２０１２年８月号塾長の徒然草第１５７話 ∼大津の事件について思う∼ ★典和ホームページ★ http://www6.ocn.ne.jp/ tenwa/ 典和進学ゼミナール塾長塚本典雄昨年の１０月、滋賀県大津市の中学生が自殺をしました。原因はイジメと見られています(私もそう思います)が学校や教育委員会は当初その事実をかくし、その後世論の批判をあびて「いじめはあったが自殺との因果関係はわからない」とのコメントを出しました。さらなる世論の攻撃により沢村教育長は「いじめと自殺は関係があったと思われるがそれだけではない。家庭環境もあったと思われる」と。どうしても「いじめによる自殺」を認めようとしないのです。またこの中学校は２００９年∼２０１０年の間道徳教育実践研究事業推進校に指定され今でもウェブ上にいじめはしない、させない、見逃さない、許さないとうたっているのです。まさに「ふざけるな！！」と言わざるを得ません。さらに私が断じて許せないのは、いじめを行った３人の少年たち(そしてその保護者)です。「いじめはやっていない。悪ふざけの範囲だ」と言っているのです。手足をハチマキでしばり、暴行を加えたり、死んだハチを食べさせたり、自殺の練習をさせたり、あげくの果ては銀行からお金を落ろさせたり、一体どこが悪ふざけなのでしょう。もはや犯罪です。いじめを認めないのは、弁護士が裁判で戦うための戦略なのかもしれませんが一刻もはやく罪を認め謝罪してほしいものです。この事件はマスコミに何度も取り上げられているので、皆さんの多くが知っていると思います。皆さんはどう感じていますか。まさか皆さんの中でいじめをやっている人はいませんよね。いたらすぐにやめてください。いじめはやる方が１００％悪いのですぞ！！「いじめはされる側にも原因がある」という意見もありますが、だからといっていじめても良いわけではないのです。いじめはどんな場合でも決してやってはいけないのです。皆が皆、正義の心と優しい思いやりの気持ち、そして少しの勇気をもてればいじめなんてなくなります。誰もがお互い仲良く信頼しあい笑顔で楽しく毎日をすごせるようにしたいものですね。【今月のクイズコーナー】今月の問題灘中シリーズ第１４３弾！２地点Ａ，Ｂ間の距離は５２ｋｍである。はじめ４人はタクシーで、４人は徒歩で、同時に地点Ａを出発し、地点Ｂに向かう。タクシーの４人は途中の地点Ｃで車をおりて徒歩で地点Ｂに向かう。タクシーは地点Ｃから、来た道をひきかえして徒歩の４人をむかえに行き、出会った地点でタクシーに乗せてふたたび地点Ｂに向かい、８人同時に地点Ｂに到着した。徒歩は毎時４ｋｍ、タクシーは毎時４０ｋｍの速さとすると、地点Ａを出発し、地点Ｂに到着するまでの所要時間は時間分である。先月号の解答と正解者先月号のクイズの答えは、７８でした。正解者はいませんでした。皆さんも是非チャレンジして下さいね(＾＾)v