せっさ託麻 No.10

せっさ託 麻
託 麻 中 学 校
学 校 便 り
6月21日発行
NO、10
そして、4ヶ月前に惨敗したその相手を3-0でやぶる
という大番くるわせを起こしたのです。負け知らずの連戦
連勝だったその強豪チームは、「まさか…。」という雰囲
いよいよ運動部は市中体連大会、文化部ではそれぞれ 気でした。いや、ベンチで試合を見ていた私も「まさか」
のコンクール、コンテストがやってきます。
と思ってしまったのです。
私の部活動(サッカー)での忘れられないエピソードの
試合後の彼らは口々に「先生の言ったとおりでした」
中から、1つ紹介します。
と晴れやかな顔をして言いました。あのときの私の負け
惜しみのような言葉を、彼らはまるごと信じて戦っていた
わがチームは、ある強豪チームと対戦しました。相手が のです。
圧倒的に強くて、0-6で負けていました。
「先生、おめでとうございます。」と、優勝カップを渡さ
試合も終わりに近づき、後半ロスタイム。それでもあきらめ
れました。その日は偶然にも私の誕生日でした。
ないでボールを追いかけ続け、どうにか我がチームは1点
その勝利は、とてもすてきなバースデー・プレゼントに
をとりました。勝敗とは全く関係のない1点でした。1-6で
なりました。何かを信じて戦うことが大きな力となるという
試合は終わりました。
ことを、私は彼らから教えてもらったのです。
うなだれてベンチに帰ってきた選手たちに、私はこんな
戦いに挑む皆さん。君たちにも何か信じるべきものが
話をしました。
きっとあるはずです。
「お前たち1点取れたじゃないか。0と1はぜんぜん違うぞ。 これまでの苦しかった練習の日々、
1点は2回同じことができれば2点になる。3回やれば3点
一緒にがんばってきた仲間との絆、
になる。0は何倍しても0。0点は何回やっても0点だ。お前 あのときの先生や保護者の言葉、
たちが最後にもぎ取ったあの1点は、次につながる可能性 うまくできたり、壁を乗り越えたりした経験…、
の1点なんだぞ。」
その信じるべきものをしっかりと心に持って、
(負け惜しみのような、説得力のない話だな…)と、話しな 正々堂々と戦ってきてください。
がら私は心の中で思っていました。
がんばれ託麻中。それぞれの部の健闘を祈ります。
勝ったなら、静かに帰って来い。
それから4ヶ月後のことでした。1-6で負けたその相
負けたなら、胸を張って帰って来い。
手と、小さな大会の決勝で再戦することになりました。
信じるべきもの
PTA活動がありました。
行事などでがんばっています。
6月16日(日)にPTAの緑化委員の方々が花の苗植え 〇6月18日は、教育委員会の学校訪問
活動に取り組まれました。また、同じ日にパワーズの皆さん
でした。授業や給食の様子を参観いた
は学校外周の樹木剪定作業に取り組まれました。
だきました。あいさつの様子や授業に積
緑化活動もパワーズも例年よりも多くの方々が参加さ
極的に取り組む姿勢をとてもほめていた
れ、また今年はパワーズOBの方も多く参加いただきまし
だきました。
た。真夏を思わせる暑い日でしたが、おかげで学校が一 〇6月19日は、2年生のナイストライに向け
段ときれいになりました。
た「マナー講座」がありました。インストラク
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
ターの吉田さんを講師に招き、礼やあい
さつの仕方を繰り返し練習しました。
← パワーズ
7月10日からの本番に向けて、より意識を
高めることができました。
樹木剪定
〇6月20日は、ジュニア・ヘルパーの発足
作業の様子
会でした。今年は38人の生徒がジュニア・
ヘルパーに申し込んでくれました。
これからグループに分かれてお年寄りの
お宅訪問などの活動に取り組んでいき
ます。
ジュニア・ヘルパーの皆さんの元気と明るさをお年寄りの方々に届
けましょう。
緑化 委員会
花植え作業の
様子→
いいことが起こったから笑顔になるのではない。
笑顔だからいいことが起きる 中井 俊已