BCG接種のお知らせ(説明書) 杉並区 結核はかなり減少しましたが、いまだ2万5千人前後の患者が毎年発生しており、大人から子ども へ感染することも少なくありません。また、結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことができま せんので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。 乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になること があり、重い後遺症を残すこともあります。BCG接種をうけることによって、結核性髄膜炎や粟粒 結核など乳幼児の結核の重症化を予防できます。 *平成 25 年 4 月から、法に基づく接種対象年齢は「1歳になるまで」と改正されました。 また、留意事項として生後5か月~生後8か月を標準的な接種期間とするが、地域の固有の事 情を勘案する必要がある場合はこの限りではない、旨が示されました。 4月以降は、1歳を過ぎると医療機関での任意接種(有料)になりますのでご注意ください。 ただし、長期にわたり療養を必要とする疾病にかかったこと等により、1歳となるまでに接種 ができなかった時は特例となる場合がありますので、杉並保健所保健予防課にご相談ください。 例)1 月 1 日生まれのお子さんは、12 月 31 日で生後1歳に達するため、その日までが対象 期間となり以降は任意接種になります。 杉並区では『乳児(4 か月児)健康診査』の診察日にBCGを接種しています。 『BCG予診票』に必要事項を記入して、指定されたBCG接種日に『母子健康手帳』と 一緒にお持ちください。 BCG接種をお受けになる前に ① ② ③ ④ ⑤ 以下の注意を守って、安全に予防接種を受けましょう。 このお知らせをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。 受ける前日は入浴(又はシャワー)をさせ、体を清潔にしましょう。 当日は、朝からお子さんの状態をよく観察し、普段と変わりがないか確認しましょう。 接種を受けるお子さんの日頃の状態をよく知っている保護者の方が連れて行きましょう。 当日は、接種予定部位(上腕)に軟こうを塗らないでください。 (前日までは可) BCG接種について BCGの接種方法は管針法といってスタンプ方式で上腕の 2 ヶ所に押しつけて接種します。接種し たところは、自然に乾燥させます。 接種後数日は、何の反応もみられませんが 3~4 週間位すると接種局所に赤いポツポツができ、やが て一部に小さくうみをもったりします。約 6 週目位に最も反応が強くなりますが、かさぶたをつくり 3 ヶ月位で自然になおります。これは異常反応ではありません。しかし、接種後 10 日以内に接種部位 が赤く腫れたり、しこりができる場合はこれを「コッホ現象」といい、結核に感染していた可能性が あるので接種した保健センターにご相談ください。 BCGワクチンは牛型結核菌を弱めた「生ワクチン」です。 「生ワクチン」は生きた病原体の毒性を 弱めたもので、その病気にかかったのに近い免疫をつくろうとするものです。十分な免疫が獲得され るのに接種後約 1 か月が必要です。 BCG接種を受けられない場合 ① 接種会場で測った体温が 37.5℃を超え、明らかに発熱している時。 ② 急性の重篤な病気の治療中で薬を飲む必要がある時。 ③ BCGの成分でアナフィラキシー起こしたことが明らかな方。 (アナフィラキシーとは急性の過敏反応で、通常接種後 30 分以内に全身性のじんましんや吐き 気、血圧低下や呼吸困難などのはげしい全身反応のことです) ④ 免疫機能に異常がある病気の場合や免疫機能が低下するような治療を受けている場合。 ⑤ 皮膚に外傷や湿疹等がある時には、見合わせる場合があります。 (裏面もお読みください。 ) BCG接種を受けた後の注意事項 ① 接種直後は、衣類等が触れないように乾かします。10 分位で乾きます。 ② 接種を受けた当日も、入浴は差し支えありません。 ③ 注射したところを、もんだり、こすったり、ひっかいたりしないでください。 ④ 接種後 2~3 週間は副反応の出現に注意しましょう。 接種後 30 分以内にアナファイラキシー(全身性の強い過敏反応)を起こす場合がありますので、 お子さんの状態を観察しましょう。その他の副反応としては、接種をした側のわきの下のリンパ節 がまれにはれることがあります。通常放置して様子をみてかまいませんが、時に化膿して自然にや ぶれてうみがでることがあります。その場合は接種した保健センターに相談してください。医療機 関での治療が必要になったり、生活に支障がでるような障害を残す等の健康被害が生じた場合で、 BCG による副反応と認定された場合は、予防接種法に基づく健康被害救済の対象となります。 次のお子さんは、BCG接種の前に主治医とよく相談した上で接種してください ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などで治療を受けている。 未熟児で生まれ、継続して受診している。 薬の服用で発疹がでたり、体に異常をきたしたことがある。 今までに“けいれん”を起こしたことがある。 免疫の異常を指摘されたことがある、または、家族に先天性免疫不全症の患者がいる。 以前に受けた予防接種で 2 日以内に発熱がみられた、又は全身性発疹等のアレルギーを疑う症 状を呈したことがある。 ⑦ 過去に結核患者と長期に接触したことがある、または、結核感染の疑いがある。 *その他、お子さんの健康状態に不安のある時は、 『乳児(4 か月児)健康診査』の際に医師 にご相談下さい。 BCGと他の予防接種の間隔について *予防接種はその効果と安全性のために下記の期間をあけることになっています。 生ワクチン 麻 し ん ・ 風 し ん B C G ( ロ タ ウ イ ル ス ) 間隔を 27 日以上 おく 生ワクチン 不活化ワクチン 不活化ワクチン 三 種 混 合 、 日 本 脳 炎 四種混合 、不活化ポリオ 間隔を 6 日以上 おく 肺炎球菌、Hib 、(B 型肝炎) 生ワクチン 不活化ワクチン ( )内の予防接種は、法によらない予防接種(任意の予防接種)です。 *結核は胸部エックス線検査によって早期発見が可能な病気です。ご家族の方でせきやたんが 2 週間以上続く方がいる場合は、医療機関を受診し、胸部エックス線検査を受けることをお勧 めします。 荻 窪保健センター ℡3391-0015 高井戸保健センター ℡3334-4304 高円寺保健センター ℡3311-0116 上井草保健センター ℡3394-1212 和 泉保健センター ℡3313-9331 杉 並 保 健 所 ℡3391-1025
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