画像診断システム 仕様書 和歌山県立医科大学

画像診断システム
仕様書
和歌山県立医科大学
1.調達物品の構成内容と必要な仕様
機器名:画像診断システム
一式
(内訳)
1.術中画像撮影装置 本体
1台
2.手術用ナビゲーションシステム 本体
1台
3.術中画像撮影装置連動ソフトウェア
1式
4.脊椎テーブルトップ
1台
5.X線撮影用カセッテスタンド固定器
1台
6.頭部3点固定ヘッドフレーム用カプラー
1式
7.頭部3点固定ヘッドフレーム用カプラー取付アダプター 1式
8.X線撮影用カセッテ格納トレー
1式
9.透視テーブル用サイドレールアダプター
2個
10.上肢台(マット付)
2個
2.その他の必要条件
1. 障害支援体制
2. 設置条件
3. その他
3.入札機種のうち医療用具に関しては、薬事法の承認を得た物品であること。
1.調達物品の構成内容と必要な仕様
1-1 術中画像撮影装置 本体
1-1-1 撮像ガントリ装置は、X線管球と検出器が一対となって 360 度回転する
ことにより、多方向からの撮影が可能であること。
1-1-2 X線発生部は、回転陽極方式を有すること。
1-1-3 X線管球焦点は、0.6 ㎜×1.2 ㎜を有すること。
1-1-4 X線管電圧は、透視及び 3D撮影において 40KV~125KV にて任意に設定
が可能であること。
1-1-5 X線管電流は、100mA(120KV 使用時)まで使用可能であること。
1-1-6 最小X線管電流は 10mA(120KV 使用時)まで使用可能であること。
1-1-7 X線管球側にビームコリメーターを有すること。
1-1-8 透視モードにてオートブライト機能を搭載し、X線管の電圧と電流が調
整可能であること。
1-1-9 フラットパネル検出器を搭載していること。
1-1-10 透視撮影および3D撮影が可能であること。
1-1-11 3D撮影は 30 秒以内に完了して、90 秒以内に撮像画像表示装置にて再
構成画像の表示が可能であること。
1-1-12 3D撮影はノーマルモードとHDモードを有しており、3Dノーマルモ
ードは 360 度方向から 300 枚以上の画像を取得でき、HDモードは 700 枚
以上の画像を取得して再構成画像の表示が可能であること。
1-1-13 20 ㎝×15 ㎝の3D画像撮影が可能であること。
1-1-14 965 ㎜以上のガントリ内径を有すること。
1-1-15 ガントリ傾斜角は、45°以上であること。
1-1-16 ガントリは上下方向に 40 ㎝移動操作が可能であること。
1-1-17 ガントリは前後方向に 40 ㎝移動操作が可能であること。
1-1-18 ガントリは左右方向それぞれ 17 ㎝移動操作が可能であること。
1-1-19 ガントリは左右方向にそれぞれ 15°の首振り操作が可能であること。
1-1-20 ガントリはアイソセンタを固定して左右方向にそれぞれ 12°の首振り
操作が可能であること。
1-1-21 ガントリ操作パネルを本体に装備していること。
1-1-22 術中画像撮影中に可動部分が露出しない構造を有すること。
1-1-23 ガントリ位置と撮影条件を4ヶ所記憶して、移動後に記憶した場所にボ
タン操作で復旧できる機能を有すること。
1-1-24 ガントリを術野から移動待避させてその位置を記憶することができる
機能を有すること。
1-1-25 撮像ガントリ装置は電動アシストによる移動が可能であること。
1-1-26 ガントリの一部に開口部を有して、手術台を回避してセットアップが可
能であること。
1-1-27 故障、停電などの不具合発生時においては、ガントリを手動で開ける機
能を有すること。
1-1-28 撮像画像表示装置は 30 インチ以上の表示モニタを有すること。
1-1-29 撮影前に患者データ(氏名、ID、性別、誕生日、術者名)の設定が可能
であること。
1-1-30 ボリュームレンダリング表示、MIP 表示機能を有すること。
