最新号 - 骨粗鬆症財団

2013年6月28日発行
発行所/公益財団法人 骨粗鬆症財団
発行者/理事長 折茂 肇
〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町11番2号
TEL 03(5640)1841 FAX 03(5640)1840
ホームページアドレス http://www.jpof.or.jp/
IOF が ESCEO13−IOF 合同大会と
患者会世界大会を開催
■ ESCEO13−IOFに 107ヵ国から 4,100人以上の医療関
係者が参加
2013年4月17〜20日にかけ,イタリアのローマにあ
るホテルRome CavalieriでESCEO(欧州骨粗鬆症/変形
性関節症学会)とIOF(国際骨粗鬆症財団)の合同大会
が開催された。この会議には107ヵ国から4,100人以上の
医療関係者が参加し,日本からは40名以上が参加した。
大会ではEgo Seeman教授をはじめとした骨領域のエ
ポスターセッションにて説明を行う細井孝之氏
キスパートが8つのプレナリー セッションを行い,特別
シンポジウムでは治療,ガイドライン,ビタミン D,
16日午後1時から開かれたCNS ミーティングでは,毎
QOLや筋肉減少症,変形性関節症における骨代謝マー
年10月20日に開催されているWOD(世界骨粗鬆症デ
カー,二次性骨折の予防など幅広い領域で最近の成果
ー)について,昨年開催されたイベントが各国の理事
が発表された。
より紹介された。折茂理事長は,わが国のイベントの
今回,当財団からはポスターセッションに2題採択さ
ひとつとして,10月の1ヵ月間,銀座四丁目交差点の
れた。川崎医科大学放射線医学(核医学)曽根照喜教授
大型ビジョンで放映した啓発用のアニメーションにつ
による「DXA training course in Japan」および藤田保健衛
いて実際の映像を交えながら紹介し,IOFの事務局や
生大学内分泌代謝内科 鈴木敦詞准教授による「Patients
理事から,
「斬新である」と大いに好評を博した。
Society in Japan」である。前者は当財団が全国で実施し
注:International Sciety for Clinical Densitometry
ている「精度よくDXAで骨量測定するための講習会」に
ついて紹介したものである。これはISCD(注)/IOFが実施
■ IOF患者会世界大会(IOF World Wide Conference
している研修会とは異なり,わが国で躯幹骨 DXAの測
of Patient Societies)開催
定精度に少なからず問題がある点に着目した,診療放
5月31日〜6月2日にかけて,フィンランドのヘルシ
射線技師の測定技術向上を目的とした講習会である。
一方,後者は全国8つの地域の「骨を守る会」の活動と,
それらをひとつにまとめた「全国骨を守る会連合会」の
ンキにおいて45カ国,140名の参加者を迎え,IOF患者
会世界大会が開かれた。
本大会は2年に1度開催され,今年で14回目を迎えた。
活動について紹介したものである。当日は,両氏に代わ
わが国から参加した鈴木敦詞准教授は,Bright ideaセ
って,当財団評議員 細井孝之氏(国立長寿医療研究セ
ッションで第1回市民公開講座の様子や各地域の骨を
ンター臨床研究推進部長)が質問に応対した。
守る会の活動に触れ,日本における市民啓発活動をア
また,ESCEO13−IOF 合同大会に先立って開催された
ピールした。2日目午後に開かれたワークショップで
IOF理事会に折茂肇骨粗鬆症財団理事長が出席した。
は「Capture the Fracture Implementation」のグループに
参加し,FLS(Fracture Liaison Service)導入の際の問題
点などについて積極的な討議を行った。
また,PlenaryセッションではベルギーのJ. I. Reginster
教授から今後のIOFの方向性について発表があり,骨
粗鬆症に関する情報伝達地域の拡大とその効果を高め,
他の疾患,特に非感染性疾患対策の団体との連携が重
要であるとの説明があった。なお,2013年の WODの
WOD啓発用動画(2012年度)
参加したワークショップを指導す
るAkesson教授(スウェーデン)と
鈴木准教授
1
スローガンは「Strong women make stronger women」
に決まった。
骨量測定拡大キャンペーン2013年度企画
