特 集 2015年の社会ニーズに 応える建築仕上技術 近年、建築材料・施工を取り巻く環境はめまぐるしく変化している。例えば、東日本大震災と その復興事業、節電を中心とした省エネ化、落ち込んでいた景気の復調気配、老朽化するインフ ラ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、消費税の増税による需要前倒しとその後の 消費冷え込み、人口高齢化と若年層の働き手不足……こうして挙げていくと、社会の動きが、実は 建築材料へのニーズとも密接につながっているのがわかる。そして各材料メーカーは、そのニーズ にタイムリーに応える材料・工法を提供するべく、製品開発に取り組み、それらの製品が、見え ない部分から社会を支えている。 本特集では、2015年の社会が求める建築仕上技術について、研究者、ユーザーから意見を聞 くとともに、最新の製品開発動向を紹介していく。 編集部 2015年の社会ニーズに応える仕上げ、防水材料・工法 ― 東京工業大学名誉教授 田中 享二 36 2015 年の社会ニーズに応える仕上材・防水材 ― 早稲田大学理工学術院教授 輿石 直幸 38 改修設計者から見たこれからの仕上・防水材料・工法について ― 宮城設計一級建築士事務所 宮城 秋治 42 改修工事における仕上げ及び防水材料・工法への要望 ― NPO集改センター 松山 功 43 2015年の社会ニーズに応える防水材・工法 2015年 施工者(ゼネコン)の立場から求める 社会ニーズに応える仕上材・工法 ― 大林組 堀 長生 44 ― フジタ 添田 智美 46 石材の魅力を思いのままにデザインするシート建材 ― エスケー化研 大谷 崇人・岡本 隆司 50 高耐候低汚染一液水性つや消し塗料について ― 関西ペイント 鍵 政也 52 多彩模様仕上げ窯業系サイディングの改修工法 ― 大日本塗料 松野 英則 54 無機含浸剤とシリカ配合高炉スラグセメント複合材による コンクリート劣化防止・強度回復工法 ― ハイドロ・スカイ 三枝 2015年の社会ニーズに応える材料・工法データシート 康朗 56 ― 59
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