わたり病院医師支援 ニュース Ver.3

医療生協わたり病院
全国の仲間に支えられて…
わたり病院医師支援
ニュース Ver.3
「雪うさぎ」は、春を告げ、農民に種まきを知らせる「吾妻小富士」の雪形、「福島の春」を象徴します。
見えないストレスとたたかっていると感じます。本当にごくろうさまです。
唐川 真良先生(東京民医連・東葛病院)
福島に来られての印象はいかがですか
寒かったです。飯坂温泉に日帰り入浴で行ってきました。わたり病院は地域のなかで
じっくりやっている印象です。
支援への経緯をお聞かせください
東京民医連のなかで1カ月単位の支援要請という条件があって、東葛病院で受けること
になり私が支援に来ることになりました。先輩医師より東葛病院が以前倒産状態になっ
た時、わたり病院の医師、看護師から多大な支援をいただいたと言われましたので、そ
の「恩返し」にはならないと思いますが、その思いできました。
診療支援での感想をお聞かせ下さい
実は私は、東葛病院以外での診療は初めてでして戸惑いはありました。特に救急外来の流れが違い、慣
れるまで大変でした。東葛では救急外来では診断をつけ処置の指示を出して入院になりますが、わたり病
院では病棟に送ってからという流れです。東葛は救急依頼は断らないことを原則としてやってきましたの
で、わたり病院では医師体制もあり、要請の段階でことわることがありました。自身として初めて救急車
の受け入れを断る症例に当たりました。重症患者、緊急の対応が迫られる患者は病院の規模に関わらず来
ることなので、救急外来の難しさを再認識しました。電子カルテは看護師から間違いを指摘されたところ
は直しながら使っていました。入院患者で泌尿器科外来通院が必要なことがありました。また、当直で外
科緊急手術が必要で救急搬送としましたが、他院への紹介は負担に感じます。わたり病院自体は患者・家
族から信頼が厚いことを感じます。
研修医・医師研修についてはいかがでしたか
国井先生はマンツーマンで各指導医から教えてもらっていますが、カンファランスが少なく感じまし
た。わたり病院では主治医とチームの看護師のカンファランスはありますが、東葛で行っているケースカ
ンファランスが少ないと思います。主治医ではない医師も参加し『みんなで患者を診ている』全体参加の
カンファランスの開催は大事だと思います。
職員へメッセージをお願いします
見えないストレスとたたかっていること本当にごくろうさまです。
カンファランスの様子
( )
坂
総
合
病
院
の
先
生
方
右
<これからの支援予定>
年
始
か
ら
支
援
頂
い
た
阿南陽二先生1/4~1/7
盛口佳宏先生1/8~1/10
1/11~1/17 奥山道記医師(北海道
勤医協中央病院)
1/18~1/24 臺野
勤医協中央病院)
1/25~2/8
巧医師(北海道
草野超夫医師
医療生協わたり病院
(京都
京都民医連中央病院)
2015年1月15日
発行
No.21
〒960-8141
電話 024(521)2056
福島市渡利字中江町34
FAX 024(521)1979
http://watari-hp.jp/
これが「雪うさぎ」
左上が耳です。