「プレスセミナー」を開催
昨年に引き続き,報道関係者を対象に骨粗鬆症の認知・
世の中に広めていただきたい」とコメントした。続いて,
理解の向上と,メディアを介した一般への骨粗鬆症啓発の
聖マリアンナ医科大学整形外科 清水弘之病院教授より「成
推進を目的としたプレスセミナーを5月21日,東京(主催:
長期から考える骨粗鬆症の予防 ─母娘の骨量は遺伝する
骨粗鬆症財団,会場:女性のための統合クリニック「イーク
〜3,000人のデータより─」,イーク表参道 渡邉多代院長
表参道」
)で開催した。テーマは「40歳以上の女性の約4分
より「女性にとっての検診の意味は?─健康診断では骨量
の1が骨粗鬆症! ─健康診断では骨量測定を受診して─」
測定を受診して─」と題した講演が行われた。
であり,報道関連の10企業・団体が参加し,そのうち3割
最後に,末廣事務局長より本キャンペーンの支援企業
は女性誌を発行する企業であった。
の紹介,今年度キャンペーン活動内容の紹介,WODの普
講演に先立ち,江澤郁子 骨粗鬆症財団副理事長が挨拶
及を改めて参加者にお願いして,セミナーを締めくくった。
を行い,
「骨は子供の時からの積み重ねが大切であり,メ
今回特筆すべきは,開催の模様が NHK「BSニュース」
ディアの方には今日のセミナーで得た知識や,毎年10月
およびネットニュース「NEWSウェブ」で取り上げられ,
20日はWOD(世界骨粗鬆症デー)であることなどをぜひ
メディアを介した成長期か
らの骨粗鬆症の予防や骨量
測定の意義の啓発に繋がっ
たことである。
会場の「イーク表参道」
江澤郁子副理事長と清水弘之教授
渡邉多代院長
当財団主催の「DXA講習会」の内容をまとめた単行本を刊行
当財団では,平成22年度厚労省「老人保健健康増進等事業」の一環として,医師
・放射線技師らを対象としたアンケート調査の結果に基づき,DXAを用いた正しい
検査技術の向上を目的とした「精度よくDXAで骨量測定するための講習会」を,平成
23年〜25年5月までに全国主要都市7カ所で計8回にわたって開催し,その受講者
は述べ741人に達した。
当財団では,本講習会の内容についてまとめた単行本を企画し,講師である川崎
医療短期大学 友光達志准教授および川崎医科大学 曽根照喜教授が原稿を執筆し,川
崎医科大学 福永仁夫学長が監修した「図説DXAによる骨量測定 ─腰椎と大腿骨近位
部─」を3月に出版した(販売:ライフサイエンス出版)
。
本書は,DXAの測定原理,測定精度など精度管理のために必要な項目を網羅した
「基礎編」
,実際の検査手順,再スキャン・再解析例と訂正方法などを提示した「測定
技術編」
,骨粗鬆症の基本的な知識をまとめた「骨粗鬆症の診断と治療」編から成り,
各編とも写真や図を多く使い,分かりやすく説明している。DXAによる骨量測定に携
わる関係者にとってすぐに役立つ単行本である。
単行本「DXAによる骨量測定」表紙
2
第 59 回 骨粗鬆症財団教育ゼミナール講演要旨 (2012. 11. 9)
とがあり,診断は時に困難である。不顕性の甲状腺疾患を見のがさな
内分泌疾患と続発性骨粗鬆症の実際
藤田保健衛生大学医学部内分泌・代謝内科
いために,特に初診時ALP高値例では甲状腺刺激ホルモン(TSH)測
定が有用と考えられる。
鈴木 敦詞
他にも,ステロイドの影響,成長ホルモン低下,慢性低ナトリウム
血症,慢性腎臓病(CKD)などが続発性骨粗鬆症の原因となる。日常
診療で続発性骨粗鬆症を見落とさないためには,患者の自己申告だけ
原発性副甲状腺機能亢進症
副甲状腺の腫瘍化などでカルシウム感知受容体が機能不全を起こし
でなく,初診時の検査で幅広い視野でスクリーニングを行い,非外傷
てPTHが過剰分泌されると,血中カルシウム濃度が上昇して高カル
性骨折の原因を探る必要がある。
シウム血症となるが,骨吸収は亢進し骨量が減少する。通常,骨折,
文 献
1)Khan AA, Bilezikian JP, Potts JT Jr; Guest Editors for the Third International
Workshop on Asymptomatic Primary Hyperparathyroidism. The diagnosis and
management of asymptomatic primary hyperpara- thyroidism revisited. J Clin
Endocrinol Metab 2009;94:333-4.
