JMAC 検像端末 QA
⑤ 新設 ZIO Station2(3D 画像処理)
2-2-7 新設 ZIO Station2(3D 画像処理)から GE PACS サーバ・キャノン Aqarius
NET サーバにデータ転送でき、および既設の ZIO Station2 とデータ移行が出
来ること。
2-2-8 救急外来に設置しているCT装置から中央放射線部CT室、既設の ZIO
Station2 にデータ転送できること。
2-2-9 臨床用ポリグラフから Nahri クライアントを介して Nahri 動画サーバにデ
ータ転送できること。
2-2-10 Nahri 動画サーバへのデータ転送速度が2ギガ bps を越える場合は通信回
線を光ケーブルで行い、これらの通信回線工事費用も含むこと。
2-3 その他
2-3-1 日本語の取り扱い説明書を提供すること。
2-3-2 品質保証期間は平成27年3月31日までとする。
2-3-3 仕様書に関する質問がある場合は平成25年10月16日(水)までに下
記へ書面により行うこと。
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郵便番号 641-8509
和歌山市紀三井寺811-1
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