1-1-31 操作システムのメインメモリ容量は、合計で 2GB 以上を有すること。
1-1-32 操作システムに内蔵する画像保存用磁気ディスク容量は 200GB 以上を
有すること。
1-1-33 画像保存媒体として、CD-R、USB メモリを有すること。
1-1-34 脊椎外科手術用ナビゲーションシステムと接続できること。
1-2 手術用ナビゲーションシステム 本体
1-2-1 CPU は Intel 社製・メモリは8GB以上・ハードディスクは1TB以上
であること。
1-2-2 CCD カメラを有し、
ナビゲーション用インストゥルメントの位置を検出、
画像解析装置に位置情報を転送する機能を有すること。
1-2-3 24 インチワイド液晶モニタを有し、独立して設置が可能であること。
1-2-4 操作用モニタを有すること。
1-2-5 停電時に画像解析装置へ 5 分間電源供給が可能な UPS 電源ユニットを有
すること。
1-2-6 術中画像撮影装置と連動可能なシステムであること。
1-3 術中画像撮影装置連動ソフトウェア
1-3-1 術中画像撮影装置と接続し、撮像した画像をレジストレジションなしで、
ナビゲーション画像として使用可能であること。
1-3-2 撮像した画像は、ナビゲーション画像上でアキシャル・コロナル・サジ
タル方向を同時に表示可能であること。
1-3-3 ナビゲーションの位置表示は、使用しているインストゥルメント先端、
あるいは作成した仮想先端のいずれかで選択可能であること。
1-3-4 プローベ先端位置から 1 ㎜あるいは 5 ㎜単位で仮想先端を表示可能であ
ること。
1-3-5 画像の転送は、DICOM ネットワークで可能であること。
1-4 脊椎テーブルトップ(I型脚台・透視テーブルトップフレーム含む)
1-4-1 テーブルトップの寸法は、長さ 2100 ㎜以上であること。
1-4-2 テーブルトップの幅は 600 ㎜以下であること。
1-4-3 I型脚台部の寸法は、長さ 2600 ㎜以下、幅 820 ㎜以下であること。
1-4-4 I型脚台部の寸法は、収納時にスライドさせて縮小することが可能であ
り、最小の長さが、1650 ㎜以下であること。
1-4-5 昇降範囲は、
床面から最低位 700 ㎜以下、最高位 1200 ㎜以上であること。
1-4-6 縦転角度が、頭上がり 10 度以上、頭下がり 10 度以上の可動範囲を有す
ること。
1-4-7 横転角度が、左右 25 度以上であること。
1-4-8 操作方式は、テーブルトップの昇降、縦転、横転の動作は電動であるこ
と。
1-4-9 電動操作は操作ボックスで希望の体位に設定できること。
1-4-10 手術台の固定はキャスターロック機構であること。
1-4-11 手術台の駆動は、バッテリー方式であり、またバッテリー駆動だけでは
なく、交流駆動の機能も有すること。
1-4-12 脊椎テーブルトップ、透視テーブルトップ、パッドはカーボン製ででき
ており、360 度どこからでもX線透視が可能であること。
1-4-13 I型脚台は、支柱が中心になく、Cアーム、Oアームでの術中透視が可
能であること。
1-4-14 透視用テーブルトップと併用することで、患者を水平軸で 180 度回転さ
せ、仰臥位から腹臥位(又は腹臥位から仰臥位)への体位変換が可能であ
ること。
1-4-15 テーブルトップとI型脚台はセパレートになっていること。
1-4-16 脊椎手術用テーブルセットには、テンピュール式の尻部パッドが大、中、
小、各 2 個ずつ、腿部パッドが左右 1 個ずつ、胸部パッドが1個、脚板(テ
ンピュールパッド付)が2枚、脚支持用シートが1枚、付属されているこ
と。
1-4-17 脊椎手術用テーブルセットには、テーブルトップを固定する為のフレー
ムが4本、横止めピンが8本付属されていること。
1-4-18 脊椎手術用テーブルセットには、調整式の上肢台(テンピュールパッド