尿路結石,高カルシウム血症に起因する胃酸分泌過多による消化性潰
瘍発症が診断の契機となるが,無症候性(化学型)副甲状腺機能亢進
症も増加しており,NIHが提唱する治療指針(表1)1)が参考となる。
非手術例については,一般には骨吸収抑制薬により治療を行う。
表1 無症候性副甲状腺機能亢進症の治療指針
甲状腺中毒症による骨量減少
無症候性副甲状腺機能亢進症の
手術ガイドライン
項 目
値
血清カルシウム値
上限+1.0 mg/dL超
クレアチニンクリアランス 60 mL/min未満
T score<−2.5SD
骨塩量
バセドウ病をはじめとした甲状腺機能亢進症は,甲状腺中毒症によ
る骨量減少を呈する代表的甲状腺疾患である。甲状腺ホルモンの分泌
が亢進すると骨形成促進作用と骨吸収亢進作用のバランスが崩れて骨
吸収優位となり,骨でのカルシウム出納が全体として負に傾く。なお,
and/or
病的既発骨折あり
バセドウ病は若年者では明らかな症状を呈するが,高齢者では中毒症
状が乏しいapathetic Basedow(“静かな”バセドウ病)の状態となるこ
年齢
50歳未満
表1 原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版,日本骨代謝学会・
日本骨粗鬆症学会)
原発性骨粗鬆症の診断基準:
2012 年度改訂の経緯とその内容
川崎医科大学放射線医学(核医学)
無症候性副甲状腺機能亢進症の
非手術例フォローアップ項目と頻度
項 目
頻度
血清カルシウム値
年1回
血清クレアチニン
年1回
骨塩量
1∼2年ごと
低骨量をきたす骨粗鬆症以外の疾患または続発性骨粗鬆症を認めず,
骨評価の結
果が下記の条件を満たす場合,
原発性骨粗鬆症と診断する。
曽根 照喜
Ⅰ.脆弱性骨折(注1)あり
1.
椎体骨折(注2)または大腿骨近位部骨折あり
原発性骨粗鬆症の診断基準2012年度改訂版が発表された。発表
骨密度(注4)がYAMの80%未満
2.
その他の脆弱性骨折(注3)があり,
までの経緯としては,2011年7月に日本骨代謝学会と日本骨粗鬆症
Ⅱ.脆弱性骨折なし
学会が合同で「原発性骨粗鬆症診断基準改訂検討委員会」を立ち上
骨密度(注4)がYAMの70%以下または−2.5SD以下
げ,4回にわたって討議を行い改訂案を作成した。両学会の評議員
YAM:若年成人平均値
(腰椎では20∼44歳,
大腿骨近位部では20∼29歳)
から意見を募って修正を行い,2012年9月に新潟で行われた第14
注1
軽微な外力によって発生した非外傷性骨折。軽微な外力とは,
立った姿勢から
の転倒か,
それ以下の外力をさす。
注2 形態椎体骨折のうち,
3分の2は無症候性であることに留意するとともに,
鑑別
診断の観点からも脊椎X線像を確認することが望ましい。
注3 その他の脆弱性骨折:軽微な外力によって発生した非外傷性骨折で,
骨折部
位は肋骨,
骨盤(恥骨,
坐骨,
仙骨を含む),
上腕骨近位部,
橈骨遠位端,
下腿
回日本骨粗鬆症学会のシンポジウムで最終案が呈示された。今回
の改訂では,①2000年の改訂以降に得られた新たな知見を反映し,
②WHOやISCDなどの診断基準との整合性を図り,さらに ③治療
適応となる患者が確実に骨粗鬆症と診断され適切な治療を受けら
れるようにすることを目的とした。
「原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)
」
(表1)の特徴を
注4
以下にまとめる。①骨粗鬆症ガイドラインにも則して既存骨折の
種類による分類を追加,②骨密度の評価部位を「腰椎または大腿
骨近位部」として,特に大腿骨近位部の重要性を強調,③国際基
準に合わせ腰椎骨密度の評価部位にL1 〜 L4を追加,④大腿骨近位
部をはじめとする骨密度基準値を見直した,⑤鑑別診断では有用
としつつ定量性や客観性に乏しい椎体エックス線像による骨粗鬆
