よ う ぶ せきちゅうかんきょうさくしょう 腰部脊柱管狭窄症の手術説明書 患者 様 (男・女 才)の治療にあたり、同席者( 必要性等について以下のとおりご説明いたします。 図1 腰椎をうしろから見た図 図2 手術後の神経回復 )のもと、病状及び手術の 1. 現在の病名及び病状 病名:腰部脊柱管狭窄症(第 ∼ 腰椎・仙椎) 腰の部分で骨、スジ、椎間板、骨のずれ等によって足や膀胱に行く神経の通り道がせまくなる病気です。 そのため、足のしびれや痛みがあり、長く歩けなくなっています。また尿の回数が多くなったり、逆に出にくくな る事がある病気です 2. 手術の目的と必要性 足の痛みしびれを和らげて、歩行能力を改善することです。 3. 予定手術名と方法:椎弓切除術(第 ∼ 腰椎・仙椎) (図1) 腰の部分を縦に cm切開し、骨を削り、神経の通り道をひろげます 4. 手術予定日 20 予定時間;およそ 年 月 日 時 頃 時間 (手術室在室時間は約 100% 時間 です。) 5. 手術に伴う合併症と危険性 ・傷の痛み:坐薬(ボナフェック坐薬など)、注射薬(ソセゴンなど)で対処します。強い痛みは通常1週間程度で おさまります。 ・出血:通常200∼400ml程度の出血であり、その程度であれば輸血は必要ありません。 出血が中にたまると、神経を圧迫しますので、手術後1∼2日間は、たまった出血を外に出すチューブを入れて おきます。 ・神経:手術は専用の道具で慎重に行います。しかし、手術中、神経をおおっている膜(硬膜)が破れる事が 数%あり、中の液がもれるために頭痛吐き気、神経症状が起こることがます。その場合、手術中に膜を縫合修 復することで対処し、通常は問題となりません。その他の神経損傷は1%未満です。手術後の出血や、神経の 回復過程において、一時的に足の痛みしびれが悪化する場合がありますが、1ヶ月程度で回復します。 ・細菌感染:抗菌剤を、術直前(手術室で)∼術後3日間投与します。術後3日以上経過しても術創が良くならな い場合は抗菌剤を変更して追加投与したり、傷口を洗う手術を追加することがあります。 ・深部静脈血栓症・肺塞栓症:術中・術後に下肢の静脈のなかで血液が凝固し、それが肺に流れ込んで突然 に呼吸困難を起こします。足ゆび・足首の運動、フットポンプ、もしくは弾性ストッキングで予防します。 ・全身状態、内科合併症、予期せぬ急変(心臓、肺、脳) 残る症状 1~2年 手術 20 年 月 日 時 〒007-8505 札幌市東区伏古 10 条 2 丁目 15-1 Tel.代表(011)782-9111 勤医協中央病院 説明医師署名 同席医療者 無・有:署名 6. 手術後の経過及び予想される合併症 別紙入院治療計画書をご参照下さい 神経の回復には個人差があります。歩行や痛み、しびれの回復に時間がかかったり、腰痛、歩行障害、足のし びれ、膀胱症状等が残る場合もあります(図2)。ときに、狭窄が再発する場合があります。 同意書 勤医協中央病院 院長殿 □ はい、手術治療を選択します。 □ いいえ、手術治療は選択しません。 年 7. 手術前・中・後の輸血可能性(有・無)と副作用(別紙説明あり) 通常、輸血は必要としません 8. 麻酔の方法 予定麻酔:全身麻酔 手術前日に麻酔科に受診します。 9. その他(質問、要望事項、説明に用いた補助資料など 署名 月 日 時 (本人・代理人:続柄 ) 同席者署名 ・ 原則として患者さまご本人の同意が必要です。 ・ 患者さまご自身の同意が困難な場合(未成年者・意識不明・判断力がないなど)には代理の方にご同意を お願いします。
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