社会福祉法人 おうみ福祉会 おうみ作業所

平成25年度助成団体のご紹介 しがぎん福祉基金
社会福祉法人 おうみ福祉会 おうみ作業所
近江八幡市加茂町3819-5 ☎0748-36-7860
﹁障がいの重い仲間たちを積極的に受け
み福祉会﹁おうみ作業所﹂は、
1987年
近江八幡市にある社会福祉法人おう
器の整備が急務となり、処理能力の高い
収する空き缶の量が多くなるに従って機
と語るのは、支 援 員の古 嶋 信 也さん。回
いて、地 域 ぐるみの事 業になっています ﹂
地 域 ぐるみで取 り 組 む
空 き 缶のリサイクル事 業
とめていこう﹂という理念のもとに設立さ
飲料缶高速圧縮機を導入した。﹁古い機
現 在 地に開 所した。現 在は生 活 介 護 事
得る知 的 障がい者 通 所 授 産 施 設として
らの助成を受けることができて本当に感
そんな時に今 回のしがぎん福 祉 基 金か
械は故障が多く、修理代も高額でした。
ふるし ま
れ、 年に知的障がいをもつ人が仕事を
業として、
空き缶のリサイクルやせんべい
謝しています。
利用者も職員も安心して
ることができるようになりました。空き
の収集所などでたくさんの空き缶を集め
﹁周辺の自治会の協力により 、各地区
して金属リサイクルの業者に納入する。
サイクル班は空き缶を選別、
機械で圧縮
でせんべいを販売するなど、
おうみ作業所
ちとの交流も深まっている。また、夏祭り
音楽会に招待されるなど、地域の子供た
作業所で体験実習を行い、逆に利用者が
隣 接 する岡 山 小 学 校では毎 年 児 童が
作業できるようになりました﹂
製造など4つの班に分かれて 名の利用
高速圧縮機の導入で缶つぶし作業も快適に
は地域の行事に積極的に参加してきた。
者が作 業に取 り 組んでいる。このうちリ
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缶を直接持ってきてくださる住民の方も
地域との関わりが増える一方で、
作業
所は運 営の厳しさや保 護 者の高 齢 化な
ど、利 用 者の生 活 問 題に直 面している。
﹁ 今 後 利 用を希 望 する仲 間をどう 受け
しん し
入れるか、施設をどのように充実させる
かを真摯に考えなければなりません﹂
と
古 嶋さん。課 題に向 き 合いながら、地 域
に開かれた施 設として更なる発 展が期
待されている。
17 2014 Spring
「社会福祉法人しがぎん福祉基金」は、滋賀銀行創立50周年を記念し、地域福祉の向上を願って昭和59年8月に設立。
助成を滋賀県内に限定した全国でもユニークな基金で、県内の福祉事業に対して幅広い助成を行っています。
し がぎ ん 福 祉 基 金
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