化の判定を削除,⑥骨量減少の定義を国際的定義に合わせて変更,
骨。
骨密度は原則として腰椎または大腿骨近位部骨密度とする。また,
複数部位で
測定した場合にはより低い%値またはSD値を採用することとする。腰椎におい
てはL1∼L4またはL2∼L4を基準値とする。ただし,
高齢者において,
脊椎変形
などのために腰椎骨密度の測定が困難な場合には大腿骨近位部骨密度とす
る。大腿骨近位部骨密度には頸部またはtotal hip
(total proximal femur)
を
用いる。これらの測定が困難な場合は橈骨,
第二中手骨の骨密度とするが,
こ
の場合は%のみ使用する。診断基準の原本表3に日本人女性における骨密度
のカットオフ値を示す。
付記 骨量減少
(骨減少)
[ low bone mass
(osteopenia)
:骨密度が −2.5SDより
大きく −1.0SD未満の場合を骨量減少とする。
⑦重症骨粗鬆症について国内外のエビデンスを記載したことなど
である。このような改訂によって,臨床現場に即した使いやすい
(J Bone Miner Metab (2013) 31, (DOI 10.1007/s00774-013-0447-8), Osteoporosis Jpn
2013:21;9-21 より引用改変)
診断基準になったといえよう。骨粗鬆症の予防と治療のために,
新しい診断基準の活用が望まれるところである。
3
平成 25 年度骨粗鬆症財団事業計画
(1)普及・啓発事業
(聖マリアンナ医科大学,清水弘之先生)の支援継続
イ)骨粗鬆症に関する資材・資料の作成
・一般啓発資材作成
(2)研究助成事業
①運動:年代に応じた無理のない運動の奨励
イ)第22回骨粗鬆症財団研究助成(研究期間:平成26年4月〜平成27年3月)
②栄養:カルシウム+ビタミンD+ビタミンK
・指定課題1題,一般課題5題の選定(300万円・80万円)
(骨量測定拡大キャンペーンの一種)
・リーフレット「骨量測定の意義(仮)
」
・募集:平成25年10〜11月
保健所等で利用できる節目健診受診者増に向けての資材
ロ)第10回リリー研究助成プログラム(研究期間:平成26年1月〜12月)
・骨粗鬆症治療薬一覧(下敷き)
・10題の選定(80万円)
・ポスター「2013世界骨粗鬆症デー」
・募集:平成25年7〜8月
・骨量測定装置設置先名簿(2012年12月現在)
ハ)第7回旭化成研究助成プログラム(研究期間:平成26年4月〜平成27年3
ロ)財団ホームページの刷新・内容充実
月)
・コンテンツ全体の見直し
・8題の選定(50万円)
・財団活動状況の紹介を増やす(開催講演会・イベント,各骨を守る会,
・募集:平成25年9〜10月
IOF関連 など)
・FAQの見直し(内容改訂,追加・削除など)
(3)調査・研究事業
・病医院掲載先の見直し(新規,掲載中止の確認)
イ)国庫補助金研究事業
・Q&Aの対応継続
・平成25年度 厚生労働省老健局「老人保健健康増進等事業」への申請
ハ)財団主催・後援によるフォーラムの実施
・テーマ:高齢者における大腿骨近位部骨折予防のための新規スクリー
・第2回市民公開講座の開催(平成25年10月19日[土])
ニングシステムの構築
®
・
「骨量測定拡大キャンペーン2013」の実施
ロ)FRAX の評価・検証事業
®
第2回メディアセミナーの実施
・WHOが推進しているFRAX (Fracture Risk Assessment Tool)の日本
秦万里子(ピアニスト)コンサート(市民公開講座との連携)
への適応検証(アンケート結果による資材作成など)
全国自治体健康推進課対象のアンケート(担当者向け骨量測定啓発
ハ)骨粗鬆症治療薬の服用に関するアンケート調査
勉強会の実施に向けて)
「HAPPINESS−J Study」平成24年12月〜平成26年11月:2年継続事業
・
