平 成 2 6 年 度 シ ラ バ ス (芸 術 ) 学番5 新潟県立新潟西高等学校 教 科( 科 目 ) 芸 術( 書 道 Ⅰ ) 単 位 数 2単位 学年(コース) 1学年普通科・学励コース 使用教科書 書道Ⅰ(東京書籍) 副教材等 1 .学 習 目 標 ・書の基本となる用筆法・書体・書風を学び、様々な表現技能を身に付ける。 ・漢字かな交じりの言葉や詩文などを、主体的、創造的に書表現する。 ・書作品の制作を通して、書道に親しみ、表現することの楽しさを体得する。 2 .指 導 の 重 点 ・手本(古典)を習う臨書学習を通して、観る力、表現する技術(技法)を身に付けさせる。 ・作品制作を通して、自ら考え、工夫し主体的に取り組む姿勢を身に付けるさせる。 ・書活動と書道の幅広い活動を通して、自ら表現し、発信してゆく力を身につけさせる。 3 .学 習 計 画 月 学習項目 主 要 学 習 領 域 ・ 学 習 活 動 ( 指 導 内 容 )・ 教 材 時間 評価方法 4 1 、 授 業 オ リ エ ン テ ー シ ョ ・「 書 道 」 の 授 業 に つ い て 進 め 方 、 心 構 え 、 用 2 ン 具・用材等の説明 2、楷書の学習① ・用筆法の学習 5 ・臨書の学習 ・書風の違いの理解 6 ①②③④ ・古典の臨書 6 (九成宮禮泉銘、孔子廟堂碑、造像記、 建中告身帖、鄭文公下碑、雁塔聖教序等) 7 3、楷書の学習② ・用筆法の違いを生かした作品制作 4 ・倣書の学習 ・倣書から創作へ ② ③ 4、文化祭作品制作 ・楷書での作品制作(文字は自由選択) 4 ② ③ ・1学期末の倣書学習を生かす 5、篆刻 ・姓名印の制作 白文印(八分印) 6 ① ③ 8 7、行書の学習 ・行書における用筆法・書風の違いの学習 ・筆脈の貫通による運筆のリズムの学習 9 ・古典の臨書 (蘭亭叙、争座位稿、李嶠詩) 8、漢字仮名交じり書の学 ・漢字と平仮名の調和による表現 10 習 ・色々な全体構成の学習 9、生活の中の書 ・刻字作品制作(漢字または漢字仮名まじり書 11 刻字の学習 による) ①②③④ 8 8 ①②③④ ①②③④ 10 12 10 、 仮 名 の 学 習 1 2 11 、 仮 名 の 構 成 の 学 習 3 12 、 実 用 書 道 ・平仮名の成り立ち ・平仮名の特徴(流動美)の学習 ~単体から連綿へ~ ・散らし書きの基本 ・文字の配置、全体のまとめ方 ・色紙作品制作 ・日常生活の中の書 表書き、手紙、はがきなど ①③④ 5 7 ①③④ 4 ①②④ 計 64 4 .課 題 ・ 提 出 物 等 ・単元や時間ごとに課題を提出します。 5 .評 価 規 準 と 評 価 方 法 評価は次の観点から行います (① 書 へ の (② 書 表 現 の 構 想 (③創造的な書表現 (④鑑賞の能力) 関 心 ・意 欲 ・態 度 ) と工夫) の技能) ・様々な書の美に関心 ・参考とする古典の魅 ・創造的な書表現をする ・様々な書の表現と鑑賞の を 持 ち 、 主 体 的 ・ 意 力 を 感 じ 取 り 、 自 ら た め に 、古 典 を 活 用 し 、 関 連 性 を 考 察 し な が ら 、 書 欲 的 に 表 現 活 動 に 取 の 意 図 に 基 づ い て 構 線質や表現の特徴を生 の美について創造的に味わ り組もうとしている。 想 し 、 表 現 を 工 夫 し か し た 表 現 の 技 能 を 身 っている。 ・ 書 表 現 に 関 心 を 持 ている。 に付け表している。 ち、主体的・意欲的 に書表現の効果を感 じ取ろうとしている。 上記観点のもとに提出物、作品の評価を中心とし、授業態度、出席状況を加味した上で総合的に評 価します。 6 .担 当 者 か ら の 一 言 高 校 で 学 習 す る 「 書 道 」 は 、 今 ま で 学 習 し て き た い わ ゆ る 「 習 字 」 と は 違 い ま す 。「 字 が 下 手 だ か ら」とか「きれいに書けないから」と言った苦手意識を持つことなく、積極的に取り組むことで、そ れぞれの個性を生かして楽しく学習することができます。 また、自分にしかできない作品作りを通して達成感や充実感を得ることができます。
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