X線 TV 撮影装置及び保守仕様書 - 相模野病院

X線 TV 撮影装置及び保守仕様書
1.目的
本仕様書は、独立行政法人地域医療機能推進機構相模野病院(以下「甲」という)に
おけるX線透視撮影装置について、必要な事項を定めるものである。
2.契約件名
X線 TV 撮影装置及び保守 一式
3.履行場所
〒252-0206 神奈川県相模原市中央区淵野辺 1-2-30
独立行政法人地域医療機能推進機構 相模野病院内
(概要)病床数
212床
外来患者数(一日平均)
720人
入院患者数(一日平均)
160人
4.納入期間
平成 27 年 4 月 1 日から平成 27 年 5 月 31 日までの間
5.機器の条件
1
<機器の性能、機能に関する要件>
1-1
X 線透視撮影台
1-2
透視撮影台はオーバーチューブ方式で天板昇降式であること。
1-3
透視撮影台の水平位高さは 48cm 以下であり、最高天板高さ 105cm の範囲で昇降
ができること。
1-4
透視台の起倒動は立位 89 度から逆傾位 89 度以上の範囲であること。
1-5
映像系の縦方向の移動量は 146cm 以上であること。
1-6
X線中心束は天板上端より 37cm 以下であること。
1-7
X線中心束は天板下端より 37cm 以下であること。
1-8
天板の横方向の移動量は 26cm 以上であること。
1-9
天板の大きさは 74×220cm 以上であること。
1-10
X 線管装置の斜入角度は、頭足方向に各 35 度以上であること。
1-11
SID は 120cm 以上であること。
1-12
圧迫筒は折り込み方式で圧迫力は 80N 以上であること。また、「しごき圧迫」機構
を装備していること。
1-13
消化管撮影用のバリウムカップ受け・ハンドグリップを備えていること。
1-14
天板マットを 1 式有すること。
2
2-1
<遠隔操作卓及びモニター>
遠隔操作卓には、操作コンソールおよびライブモニタ、リファレンスモニタを有す
ること。
2-2
モニターはそれぞれ 18 インチ以上の白黒液晶でティルティング機構を備えている
こと。
3
<近接操作卓及びモニター>
3-1
検査室内には近接操作卓を備え、透視及びデジタル撮影が可能であること。
3-2
近接操作卓から検査中の撮影済み画像を呼び出して、近接用表示モニタに画像表
示できること。
3-3
検査室にはライブモニタ、リファレンスモニタを有すること。
3-4
モニターは 18 インチ以上の白黒液晶であること。
3-5
上記 2 モニターを設置できる床移動式台車を備えること。
4
<X 線高電圧発生装置及びⅩ線制御装置>
4-1
X 線制御装置はインバータ方式であること。
4-2
最大定格出力は 50kW 以上であること。
4-3
撮影管電圧は 40~150kV の範囲を 1kV ステップで設定できること。
4-4
撮影管電流は 10~800mA の範囲で 20 ステップ以上を設定できること。
4-5
最短撮影時間は 1ms であること。
4-6
撮影 mAs は 0.5~800mAs の範囲で設定可能なこと。
4-7
故障診断を備えており異常状態が発生した場合には、速やかにエラーコードで表
示されること。
4-8
撮影条件プログラムは 750 通り以上設定可能であること。
4-9
X線操作卓上で X 線透視撮影台及び X 線制御を行えること。
5
<X 線管装置>
5-1
使用最高官電圧は 150kV 以上であること。
5-2
陽極蓄積熱容量は 600kHU 以上であること。
5-3
小焦点 0.4mm 以下、大焦点 0.7mm 以下の焦点を有する高速回転型であること。
5-4
最大入力電力は小焦点で 25kW 以上、大焦点で 50kW 以上であること。
6
<X 線検出器>
6-1
X 線検出器は入力面に CsI(ヨウ化セシウム)を用いた平面検出器(FPD)であるこ
と。
6-2
420×420mm 以上の矩形視野を有すること。
6-3
マトリクス数は 3000×3000 以上を有すること。
6-4
視野切替えは 4 段階以上であること。
6-5
救急検査にも十分対応できるシステムであること。
7
<画像処理装置>
7-1
OS にはWindowsを採用していること。
7-2
画像処理部は遠隔操作部に内蔵されていること。
7-3
透視モードはパルス透視であること。また、パルスレートは最大 25fps に対応でき
ること。
7-4
パルス透視時に発生する「波尾」を遮断する機構を備えていること。
7-5
透視モードは通常モード(4 画素を 1 画素)の他に、高精細モード(1 画素を 1 画素)
を備えていること。
7-6
透視画像を動画像として磁気ディスクに記録できること。
7-7
透視画像の磁気ディスク保管は 1 回あたり最大 300 枚以上連続で収集保管できる
こと。
7-8
撮影モードは単発・連続・分割に対応できること。
7-9
長尺撮影が可能であること。
7-10
連続モードは最大 4fps 以上であること。
7-11
撮影画像は 1 画像毎に W/L を自動的に最適された画像であること。
7-12
「黒ツブレ」が改善される処理を行うこと。
7-13
磁気ディスクを装備し、3072×3072 マトリクスで 10,000 画像以上を保管できる
こと。
7-14
NDD法により透視及び撮影の累積被ばく線量表示が可能であること。本機能を
有していない場合は、別途面積線量計を設置し、その計測値を取得し皮膚線量に換
算すること。
7-15
DICOM STORAGE、DICOM MWM、DICOM PRINT に対応できる機能を有す
ること。
8
<保守点検>
8-1
定期点検が年 2 回以上あること。
8-2
緊急の修理に対応出来ること。
8-3
リモートメンテナンスが出来ること。
8-4
消耗品を除く全ての部品が無償であること。(定期交換部品も含む)
8-5
FPDキャリブレーションは、年4回以上行うこと。
9
9-1
<その他>
撮影室内は X 線透視撮影台、近接操作卓、モニタ台車を除く制御ユニットは 1 点
以下であること。
9-2
泌尿器科検査用器具として支脚器、汚物受け(ウロドレン)、カーテン架けを夫々1
式装備していること。
9-3
透視像記録用の DVD レコーダーを 1 式有すること。
以上