付)が2個付属されていること。
1-4-19 脊椎手術用テーブルセットには、テーブルトップへ固定可能な顔受け
(ミラー、クッション付)が付属されていること。
1-4-20 脊椎手術用テーブルセットには、パッド等が収納可能な備品カートが付
属されていること。
1-5 X線撮影用カセッテスタンド固定器
1-5-1 X線撮影用カセッテスタンド固定器は、X線撮影時に、カセッテを固定
し、上下、前後へスライドさせる事が可能であり、キャスター付で自由な位
置へ移動することが可能であること。
1-6 頭部 3 点固定ヘッドフレーム用カプラー
1-6-1 頭部3点固定ヘッドフレーム用カプラーは、1-4頭部3点固定ヘッド
フレーム用カプラー取付アダプターと組み合わせることで、
頭部 3 点固定器
(ステンレス製・カーボン製)をテーブルトップへ取り付けることが可能で
あること。
1-7 頭部 3 点固定ヘッドフレーム用カプラー取付アダプター
1-7-1 頭部3点固定ヘッドフレーム用カプラー取付アダプターは1-3頭部3
点固定ヘッドフレーム用カプラー取付アダプターと組み合わせることで、
頭部 3 点固定器(ステンレス製・カーボン製)をテーブルトップへ取り付
ける事が可能であること。
1-8 X線撮影用カセッテ格納トレー
1-8-1 X線撮影用カセッテ格納トレーは、ステンレス製でX線撮影用のカセッ
テを格納した状態で、テーブルトップへ固定することが可能であること。
1-9 透視テーブル用サイドレールアダプター
1-9-1 透視テーブル用サイドレールアダプターは、テーブルトップに取付ける
事が可能で、既存レール固定金具の取付けが行え、アクセサリーの取付け
が可能であること。
1-10 上肢台(マット付)
1-10-1 上肢台(マット付)は、テーブルトップに直接取付が可能であり、1-
9透視テーブル用サイドレールアダプターへも取付けが可能であること。
2.その他必要条件
2-1 障害支援体制
2-1-1 本機種に障害が生じた場合、復旧のための迅速な対応が行えること。
2-1-2 障害時対応として、修理部品が用意されていること。
2-1-3 サービスエンジニア体制が整っていること。
2-2 設置条件
2-2-1 設置の管理者、運用者に技術指導を行うこと。
2-2-2 納入期限は平成26年3月31日(月)までとする。
2-2-3 納入場所は和歌山県立医科大学病院棟4階中央手術部とする。
2-2-4 納入機器は、最新機、新造、未使用のものであること。
2-2-5 指定納入場所への設置に関する据付、配線、調整等は契約金額内で施工
すること。
2-2-6 一次側工事(電気工事、区耐工事,給水、給湯工事)を必要としないこと。
2-3 その他
2-3-1 日本語の取り扱い説明書を提供すること。
2-3-2 品質保証期間は納入日から1年間とする。
2-3-3 適合参考物品
品
名:O-ARMイメージングシステム
ステルスステーションS7 Trade-in プログラム
Synergy3Dイメージングソフトウェア
メーカー:日本メドトロニック
品
名:脊椎手術用テーブルトップセット
メーカー:瑞穂医科工業
2-3-4 同等品は可とする。
ただし適合参考物品以外で応札する場合は、平成25年10月16日
(水)までに公立大学法人和歌山県立医科大学事務局経理課あて同等品で
あることを証明する書類(カタログ等を含む)を提出し、平成25年10
月22日(火)までにその承認を得ること。
この場合において、適合参考物品以外の物品については規格等の各項目
についてその性能・機能等を充分明らかにするものとしなければならない。
2-3-5 仕様書に関する質問がある場合は、平成25年10月16日(水)まで
に下記へ書面により行うこと。
公立大学法人和歌山県立医科大学事務局経理課
郵便番号 641-8510
和歌山市紀三井寺811-1
TEL 073-441-0721
FAX 073-441-0516