「世界骨粗鬆症デー」街頭大型ビジョン(Hot Vision銀座)で啓発映像の
調査依頼医療機関:目標10,000例,2,000施設
放映
ポスターと同じテーマにて10月に放映(1ヵ月間)
(4)情報収集&ロビー活動
映像はホームページにも掲載
イ)IOFとの情報交換&連携強化
・地域骨を守る会の支援・連携の拡大 ① Business Meeting/ESCEO13−IOF:European Congress on Osteoporo第3回「全国骨を守る会連合会」の開催
sis and Osteoarthritis(ローマ,2013年4月)
,折茂理事長らが出席
・財団後援イベント
② IOF Asia-Pacific Regional Meeting(香港,2013年12月12〜15日)への
「骨ケアサミット座談会」
,
「骨げんき!寝たきり防止キャンペーン」など
出展
・財団役員・評議員による一般市民に対する啓発講演会の開催
③ Patient Society(ヘルシンキ,2013年5月31日〜6月2日)へ鈴木敦詞
「健康博覧会」をはじめ,
「骨と関節の日」
「骨の健康づくりセミナー」など
准教授参加
ニ) 財団ニュースの発行 ロ)行政情報収集&ロビー活動
・年2回発行(6月,12月)
・健康局生活習慣病対策室の実施する骨粗鬆症検診事業への協力
ホ) 教育ゼミナールの開催 ハ)健康日本21推進全国連絡協議会との情報交換
・年2回開催(次回第60回:7月26日(金)・AP東京八重洲通り,第61
ニ)関連学会との情報交換・連携強化
回:11月予定)
・講演記録集の発行(第59回,第60回)
,日本骨粗鬆症学会での配布
骨折予防と健康長寿をテーマにした市民公開講座を今秋開催
へ)骨量測定法講習会の開催
・
「精度よくDXAで骨量測定するための講習会」
(第8回〜)
骨粗鬆症財団では,第 2回市民公
25年度:東京,大阪,福岡,高松,名古屋などで5回開催予定
開講座「ご存知ですか?骨の健康」
単行本「図説 DXAによる骨量測定 腰椎と大腿骨近位部」の全国への
を 10月 19日(土),東京都練馬区
普及
で開催する。骨粗鬆症の専門医に
・ISCD/IOFトレーニングコーステキスト翻訳,活用(日本骨粗鬆症学
よる講演を中心に,骨量測定や演
会と協力)
奏家によるアトラクションを予定
ト)女子中高生と母親の啓発活動
している(事前申込み制)
。
「成長期にある子供とその母親の骨密度強化啓発と親子の相関性調査」
第 21 回(平成 25 年度)財団研究助成金交付について
1.選考委員:遠藤直人,岸本英彰,五來逸雄,杉本利嗣,三木隆己,米田俊之
2.選考方法:上記6名の選考委員によるブラインド審査で,下記4項目の各委員の評価(各5点,合計20点満点)の合計点により選出
(1)独創性・新規性 (2)将来性・発展性 (3)遂行可能性 (4)骨粗鬆症研究への貢献性
課 題 一 般
所 属 氏 名
歯科用X線写真における下顎骨海綿骨および皮質骨の統合視覚評価における骨粗鬆症患
者および骨折リスク患者スクリーニング法の開発
松本歯科大学歯学部 歯科放射線学講座
田口 明
ステロイド大量療法下における骨折リスクの評価と予防戦略の確立
神戸大学医学部附属病院 免疫内科
蔭山 豪一
骨粗鬆症性椎体骨折に対する経皮的バルーン椎体形成術(Balloon Kyphoplasty:BKP)施
行後の隣接椎体骨折予防法の検討(有限要素法を用いて)
千葉市立青葉病院 整形外科
萬納寺 誓人
亜鉛イオンのシグナルによる骨密度制御機構の解明
─病原性亜鉛トランスポーターZIP13 G64D の解析─
理化学研究所 横浜研究所免疫アレルギー科学総合
研究センター
深田 俊幸
ゾレドロネート反復投与による創傷治癒遅延の予防,治療法に関する研究
神戸大学大学院医学研究科外科系講座 口腔外科学
分野
古森 孝英
4
© Life Science Publishing Co., Ltd.
2013