渋川市立渋川北小学校 第 7 号 平 成 27 年 7 月 9 日 http://www.shibukawa-kita-e.ed.jp 2011年(平成23年)、大津市の中学校2年生の自殺に端を発した「いじめ問題」は、その後も 同様の事件が報道されるなど、大きな社会問題となりました。つい先日も岩手県で中学校2年生がい じめを苦に自殺したという報道もなされています。 こうした悲劇を繰り返さないために、現在、群馬県では「オール群馬いじめ防止の取組」を展開し、 児童生徒の自主的ないじめ防止活動を実践しており、本校でも、渋川北中地区の2校と協力し取組を 進めるとともに、人権教育の一環として「なかよしアンケート」を実施し、児童の現状を把握すると ともに、「自分が大切であるよう、他の人も大切である」ことを理解し実践できるよう、取組に生かし ているところです。6月に実施した「なかよしアンケート」では、「学校(がっこう)で、いやなこと をされたり、いわれたりしたことはありますか。」という質問に対し次のような回答結果となりました。 これを見ると、低学年では、「な 0% 20% 40% 60% 80% 100% んども」と「ときどき」を合わせ 数字は人数 1年生 7 17 38 0 るとかなり多くの子どもたちが嫌 なんども 2年生 18 29 17 1 な思いをしていることが分かりま ときどき 3年生 1 7 72 2 す。子どもたちの発達段階から見 ない 4年生 2 8 49 0 ても、まだ、自分中心で、相手の 無回答 5年生 1 5 気持ちを考えず、軽い気持ちで相 64 0 手が傷つくようなことを言ったり 6年生 1 1 65 0 したりしてしまうのだと思います。 高学年になると、人数的にはぐっと少なくなりますが、場合によっては、陰湿な物隠しや陰でこそこ そ悪口を言ったりするなど、看過できない状況も発生しています。 子どもたちは、学習の成績や運動の能力、自分の性格や容姿、家庭環境等、多くの悩みとともに日 々を過ごしていることと思います。そうした中で、少しのことで落ち込んだり、または、ストレスを 発散させるために友だちをからかったりすることが発生し、それがもとでいじめに発展することもあ ります。文部科学省の定義よれば、いじめとは、「一定の人間関係にある者から、心理的・物理的な攻 撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とされており、また、いじめは「どの学校 にも、どの学級にも、どの子にも起こりうるもの」として、常にアンテナを高くしてその兆候を迅速 にとらえ、適切に対応していくことが何よりも必要です。 そこで、本校では、次のことに力を入れて取り組んでいきたいと考えます。 1.いじめを許さない学校・学級づくりを推進します いじめは、単にいじめを受けている子どもといじめている子どもという関係だけでとらえられませ ん。このことを踏まえ、いじめ問題を全ての子どもたちの問題としてとらえ下記について指導します。 ・教師の受容的・共感的態度により児童一人一人の良さが発揮され互いを認め合う学級を作ります。 ・教師の適切な指導の下に児童の自発的・主体的な活動を重視し、規律と活気ある集団を作ります。 ・道徳や学級活動を大切にし、思いやりや生命・人権を大切にする指導の充実に努めます。 ・「ウザイ」「キモイ」「死ね」など、人権意識に欠けた言葉をなくすよう指導します。 2.いじめの早期発見・早期解決に努めます ・日々の子どもたちとのふれあいや連絡帳やいじめアンケート等から子どもたちの気になる様子を 把握します。 ・校長・教頭・関係職員で構成する「いじめ防止対策委員会」の機能を充実させるとともに、スク ールカウンセラーや外部の関係機関とも連携し、早期解決を図ります。 詳しくは、各家庭にお配りする「渋川北小学校 いじめ防止基本方針」(本校webページにも掲載) をご覧ください。なお、どんな些細なことでも結構ですので、ご心配なことがあればご相談ください。 ~6年生尾瀬学校実施!~ 6月26日(金)、6年生が「尾瀬学校」に行ってき ました。「尾瀬学校」とは、群馬県が平成20年度から 実施している事業で、「群馬の子供達が一度は尾瀬を訪 れ、ガイドを伴った少人数のグループによる質の高い 自然体験を通して、身近な自然を守ることの大切さ、 ひいては地球の環境を守ることの大切さを学んでもら いたい、さらに、ふるさとを愛する心を育んでもらい たい」という願いのもとに実施している事業です。 5月22日には、当日ガイドしていただくNPO法 人「片品・山と森の学校」副代表の安類智仁氏による 事前学習を行いましたが、この日は、実際に尾瀬を訪れ、雄大な自然とともに自然を守る活動の実際 を現地に行って確認する場面がやってきたのです。 ほとんどの児童にとって初めての尾瀬です。天候は行ってみるまで分からない状況でしたが、午前 中は時折薄日も差すなど、多少ひんやりしたものの、歩くのにはちょうどよい天候でした。ところが、 午後からは、とうとう恐れていた雨が……。全員カッパを着ての雨中行軍となりましたが、それでも、 雄大な尾瀬の自然を満喫することができたのではないでしょうか。 安類さん他8名のガイドの皆さん方には、大変お世話になりました。ありがとうございました。 7月2日(木)午後、1学期末の授業参観・学級懇談会 が開催されました。5年生以外の各学年は、各学級ごと に計画した授業を公開するとともに、5年生では PTA 学 年部ともタイアップした親子行事が行われました。どの 学年も普段とは違った緊張感(5年生は和やかさ)のも と、充実した学習が展開されていたようです。 続いて行われた学級懇談会では、1学期間の学習や学 校生活の様子を報告するとともに、夏休みを迎えるのあたっての注意事項等の確認も行われました。 また、6年生では、11月に実施される修学旅行についての説明もいたしました。 一学期の成果と課題を確認しつつ、今後さらなる教育活動の充実につなげていけるとよいと思いま す。大変お世話になりました。ありがとうございました。 児童会&高学年児童が中心となって取り組んでいる「あ いさつ運動」。今年度も、月曜日・木曜日の朝実施してい ます。あいさつは、人と人とのふれあいの第一歩!「相手 より先に・相手の目を見て・元気よく」、あいさつできる といいですね! お願い! 本校周辺は、道が狭いうえに車の通りも多く、また、北門周辺は、通勤してく る職員・登校してくる児童・自家用車で送ってくる保護者の出入りなど、大変危険な状況です。 やむを得ず、自家用車で送って来るときには、「少し歩くことになっても、できるだけ広い場所で 子供を下ろし、学校周辺の道路及び学校敷地内での乗り降りは避ける」等、ご協力をいただけると 幸いです。よろしくお願いいたします。
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