開講学 科 科 目 名 担当教員 総合デザイン学科 建築材料 樫野 紀元 前橋工科大学 シラバス 標準対象年次 選択/必修 科目コード 1 年次 選択 単位数 学 期 曜 日 時 限 2 単位 後期 金曜日 6 時限 授業の教育 目的・目標 目的;建築物を計画・設計・デザインするに際し、建築材料を如何に選ぶかによって、その建築 物の完成時のでき映えが大きく異なる。建築物の計画・設計・デザイン別に、最適な建築 材料を選択できるよう、自然素材をはじめ、近代の基幹材料であるコンクリートや鉄鋼な ど、各種建築材料の性能などについて、その基本的なところを修得していることが望まれ る。本科目では、良好な計画・設計・デザインによる、良好な社会資産としての建築物を 構築する上で、その選択を的確に行えるよう、各種建築材料の性能、さらには構造的な特 性について、基本的なところを学習する。 目標;実社会において、建築の専門家として仕事をする上で必要とされるであろう、各種建築材 料の基礎知識を修得させる。 学科の学習・教 5)建築材料、建築材料実験などの学修を通じて、人と環境に優しい建築材料を創出することの 育目標との関係 できる能力を養う。 キーワード 授業の概要 授業の計画 建築材料計画、建築材料設計、木、石、コンクリート、鉄鋼、ガラス、防水材料、内外装材料、 断熱材料 木や石などの自然素材、鉄鋼やコンクリート、断熱材や防水材、内外装仕上げ材など、各種建 築材料の成因や性能などに関する基礎知識を理解し、修得してもらうとともに、建築材料を建築 に導入する場合の要諦について解説を加える。講義と並行して、小テストを行う他、学生に演習 を課す。 第 1 回: シラバスの説明。材料の変遷。社会経済と材料との関わり。 第2回: 建築材料計画の概要 第3回: 第4回: 第5回: 第6回: 受講条件・関連 科目 建築の機能・性能と建築材料 木質材料(組成と性質、建築物への導入の要点。以下、各材料とも同じ) 石材 セラミックス、れんが 第7回: コンクリート-1(硬化するもの) 第8回: コンクリート-2(設計者が指定できるコンクリートの製造) 第9回: コンクリート-3(工場で作るコンクリート製品) 第 10 回: 鉄鋼-1(製鉄) 第 11 回: 鉄鋼-2(鋼材の耐久性) 第 12 回: ガラス 第 13 回: 防水材料、断熱材料 第 14 回: 内外装材料 第 15 回: 期末試験 受講条件 ; 高等学校教育課程における、基礎化学に関する知識が必要。 関連科目 ;建築構造、建築生物学、建築構造力学、建築設計、インテリアデザイン 授業方法 ・パワーポイントやビデオなど、AV機器類を用い、学生が理解しやくする。 ・教師による講義を中心とする。適宜、小テストを行う(講義の後半に実施)他、学生に課題を 与え、その課題に関する学生による演習・プレゼンテーションを行う。 テキスト・参考 教科書;樫野紀元著「初学者のための建築材料入門」 (鹿島出版会) 書 参考書;樫野紀元著「美しい環境をつくる建築材料の話」 (彰国社) 、岸谷孝一編「建築材料ハン ドブック」 (技報堂出版) 成績評価 ・期末試験(25%) ・レポート(0%) ・その他(演習、プレゼンテーション) (25%) ・小テスト(50%) ・受講態度(0%) 履修上の注意 小テストが多く、学生は予習、復習、演習・プレゼンテーションの準備を必要とする。 オフィスアワー メールによる問い合わせを可とする。([email protected])
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